短々落語「平行線からの」

紫紺亭 弁当

400文字以内のショートショート落語臭

「平行線からの」

(え~毎度ばかばかしい話を一席。世の中には自然が溢れ人類が作り出したものが数多くございますが、ひとそれぞれに感じ方は異なるものでして…)
まぁまぁ、熊さんに八つぁん、お互いそうむきにならなくても、いいじゃないのかい。

草木といったら、熊さんは、桜だ、と言うけど、やっぱり、あっしは松だ、そうですよね、ご隠居。

文化文明といえば、八つぁんは、自動車というけど、やっぱりあっしは教会建築だね、そうでしょ、ご隠居。

まぁまぁ、お二人さん、おら待つだ、おらサクラだ、なんて互いに言い張ってたら、いつまでたっても平行線のままだよ。このまま打ち解けなくて、つまりだな英語で言えばファミリアだな、このままファミリアしなくてもいいのかい?(すると、ご隠居、懐から札束をだし、ポンと二人の前に置いた…)

八つぁんに熊さんよ、これで、サグラダファミリアにマツダファミリアで旅をしな。そうすれば思い違いもファミリアなりさ。

 

短々落語「平行線からの」

お後がよろしいようで。

短々落語「平行線からの」

まぁまぁ、お互いそうむきにならなくても…、その顛末やいかに。400文字以内のショートショート落語臭。とても短い創作落語。

  • 小説
  • 掌編
  • コメディ
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-06-26

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