はたちもさよなら
今まで書き留めた詩が微笑んでる
月日は懐かしい心地で顔を出した
終止符を打ってから早、数年が経ち
そこには、何の色も無い硝子だけが散らばる
一瞬、吹き飛ばされた感覚、
僕らは生きていた
ただそれだけで、幸せでいた
一生このままでいたいという想いが飽和する中、
何故、生まれてきたのか、
何故、生きて行くのか、心は隠しながら
君を愛していた
今からいつか消えてしまうまでの人生
夢を叶えて、現実を全うするだけ
ある日、目が覚めてから永遠の果てまでの
どうにも、言い表せない無数の思い出が存ずる
20歳、息を止めていた終末、
僕らは吐き出した
ただそれだけで、大人になれた
導かれた道へ、各々が歩き出しては止まる中、
何故、生まれてきたのか、
何故、生きていくのか、本音を飲み込んでは
君を愛していた
はたちもさよなら