だれがこんな未来を予想できただろうか 1話
西暦2034年巨大な学園施設に
入学した上ノ原真は友人である小高浩介と再会し、
学園施設内を案内してもらうのだが…
西暦2034年4月旧新潟市
「6年ぶりか…久しぶりすぎてどこになにがあるか全然覚えてないな…」
駅のホームに立ちながら上ノ原真は1人つぶやく。
「しっかしさー…いくらなんでも変わりすぎだよねこりゃぁ…」
「まぁしょうがないっちゃぁしょうがないか…」
「なんたって急速に発展し続けている超近代都市なんだからな」
2014年4月20日突如太平洋で起こった超巨大地震により日本太平洋側のほとんどの都市が
多大な被害を受けた、東京、名古屋は壊滅、また、その直後関西にマグニチュード7・6の
地震が発生、九州から近畿地方にいたるまでの都市がほぼ壊滅、死者、行方不明者は
を合わせて約8000万5000人、臨時日本政府は比較的に被害が少なかった北海道に拠点を置き
そこから約2年かけて瓦礫の撤収作業にあたった。
その後、日本政府は旧新潟県の面積の約6分の1に当たる土地に巨大な学園施設を建設、
そこに優秀な日本の学生を集めて教育している。
さらに大手企業が続々と巨大学園施設進出、学校も数えきれないほど立ち、また、ある企業の
偉大な発明により、たった10年で世界の最先端をゆく超近代都市に成長した。
しかし、日本政府はこの企業が発明した技術海外への流出を恐れ、学園施設を隔離し、
現在、この巨大施設に入ることのできるのは学生か、その関係者だけである。
しかし、施設に入るには入国審査並みの厳重なチェックが必要になるため、それか、8年今だ
特殊な技術が漏れたことはない。
真はとある友人を待っていた
彼とは幼稚園からの付き合いであったが3年前に巨大学園施設に入学、別れの際に
「お前も高校はこっちに来いよ!絶対だからな!わかった!?
男と男の約束だから!OK? よしOKな!はい決まり!」
などと一方的に学園施設への入学を懇願されたのだが…
「にしても遅い…」
約束の時間はとうにすぎている。本来なら施設内を軽く案内して
もらうつもりだったのだが、来ないならしかたないと自分がこれから
住むことになるであろう居住区にポケット端末から出した地図を
みながら歩き出した時
「おーい!うわ、真じゃん!おひさ!」
などど聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「おせーよ」
と挨拶代りに蹴りを入れた
「ぐぼがぶっっっ!!!!」
妙な効果音と共に崩れ落ちていく友人
「さっさと、案内してくれよこっちは待ちくたびれてんだよ」
「ちょっとまて!久しぶりの再開だってのにその態度は
少しばかりひどすぎやしない!!!???」
と既に誰もいなくなったホームの真ん中で叫んでいるのが真が
待ちわびていた小高浩介である。
「それじゃあいこうか?」
先ほどのことはなにもなかったかのように浩介が歩きだす。
他愛もない雑談をしながら街をブラつくこと20分、
「真さ、ここに来たばっかでなんも知らないと思うけどさ、
これから俺がいうことはちょっとばかし、真剣に聞いてくれ」
なんてことを急に浩介が言い出した
「お前がそんなこと言うなんて珍しいな、なに?」
「あのさ…言ってもあんまわかんないってか、実際に体験した
ほうがいーんだけどさ、ここめちゃくちゃ治安悪いんだよね
だからさ、この街に来るに当たっての注意事項というかさ…」
「はあ…」
「ここには絶対敵に回しちゃ行けない奴らがいてさ、徒党組んでる
言うまでもないが、1人でも十分やばい奴らが、いるだよ、そいつら
四天王なんて呼ばれてる同世代の奴らなんだけどさ、識神凛也、
空条宗介、六畏海、最後は… 」
その時
「バんっっっっ!!!!」
後ろで何かが爆ぜる音がした
とっさに振りく むくとすぐそばのビルの1階から煙がでており
「まて、ごらぁぁっっ!!!!」
「てめー約束が違うじゃねぇか」
「ぶっ殺す!!!」
などとセリフを抜かすいかにも悪そうな3人が
「やめてよー物騒だなぁ」
とヘラヘラ笑う細身の青年をビルの前で取り囲んでいた
「おい、浩介…あの人、やばくね?」
と真は今起こった状況を飲めずにそばにいる浩介に問うと
「あー確かにヤバイかもねあの3人」
「え?」
いやいやヤバイのはどう見てもあの青年だろなどと真が
一般的な考え方をしていると
「死ね!!!」
3人の中で1番大柄な男が動いた。続けて残り2人も青年に
走ってゆく、其の直後
「ゴッ!!!!!!」
鈍い音と共に初めに動いた男が倒れた。
「なっ!!!」
残りの2人が一瞬たじろいだ瞬間青年は片足で飛びながら
2人に近づき鋭い蹴りが2人の意識を一瞬で飛ばした。
「……………!!!!!」
現在なにがおきたのか真はまったくわからなかった。
どう考えても負けるだろうと思っていた青年が
鮮やかに不良3人を撃退したの。ということを、頭の中で
整理していると、
「あれ?浩介君じゃん久しぶり」
と先程のことはなにもなかったのようによく通る声で
青年が浩介話しかけてきた。
「お久しぶりです」
「そっちの子は?」
青年が浩介に問いかける。
「こ、こいつはおれのダチです」
「ふーん、俺は識神凛也よろしくね」
「上ノ原真です、どーも」
と頭を下げながら挨拶した時
えっ?こいつが識神?浩介がさっき言ってた?
と浩介の言葉を思い出した時
識神凛也と名乗った男の首元に何者かの
回し蹴りが繰り出されようとしていた。
だれがこんな未来を予想できただろうか 1話
初めての投稿なので
下手くそですがすいません、
気が向いた時に投稿していきたいと思います