車窓

花野 尋

車窓に遠くの茜空が焦げついて
照らされた街並みは
過去でも、未来でもなくて
時計台のレンガに座る恋人たちが
時を止めそうになるのを
するりと、かわして
バスは走った

車窓

車窓

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2021-04-03

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted