ば ら ば ら

あおい はる

 めうつりして、ケーキやさんの、いちごのショートケーキ、チョコレートケーキ、モンブラン、シュークリームに、カスタードプリン。夜のすきまから、わずかに溢れた、星の腐ったもの、その、臭い、が、とにかく最悪だった、きっと、あれは、この星のうえで朽ち果てた生命体の、残骸など。しろくまと、ホテルでした、儀式、赤い薔薇の花弁を毟り、湯船に浮かべて、それは、じつに意味のない行為だと思いながら、しろくまのからだが、かすかに赤く染まるのを、静かに観察していた。せまい浴槽で交わした、あい、なんてもの。知っているのは、もう、とっくに春は、おとずれているということ。それから、しろくまは朝食のトースト、バターを二度ぬりしたい派。焼く前にぬって、焼いている途中にも、ぬっている。ゆでたまごは、半熟が好きで、これは気が合うねぇと云うと、しろくまは、とりあえずキスをしてくる。うれしいとキスしたくなるらしい、しろくま。かわいいね。へいわだね。星は、ちょっとずつ、こわれているけれどね。

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  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2021-03-28

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