輝く罪人
宝石のひと
彼女のうつくしさ正に宝石のようだった
物憂げに伏せられた瞳は黒曜石のように
指先は桜貝のように可憐に
真珠のような白さの手でかきあげたふわりとした髪は白熱灯の灯を受けて溶ける琥珀のようだった
「それで、どうしてあなたは窃盗の計画を?」
私が並べた写真は、素っ気無い取調室の机にはアンバランスなほどだった
緋や翠、蒼、菫色の貴石達
「あらまぁ盗むだなんで人聞きの悪い。」
「其れは元々は私のものですもの、返しにいただきにきたの。」
輝く罪人
彼女のうつくしさ正に宝石のようだった
物憂げに伏せられた瞳は黒曜石のように
指先は桜貝のように可憐に
真珠のような白さの手でかきあげたふわりとした髪は白熱灯の灯を受けて溶ける琥珀のようだった
「それで、どうしてあなたは窃盗の計画を?」
私が並べた写真は、素っ気無い取調室の机にはアンバランスなほどだった
緋や翠、蒼、菫色の貴石達
「あらまぁ盗むだなんで人聞きの悪い。」
「其れは元々は私のものですもの、返しにいただきにきたの。」
輝く罪人