氷上の夢

氷上の夢

パタパタパタ……

この夜空を飛べたなら……


窓の外は月灯り、
夜中目覚めて眺めてる。

ボーっと見とれ瞼を閉じる、
閉ざした中も月灯り。

フワフワした気持ちになって、
この夜空を飛べそうで
両手広げて羽ばたいた。

地に着いた足は浮き、
星空の中を飛んでいる。

すごいすごい!夢の様、
住み慣れた街を見下ろすと、
君の住む家見つけ出す。

この姿を見て欲しい、
今のぼくを見て欲しい。

いつも挫けてばかり居て、
俯いて居たから目も見れず。

願う時は空見上げ、
今は皆んなを見下ろす時。

月の灯りが教えてくれた、
きっと君も飛べるはず。

少し転寝目覚めたら、
流氷の上月灯り。

人間になった夢を見た、
ぼくはペンギン
飛べないペンギン……

氷上の夢

ザッブゥーン!

氷上の夢

夢を叶える前の夢……

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 冒険
  • アクション
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-07-03

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