いつか

渡逢 遥

その時に立ち会えないのが残念だよ

いつかというその時にさ

きみはまだ希望を持っているのかい

あんなに血眼になって

あんなに声を震わせて

今にも泣き出しそうだったけど

歯を食い縛っているきみの顔

嫌いじゃなかったよ

世界を嫌いになりきれなかった

僕らは 無力さ

いつか

いつか

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2021-06-10

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