求心力

とりあえずどんな手段でも、どんな内容でも星空さん65品までは休まずやりたい。

自身の書く話、まあ、ブログでもなろうでも即興でも何でもいいんだけども、とりあえず共通して求心力が無いと思う。
「なんか他人の目をひく要素とか無いよね」
無いと思う。

例えばアメブロで言うと、信じられない出来事に遭遇したとか、あと病気の話とかそういうのが一つトピックになる。

「インフォメーションセンターに電話したら信じられない対応された」
とか、
「義理の母親に言われた常軌を逸した一言」
とか、
「病気ですごい辛い」
とか。

そういうの、そういう他人の目を惹くような案件。そう言うビックチャンス案件があればもしかしたらもう少し、多少でも何かあるかもしれないが、無い。毎日お酒飲んだ話と毎日ゲームしてる話と、たまに映画観た話と、本読んだ話と、あと何もない日は何もないという事を、最初の頃はそういうのを書くことに抵抗感があったが(うんこの様なプライドがあった為)、今はもう慣れて割と堂々と書いてる。

「今日は何もないです」
それ書いて後悔も反省もしてない。してる風にしている時もあるけど、大抵へらへらしてて次の日には忘れてる。

あと、ブログに限って言えば、文字の大きさとか、色を変えてカラフルとかにもしないし、絵文字の一つも使わない。写真とか動画を貼ったりもしないし、URLをつけたりもしないし、いいねとフォローの請求もしてない。

「だって・・・」
なんか恥ずかしいんだもん。そう言うの。

それで求心力云々言ってる事自体異常かもしれないが、最近多少欲しくなってきた。求心力。ちょっと欲しくなってきたんです。求心力。

「私にもっと求心力があれば、求心力を備えたら、もうあとは勝手に色々とついてくるだろう」
求心力ってそう言うもんでしょ?もう何もしなくても、あるいは私はやる事は一切変えてないのに、10年も前からずっと一緒の事を毎日しているだけなのに、それでも求心力が備わっていたら、あとはもう勝手に周りの力によって自動的に物事が進んでいくじゃん。多分。そういうのいいなって。求心力。求心力欲しいなあ。

それからTwitterと即興小説トレーニングに関しても問題はある。他人との交流とかろくにしないし、他人の発言に対していいねもリツイートもしない。自分の考えを述べることも無い。もちろん最初期は多少頑張ったりもしたけど、でも結局長い目で見るとそれが維持できないという問題にぶち当たる。たまたまその時、時々によってそういう人になりたいと思って、多少やってみたりするんだけども、でも、少しするともうそういう感情も霧散している。他人の何かに口を出せるほど自分がやってるという感覚もないし、だったらやっぱりまだ私は私の事をやるのがいいんじゃないのか。と、そういう感覚に囚われる。

それに書く話書く話に山場が無い。濡れ場も無い。キスシーンとかも存在しない。甘酸っぱい感じが無い。アオハルが無い。
「ここで、相手を拒んじゃうような感覚わかるわー」
ってJKとかに言われるような話を書いてない。

そういう話の一つも書けたら多少なりの求心力得られるんじゃないかと思うんだけども、
でも、
「恥ずかしいしなあ」
なんか。

自分がそういうものを、時代的な意味で、経験してなかったことを自分が書く話の中でやるか?そんなことしていいのかな?例えばびくびくしながら告白したりとかして、そんで相手に、
「うん!ありがとう。待ってた!」
とか言わせる?

そんは恥ずかしい事していいものなの?そんな気持ち悪い事して大丈夫?

てめえの書いた話の中で、てめえの作ったてめえの願望を宿した主人公と、てめえの作ったどうとでもできるヒロインを用いて、てめえの願望をかなえようとしていると思われたりしない?

そんな事していいのかしら?

正直完全に気持ち悪い行為だけども。そんなの。

まあとにかく、こういう事を考えてしまうのが災いしてるのか、何するにしてもまず無情な自分の生き方というのがベースがあって、で、その殻を破れずに、そのためにそういう多用にキスシーンとかあるような話が書けず、だから求心力が無い。あるいは根本が腐ってるのかもしれない。腐ってる上に、殻も破れないから、だから見せかけのイミテーションでもいいんだけども、とにかく求心力が無い。無くて困ってる。

またTwitterで固定ツイートしたりもしない。正しくは出来ない。
「恥ずかしくて」
なんか。

そんな訳でGoogleで、

求心力 手軽に

って入れて調べた。

救心って出てきた。

「救心かあ」
買ってきて飲んだ。動悸息切れが減った。駅の階段上り下りも楽になった。あと急進主義、ラディカリズムっていうのも出てきた。詳しくはわからないけども、とにかくやってみるって言う感じの政治イデオロギーらしい。穏健派や日和見派の様に今の日々に満足せず、日常の継続を優先するのではなく、とにかくやって変えろっていう事みたい。

「ああ・・・」
もしくはやって慣れろっていう事なのかな。アメブロも最初の頃、
「お酒飲んで寝てました何もしてません」
って書くのがすごい恥ずかしかったけど、今何とも思わない。それと一緒かな。

とにかく不要なシーンとかでもマトリックスみたいにキスとかさせたらそのうち慣れるのかな。無駄にやってたらそのうち。もしかしたら。

「こんなのいいのか?」
ってドキドキして不安になってきたら救心飲んだら大丈夫かな。

「でも、とにかく」
例え薬に頼っても求心力欲しい。多少でいいから。ほんの味見程度でいいから。イミテーションでいいから。

求心力

求心力

  • 小説
  • 掌編
  • ファンタジー
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-03-08

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