連れてって
木枯らしの中
子犬が
空を見上げている
時折
しっぽをくるくると振って
人のあとを追い
また
もとの場所にもどる
いつしか
まわりに雪がちらついて
子犬は
小さくクーンと
すすりないた
少し前に通り過ぎた
男の子が
父親の手を引っ張ってきた
男の子は父親を見る
子犬は男の子に抱かれて
夕暮れの街に消えていった
連れてって
木枯らしの中
子犬が
空を見上げている
時折
しっぽをくるくると振って
人のあとを追い
また
もとの場所にもどる
いつしか
まわりに雪がちらついて
子犬は
小さくクーンと
すすりないた
少し前に通り過ぎた
男の子が
父親の手を引っ張ってきた
男の子は父親を見る
子犬は男の子に抱かれて
夕暮れの街に消えていった
連れてって