誘惑

 うつくしさに血が出た。あなたがくれた日差しは魂を拐かそうとして、僕のなかへと入ってくる。少しずつ傷をひろげて扉をあけると、苦しみを思い出した。いつも僕のなかで叫んでいる化け物があなただった。

誘惑

誘惑

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-07-02

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