花の価値

花が咲いたよ

小さくてか細い花が咲いたよ

大勢に踏まれ、手折られる

か弱い花が咲いたよ

僕の価値観で咲いた花

おぞましいと言われた花

誰かの逆鱗に触れてしまった花

それでも誰かの琴線に触れた花

僕の好きな花は

誰かに否定された花

僕の好きな花は

存在を許されない花

大きな花が咲いたよ

百人にとっては雑草でも

一人の目に留まればそれでいいよ

たとえそれが僕自身でも。

花の価値

花の価値

佐賀大学文芸部、部誌「天長地久vol.21」掲載作品

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-04-06

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