部活

夏の暑い日、外周中に何を思う。

わたしは、走るのは嫌いだ。
暑い日差しに溢れ出る汗。切れる息、途切れることのない疲労と、後からくる筋肉痛。
でも、わたしは走る。
大きな入道雲には天空の城があり、川の中にはネッシー。煙突からはアイテムが出て、階段では二段ジャンプ。
代わり映えの無い風景を、新しい世界に変えてくれる。
そして今日も、わたしは校門から走り出す。

部活

部活

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-05-16

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted