イケメン彼に誘われて

何気ない日常生活がイケメン彼に出会って刺激的な日々に変わる

いつも通りの朝を起きて、自転車で通勤し出社して自転車で帰宅する日々。毎日同じ事の繰り返しで、平凡な日々を過ごしていた。今日も平凡な日はずだった。自転車で通勤中に脇道から自転車が飛び出してくる。あ!危ない!と慌ててブレーキをかけるが間に合わずガッシャーンと自転車といっしょに転ける。あまりの痛さで声も出なく起きあがる事もできない。
慌てた声で、大丈夫ですか?すみません。
大丈夫じゃないわー!って叫ぶ寸前で相手の顔を見ると、超ーカッコイイ!!大丈夫ですと言いながら、立ちあがろうとするも足に力が入らない。足、痛みますか?救急車呼びますね。
いや、いいです。職場まで近くなのでなんとか行きますから。
せめて、今から病院へ行って手当てをさせて下さい。え?させて下さい。ってどういうこと?と思っていると、実はそこのクリニックで医者しています。見た感じその足、捻挫か打撲、最悪骨折の可能性もあるので…。治療費、診察代等、僕が払いますので。分かりましたお願いします。
自転車をここに置いて行きましょう。僕の手に掴まって。言われるまま掴まるとお姫様抱っこされて、え!待ってください。恥ずかしいので歩きます。と言うも直ぐそこなのでと降ろしてくれず。クリニックに着くなり看護師さんが駆け寄ってくる。先生どうされたんですが? 低い声で、診察室開けて!直ぐにレントンゲン撮れるようにして!と次々に指示を出していく。本当にお医者さんだった。テキパキ仕事をしている様子に見とれていると、申し訳なさそうな表情で覗き込んできて、骨折は無さそうだが足が腫れているので、固定をしますね。と言うと看護師さんが固定の準備をはじめようとすると、あ、いい。僕がするからと包帯を手に足を固定していく。優しくそっと包帯で巻いてくれる。あの道はいつも通っているのですか?と聞かれる。通勤の道で通っています。僕もあの道をよく使っているので、これからもお願いします。足が良くなるまでここへ来てください。治るまで看させてくださいと潤んだ瞳で覗き込んでくる。やっぱりカッコイイ!と思うもここはクールに見せて返答する。職場まで松葉杖で行こうとすると荷物を持ちますよ。職場まで同行しますと付き添ってくれる。
今日何時に仕事終わる?って聞かれ、え!戸惑っていると、帰り大変でしょ。だから帰りも迎えに来ます。いや、いいです。帰り無理だったらタクシーで帰れますので。と断るとそれでしたら連絡先を交換してくれませんか?足の状態も気になりますし、痛みが強くなったり困った事があれば連絡をいつでもください。押し気味に言われ連絡交換することに。そうこう言っているうちに職場に着く。あ、じゃあここですので。今日はありがとうございました。と職場へ入ろうとするもイケメン先生は、立ち去ろうとしない。それどころか優しい眼差しでこちらを見ている。一礼してエレベーターへ乗る。なんだか思っていたより律儀な人。エレベーターから降りると職場の人達が駆け寄ってくる。足大丈夫?それよりさっきのイケメンの人、あそこのクリニックの先生でしょう。カッコイイよね。え、どういう関係等々皆それぞれが話し出す。

イケメン彼に誘われて

イケメン彼に誘われて

  • 自由詩
  • 掌編
  • 恋愛
  • 青年向け
更新日
登録日 2021-03-09

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted