いつもよりお高いアイスをたべるなら土曜日

あおい はる

 くりかえしている。季節のなかを、ゆらゆらとゆれて、すごしているあいだに、きみは、森となった。心臓を、胸をひらいて、ふれるという行為の、その、希望的で、残酷的で、一種の愛で、ひとつの狂気の、色は、あか。夜を蹴り上げるように、歩く。街がしんで、ひとびとはいきて、それでよかったし、でも、きみだけが森となったのは、やっぱり、おかしいと思うし、それが、神さま、とかいうひとの、きまぐれならば、ぼくは、だれを信仰すればいいのか。(きみでいいのか)すべてがおわる頃に、迎えにきてほしいと祈った。テレビのなかで笑う、しらないだれかを、うらみたい日もある。

いつもよりお高いアイスをたべるなら土曜日

いつもよりお高いアイスをたべるなら土曜日

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
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CC BY-NC-ND
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