海底

濁った海で泳ぐ日々は

惨めで、苦しくて、どうしようもなくて

何度諦めようと思ったか知れなかった

堰き止められたものが溢れだして

呼吸がうまくできなくなって

何度死んでしまうと思ったか知れなかった

昏い海底で僕は きみだけを待っていた

海底

海底

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-05-22

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