煤けた手記 渡逢 遥 僕の嘘が誰かの真実になるのなら僕は悦んで嘘を吐きつづけよう誰も僕を憎まなくなって、呆れ果てて見向きもしなくなった時、僕は初めて自分の嘘を読み返すかもしれない今の自分に必要な言葉をさがしに 煤けた手記