ティレア×アレーティア 支援会話

「」→アレーティア
『』→ティレア

支援C

「あ、ティレア……だっけ。ねえ」
『ええと……剣の巫女。どうしたの?』
「……僕をそう呼ぶ人、嫌いだわ。ふん! やっぱり何でもない」
『え? えっ!? 話しかけておいて!? ああ待って! ごめん。アレーティア』
「ティレアはみんながそう呼ぶから、僕をそう呼ぶの? 僕を封印した人たちも、僕をこの世に産んだ人も、僕のことを巫女としか呼ばなかったわ。みんなみんな大嫌い」
『え、あ……。そうだったけど……。他でもない君自身が嫌ならやめるよ。ごめんね』
「ふうん……まあ良いわ、ティレアのことは許してあげる。じゃあね」
『え!? 行っちゃった……な、何で呼ばれたんだろう、僕』

支援B

「ティレア」
『あ、アレーティア。こ、今回はどうしたの?』
「僕、前あなたに伝えようと思ってたことがあったの」
『あ、うん』
「運命に暗雲がかかっている、もしかしたら次の戦いで死ぬかもしれないって」
『そ、そういうことはちゃんと言ってくれないかな!?』
「ごめんなさい。あの時はカッカしちゃって」
『ま、まあ今生きてるし……予想? は外れたのか』
「そうみたい。僕の予知はぼんやりしてるけどよく当たるわ。だから外れたことにびっくりしているの」
『予知までできるんだ……やっぱり、君は特別なのかな』
「……」
『ごめん、嫌なんだね?』
「ええ。特別扱いは嫌。けれどこの血が僕を特別にしてしまうの」
『イル・ディオスの血か。……でもたった今、僕は君ともっと話してみたくなったよ。君の特別じゃない話が聞きたいな』
「……いいわ。話してあげる。あなたのことは気に入ったもの」

支援A


『やあ、アレーティア。今良いかな? また話がしたいんだ』
「ティレア! ちょうどよかった。あのね、あのね、シスター達と焼き菓子を作ったのよ。食べてみてくれる?」
『わあ、美味しそう。いただくよ。……でも以外だな、アレーティアは人嫌いだと思ってたから』
「……ティレアと話してね、人といるのが楽しいと思えるようになってきたの。だから勇気を出してティレア以外にも話しかけてみたら……仲良くなれちゃった。この軍の人は優しい人ばかりね。……どう? 美味しい?」
『……うん! すごく美味しいよ。よかった。君が過ごす長い時の中で、僕たちといることが楽しいことに繋がったなら嬉しいな』
「……あ……じゃあこの戦争が終わったら、僕たちお別れ? 戦いは終わるべきだと思うけれど、みんなと離れるのは嫌だわ。どうすれば良い?」
『ど、どうって……みんなやるべきことややりたいことがあってここにいるからね。別れは避けられないと思うよ。……でも、少なくとも僕はアレーティアとずっと一緒、友達だ』
「そう……そうね。……。……ティレア、これ全部食べて良いわ」
『ええ? お腹いっぱいになっちゃうよ……』
「ふふ」

支援A+


「……」
『アレーティア……?』
「……ティレア。リーン神とリディア神にお祈りをしていたの。ティレアが怪我しませんようにって」
『それは……ありがとう。僕も怪我しないよう頑張るよ』
「ティレアはひ弱なんだから祈ってあげてるのよ」
『あ、あはは……。じゃあ僕も、アレーティアのために祈ろうかな。本当は君は戦わない方が良いんだけど、君はそうしたくないって言うでしょう?』
「よくわかってるじゃない。僕も戦うわ。大切な人を守る力くらい、僕にだってあるの」
『そうだね、アレーティアは強い。力もそうだけど、心が、ね』
「ふふっ。……だから、この戦争が終わっても、僕たち友達よね? 離れないでいてくれる?」
『うん。言ったじゃないか、僕と君はずっと一緒だよ』
「ティレアがそうしたいから?」
『変な質問だね……。そうだよ。アレーティアだってそうでしょう?』
「ええ。一緒にいたいから一緒にいるの。こんな気持ち初めて」
『僕もだよ』
「おそろいね。嬉しい」
『うん。嬉しいな』
「お祈り、もう一つするわ。僕がずーっとティレアを守れますように」
『それじゃあ、僕も同じ願いを。僕の手で君を守れますように』

ティレア×アレーティア 支援会話

ティレア×アレーティア 支援会話

終焉と黎明の星王 支援会話。ロードと剣の巫女。立場を越えた友情

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-05-30

Derivative work
二次創作物であり、原作に関わる一切の権利は原作権利者が所有します。

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