光洋

粉々にこわれてしまえば傷などひとつもつかないから、ガラス片だらけで眩しい朝に血が流れながらわらっています  わたしの落ちた地獄なのでしょう。辺り一面あかるくて、悲しくないひかりの海で、神さまの破片を拾うのは。  どうか裸足で会いにきてと願うこと、どうか誰も来ないでと思うこと、しんじつはあなたが決めてください。(暗転)

光洋

光洋

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-05-23

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