祈りと救済

あおい はる

 潜っているような息苦しさが眠りとともにおとずれる水の底の深い青が眼裏に焼きついて宇宙遊泳のさびしさを想像したときのなんともいえない感じに指先が冷える。風に乗って微かに聴こえてくる音楽は流行りの誰かの歌で遮るようにすぐ近くの踏切が鳴った二十一時ひたすらにやさしさをあたえられたい。君の祈りが東の森の緑を色濃くし小鳥の囀りを美しく響かせて朝焼けの空に救われる生命もあることをそっと囁いてくれる。かみさま。

祈りと救済

祈りと救済

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
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CC BY-NC-ND
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