詠聖のCreated Riva ~クラウディッド ディーヴァ~
第1章 人類の破滅と新世界
第1話 人類の黙示録
人類が地球という星で
幾多の様々な災害や危機的状況を創意工夫で乗り越えて
多種多様な人々が生存する大地で
互いに認め合えないが故の争いが日々くり返されていた。
時に地球人類世紀3021年
人類は幾多の課題に対して克服するべく、方法を探りその幾つかの手段を選択する。
人種や宗教、風習や文化の違いによる差別や迫害。
こうした問題に分類し、各々に纏まろうとしていた。
自由民主主義同盟(Liberal(リベラル) Democracy(デモクラシー) Alliance(アライアンス))の頭文字でLDA
共産主義統一連合を共統連(きょうとうれん)と呼ばれるようになり
独裁者達もそれぞれがばらばらでは大国に太刀打ち出来ない事を悟り
独裁国家の中で最強な国シャナムに助成を求め
ここにシャナム盟友として集結する。
LDAは各国々のトップの首相、元首、総理大臣、大統領が
議会で話し合い議長を決め、その指示に投票で審議する。
その選ばれた議長を最高評議会議長(Supreme(サプリーム) Council(コンセル) Chair(チアール))SCCと呼ばれ
この時SCCはLDAの中の最大勢力国家USCUSCの大統領、シャルマ・イズ・カイールであった。
そして共統連の代表は最も強大な国が揺らぐな事なく他の国々の上に立ち、全てを決定していた。
その代表は主席と呼ばれ、この時の主席は李亮明で李主席と呼ばれていた。
シャナム盟友は独裁者達それぞれに、平等で上下関係はないが有事の時は協力し合い、
その対処にあたると言う事で代表は名称通りシャナム国王のシャナム・ルオ・ガジャハである。
年齢が80歳を超えている事もあり、公務も殆どを王子の皇太子殿下に任せている為
実質シャナムJr.のシャナム・ルオ・ライールがそれにあたっていた。
LDAと共統連そしてシャナムの比率は4:5:1となっていた。
共統連はシャナムとの密約を結ぶ事でシャナムにLDAへの裏工作を指示。
LDAに属する国々に工作員を送り込み様々な破壊活動を実行し、翻弄する事に成功する。
と同時に李主席は自国で開発に成功し、新兵器(フラシュトリアルブレイン)F.T.Pが完成した。
デジタルPCタブレット携帯スマホの液晶モニターを通して眼球より脳へ強い刺激信号を送り
直視した人間に影響を与えるデジタル兵器を使用してしまう。
LDAは崩壊の危機に直面しカイールSCCは打開策を模索するが
最高評議会での決定は共統連への報復であった。
その方法はLDAで開発されたばかりの新兵器で軍事衛星より光粒子エネルギーを
敵地に向け放出する核兵器を凌駕する威力の超高出光粒子砲の使用で
共統連の殲滅を目的とする最悪な軍事行動を実行する。
このLDAの攻撃を受けて共統連の李主席も最終決定を実行。
こうして第5次世界大戦となり地球が灼熱の大地となり数か所時空崩壊を起こし、
人類は地上より一掃され生物も根絶やしになり、
その後、数百年は高温で汚染された大地は何人も寄せ付けず全てが無と帰したかに見えたが人類が無に帰する
ほんの数時間前にカイールSCCはこうなる事を予測し考慮して
3つの方法での人類種復元計画を施行していた。
選抜(せんばつ)された数千名を地下2kmにシェルターを建造し、
施設内のコールドスリープ装置で数百年後に覚醒する様にプログラムを組んで始動した、第1プラン。
また別の地下シェルターではAIによる遺伝子と細胞の保存
AIが予測計算による新たな人類Riヒューマリアの創成し、管理する。これを第2プラン。
そして人類のゲノムマップとクローン細胞による人類復元クローン計画が第3プランで
地上が回復する事が前提となる。
3つの方法ともう1つAIが事前に予測した、第4の極秘プランがロケット打ち上げと共に始動した。
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