エンドロール

ぼくが泣く前に、カラスが鳴いた

何度も通りすぎる車が蹴飛ばした水溜まり

バイバイを言い忘れた友達みたいに沈んでった夕日

もうすぐエンドロールをむかえそうな窓の外

なかなか乾かない洗濯物と渇きっぱなしの毎日

このカーテンを閉めれば幕引き

なのに、じっとみつめてた

エンドロール

エンドロール

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-03-05

Copyrighted
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