泣き出して思い出した。
過去の僕が、たまに後ろ髪を引っ張る。
幾ら今に生まれ変わろうと、嘲笑うかな。君は。
あぁ。愛しい人が、全てを知ってしまったらどう思うだろうか。

じゃあ、書き殴り、昇華しようか。
別に自己正当化したい訳でもないけれど、
想いが張り裂けそうになるから、
なんて、なんてさ。

そして真っ暗な夜、闇夜に。
駆け出した走り出した。
僕はもう、きっと僕だから、絶対僕じゃないから。 

物語の最後には、
幸せと笑顔を創り出して生活している。
そう信じて突き進もうと、契約するよ。僕は。
なぁ、愛しい人よ、もしも付いてきてくれるならありがとう。

そして真っ青な朝、早朝に。
駆け出した走り出した。
僕はもう、きっと僕だから、絶対僕じゃないから。

ねぇ、何かを笑えよ。今すぐに。
だからもう二度と笑ってくれるなよ。

そして真っ黒な夢、夢中に、
指を指した光が射した。

そして真っ青な朝、早朝に。
駆け出した走り出した。
僕はもう、きっと僕だから、絶対僕じゃないから。

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-02-22

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