幸せの正体。

 安っぽいアパートの三階、階段のとこ。から見える未来、じゃなかった現在。お前が駅から歩く道のり、街路樹の隙間、街灯が照らす、愛の正体。それを眺めるのが好きだ。何を思ってるんだろう、なんて、思ってんだぜ
少しだけ、俺に気づいてないお前を見ていたいんだ。夜は暗くて静かで、いずれ鳴るお前の靴音が響いて、どうせはにかむ、幸せの正体。
安っぽいアパートの三階、階段のとこ。から見える、今。

幸せの正体。

幸せの正体。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-03-12

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted