風を待つ頃

音澤 煙管

風を待つ頃

風と共に……


風に吹かれてやってくる、
音も立てずにユラユラと。

過去の吐き捨てた言葉たち、
今は拾い掻き集め。

与える言葉己の言葉、
今が在るのはそれ全て。

交わした言葉もそれきりで、
受け止め信じて今ひとり。

誰のせいでもないけれど、
言葉を胸に誓いとなって。

今と過去の大掃除、
掻き集めた言の葉火を点けて、
尽くした時間が燃え尽きる。

燃え上がった時間は過ぎて、
灰色の虚しい想いが残り。

わかった事が一つある、
灰は必ず土へと還る。

だからそれまで肥やす時間、
タネを蒔いて発芽の時は。

また、
風を求めて元気に育つ、
ずっとずっとこれからずっと……

風を待つ頃

風を待つ頃

風はやがて吹きすさぶ……

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • アクション
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2021-07-11

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