月明かりの夜に……

月明かりの夜に……

静と動の繰り返しだった2人は……

ぼくを見失う前に……

あれからだいぶ時が過ぎ、

ぼくの部屋も散らかって

明日の事すら探せない

過去の言葉に詰まった部屋で

ガラクタの山に一人ぼっち

君の残した落書きが

思い出の隙間から顔を出す

徐ろに手を伸ばし

君の手と繋がる様で

消えては浮かぶ月灯りの中

もうあの頃には戻れない

探す事だけ無駄な時間

新月には手探りで

満月では幻に

月灯りが嫌いな夜

一人疲れた男がココに居る。

月明かりの夜に……

ぼくには、何が残ったのかなぁ?

月明かりの夜に……

悲恋の詩

  • 自由詩
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 青春
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-06-26

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