どこにも行かない日

春の朝陽を吸い込んで、いきなりの鶯。
「さて、今日は何をしよう」
赤と僕はネットを見る新聞を見る。
有名人でもない僕らの名前は、なかなか見つからない。
いいニュースも見つからない。
ないわけないでしょ〜
僕らの名前はなくたって、いいニュースはあるでしょ〜
鶯はアイシャドウを歪ませて、首をかしげる。
ってそりゃ目白だ!
俺は目白と遊んでいたのか!
目白は僕を見てまた首をかしげる。
そりゃそうだ、こいつにとっちゃどっちでもいい。

そうこうしている間にも、朝ごはんの時間です。
私は目玉焼きをつくります。
君はうぐいすパンでも食べなさい。

どこにも行かない日

どこにも行かない日

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-02-27

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