光錯 藤月犀 あなたの輪郭がうつくしいのは、稜線から日が上って、朝が立ち込めるその匂いの瞬間に似て。息を呑んだときにはじめて呼吸を覚えた。すべては燦然と意味を差し出す、あなたの唄を歌わんがために。 光錯