幻肢

渡逢 遥

生温い血溜まりの中で目を醒ました。平衡感覚を失っているのか、歩くことは愚か、立ち上がることさえできない。目の前の虚空を見つめることしかできない。時間という概念が私を狂わす…。それにしても、私の左腕はどこにいったのだろう?さっきまであったはずなのに。

幻肢

幻肢

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-07-09

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