やがて心は穏やかになる
火種をみつけて
炎を燃やすのはなぜだろう
燃え盛る炎に
わざわざ薪をくべる
なぜだろう
やるべきものではない
元々こんな習慣はなかった
暖をとりたいからでもない
心が温まるわけでもない
自分に問い正す
心の奥に何故か昔からある
他人からもらったように
まるで押し付けられたかのように
幼少の頃より
今は抱きかかえている
これは本来自分のものでは無かった
もう燃やさなくても良いもの
捨てて良いもの
はっきりした
だからもうやめようか
燃やしつづけて
消えかけている自分をもう一度拾ってやろう
心の底から二度と受け取らない
跡形もなく捨てていい
生まれてからこれが手放せないと
理由もなく握りしめて離さないものを
一番大切なものを守るために
今すぐ捨てる事だ
やがて心は穏やかになる