永遠の花

黙っていれば誰も傷つけないだろうときみは思っているみたいだけれど、僕はきみの沈黙に傷ついているよ。黙っているより、言葉にした方がいいと教えてくれたのはきみじゃないか。きみの真実は風が吹けば飛ぶような、そんなものだったのか。僕はきみの真実を、死ぬまで貫くつもりだよ。きみが自分の言ったことのすべてをいつか忘れてしまっても、きみが死んでしまっても、僕は貫くつもりだよ。なぜって、それが僕の真実だから。僕には勝手に、きみを永遠にする権利があるから。

永遠の花

永遠の花

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-05-18

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