日盛りと凍結

無才駄人

日盛りと凍結

何故だか元気が出ない。
こんなに暑いのに。
何故だか元気が出ない。
こんなに体が熱っているのに。
何故だか元気が出ない。
日がこんなに眩しいのに。
何故だか元気が出ない。
ワクワクするような未来があるはずなのに。
私はここにいるはずなのにまだ家にいるような気分だ。
体は外にいても心は家の中。
熱さでは溶けない呪い。
感情の揺らぎも鈍くなった。
きっと君が必要なんだ。
陽炎を見つめながら思う。
うずくまる。
全てが悪夢であることを願う。
やるせなさと無力さと不安に沈む僕の代わりに日が照り尽くす。
元気付けるためか、それとも嘲笑っているのかふわふわしている。
現実が仮想へと反転する。
必要なのは物理ではなく精神。
気持ちの恵み、それがなければ死んだ心は息を吹き返さない。
捨てられ続けた心は拾われなければならない。
心ゆるす人に。
ただこれくらいしか言葉が見つからない。

日盛りと凍結

日盛りと凍結

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-06-25

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