薄明の少女 設定
『天地の星王』から、5年後の物語
神の声を聞いた少女
三人のきょうだい。そして神と人との戦いは終わり、神は安らかな眠りについた。
神からの恵みが無くなり、人の足だけで歩んでいくと決めた神なき地、ハルモニア。
アーシェス王国、ムーヌ公国、そして新たな王を戴いたユスティーア王国は、互いに手を取り合いながら、かつての戦争の傷を癒していた。
新たな『神』の声を聞いたという、一人の少女が現れるまでは。
ミモザ
杖使い(クレリック)→教主(ロード)→戦乙女(ワルキューレ)
『神』の声を聞いた少女。
16歳。イル・リーン
ユスティーア王国の小さな傭兵団、ライン傭兵団の雑用係。
鈍臭く失敗ばかり。それ故団員からは少しばかり邪険に扱われている。団長であるラインとその息子レーレから稽古をつけられているが、実戦には出たことがない。
ある日『神』の声を聞き、予知能力を手に入れる。その後、念動力や天候さえ操る力など、次々と人間離れした力を得ていき、ライン傭兵団は彼女を中心とした一つの新興宗教団体と化していく。
次期団長候補のレーレに密かな好意を抱いているが、失敗ばかりの自分では振り向いてもらえないと思っている。
レーレ
傭兵団の団長候補
17歳。イル・リディア
ライン傭兵団の団長、ラインの息子。美しい黒い毛並みを持ち、傭兵界隈では『黒の疾風』と呼ばれている。
団長の息子であることから、次期団長と期待の目を向けられていたり、一部の団員からはライバル視もされているが、本人は料理と裁縫が好きな穏やかな性格。
何事も上手くいかないミモザを気にかけており、彼女が力に目覚めてからも心配し寄り添う。彼女の好意には気づいていない。
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