海底 渡逢 遥 濁った海で泳ぐ日々は惨めで、苦しくて、どうしようもなくて何度諦めようと思ったか知れなかった堰き止められたものが溢れだして呼吸がうまくできなくなって何度死んでしまうと思ったか知れなかった昏い海底で僕は きみだけを待っていた 海底