久遠

 か細い神秘美を投影した、イマジネーターは廻る。光の雨は透らずに凍って、ゆきどけの水彩を掻き分けると、瞳が潤った。天には似合わない者たちも住むと云うので、この地上は何者をも受け入れるのかもしれない。初めて君の名前を呼んだとき、意識が消えていく気がしたように。

久遠

久遠

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-06-15

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