blue

嗄鳥鳴夏

青い水に君が沈んだ
僕の心の底が溶けて
泣き出したくなった頃、
それでも純粋な夏は止まらない

ほら、僕ら、だから。

青い歌を君にあげた
僕の腐った手を掴んで
逃げ出したくなった頃、
今更、さらに汗をかいてきた。

ほら、僕は、だから。好きだ。
忘れてほしい、忘れたくない。

今、あの向こうへ行こう。
放課後、馬鹿って言って馬鹿って言って。
ああ、走れ、走れ、走って
いつまでも 付き合ってくれよ

青い朝に僕は浮かんだ
青い夜に君が浮かんだ

僕の言葉の意味を知って
少し恥ずかしくなった頃、
初めての、青い季節、終わらせない

今、あの青で会おう。
夏休み、良いよって言って良いよって言って
ああ、生きよ、生きよ、生きよって
一生一度の お願いだから

blue

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  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-06-18

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