「消しゴムⅠ-Ⅲ」

「消しゴムⅠ-Ⅲ」

時計は午後10時をまわった
俺はもう、夕飯を食べ終えている
作るのはめんどくさいので、コンビニで買って食べた
そして、する事がないのでゲームをしている
持っているゲームはすべてクリア済み
すべて内容を知っている
だが、最近面白い物を見つけた
それが、「消しゴム」だ
俺は消しゴムと呼んでいるが消しゴムじゃないかもしれない
宇宙から来たのか
誰かの落し物か・・・
何なのか分かっていない
パソコンでも調べた
だが、そんな情報は載っていない
机に置いてある消しゴムを見た
それを手に持った
「お前は何なんだ・・・」
物に話しかけるとか馬鹿馬鹿しくおもった
が、
よく消しゴムを見るとカバーに何か刻まれていた。
よく見えない
消しゴムを少し傾けた
見えた
[The star of the universe ]
ん?
何なのか読めない
ほかの世界の文字か?
いや、ちがう・・・
よく見ると全部英語だ
すると文字がゆっくり消え また文字が出てきた
[All are shown.]
この文字が出てきた瞬間
消しゴムから「パチッ」と
俺に静電気程度の電流が流れた
「イタッ」
ビックリして 消しゴムを落としてしまった
それと同時に頭が急激に痛みだした。
(いったい何なんだ!)
俺は頭の中でそう思い
気を失ってしまった。。。



「ん・・・・」
目が覚めた

起き上がり周りを見渡した。
「どこだ・・・」

上も下も、どこまでも真っ暗な世界
立ち上がり 右も左も分からない場所を歩いた

ふと、頭の中で声が聞こえた
[気がついたかい?]
若い人の声だ
[突然の事ですまないな、]
何を言ってるんだ・・・
[だが、時間がないんだ]
え、何の時間・・・
[君が偶然拾ったその「クリーパイレーザ」通称消しゴムをだ、]
しゃべっている人(?)は、一方的で質問に答えてくれない
[そっちの世界で破壊してくれ]
もうだめだ意味が分からない
[つまりいろんな物を消して、消しゴムを減らしてくれ]
・・・
[聞きたい事がたくさんあることは分かるが、すべて終わったら教えてやる・・]
すべて終わったら?・・・
何が、何が終わるって言うんだ?
[このままだと君が何がなんだか分からなくなって、おかしくなっても困るから
2つ君に教えてやるよ]
聞きたい事はたくさんある
ありすぎて困る
[まず、ここは 君と僕が一番近くにいられる場所だ]
?
[これをしゃべっているのは、未来からの録音だ]
はぁ?もっと意味がわからなくなった
[つまりここは、ちょとしたパラレルワールドだよ]
ぁぁ もう帰りたい
[2つ目はクリーパイレーザの使い方だ]
おお、つまり消しゴムの使い方か、
[これは長いから、そっちに説明書的なものを送っておくぞ]
ん・・・?
[それでは時間だ、]
そう言った瞬間 また、急激に頭痛がした。
(くそっ、何の理由も聞いてないのに!)
俺はそう思い 気絶した

           続く

「消しゴムⅠ-Ⅲ」

「消しゴムⅠ-Ⅲ」

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 冒険
  • アクション
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2012-12-02

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