ゆりかごのゆめ
運命が未だ伸び悩んでいる。いずれ天空の砂漠へと故人を誘うもの。隔離廃墟に魅了されし廃人。葬儀の延命。苦難の核心に迫るただ一つの箱船。何の現れにも依らず、たとえ比喩としてのみ独立した淡泊な形であっても、やがては雨影へと沈みゆく凄惨な言葉の姿。入れ物に宿る原始的な悪夢。凸凹意識の描写。完璧を揺さぶる攻撃的崇拝。今、鏡が苦しそうに息をする。彼は腹部に切り込みを入れて、それは羊時間とは似ても似つかない甘味依存の讃歌。加速する愛鳥を刻む。雫に向かって猛威を振るうもの。高揚。張り詰める胸、フワフワの調和に横たわって。(続く)運命。嘆き。滑り落ちる海からの涙。雨、自らを奮い立たせる生命の不条理。(続く)すべてを通じて、しかし
ゆりかごのゆめ