ヒビ

正しさ、とかそういうの無視して
生きてる
投げたペットボトル落ちる
ゴミ箱のそば
拾うかどうか、とか迷ってる
流れる雲見上げて
ほっとする一瞬が
定点カメラ早送りしたみたいに
過ぎる
春とか、夏とか、秋とか
うざったくて
冬の冷たさぐらいがなんとなく
わかる
たまに揺れる、地震とか
もう気にならなくて
なんか肝心なもんが
もう揺れてない気がする
なんかずっと
ずっとみつめてる液晶画面
なかなかひび割れない
日々

ヒビ

ヒビ

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-03-22

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