【超短編小説】音

六井 象

 夕飯の後から、げっぷやおならの音がおかしい。やたら長く続き、しかもそれがなんだか優雅なメロディを奏でているように聞こえる。妻はずっとにやにやしている。不審に思い台所に行くと、三角コーナーのネットの中に、五線譜と音符の切れ端が落ちていた。ああ、ひじきか何かだと思って食べてたあれ、これだったのか。あ、また出る。悔しい。

【超短編小説】音

【超短編小説】音

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2021-04-03

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