狂想曲

朝には月を想い、夜には太陽を想う

春には冬を想い、冬には春を想う
梅雨には夏を想い、夏には梅雨を想う
秋には冬を想い、冬には秋を想う

死にたい時には生のよろこびを綴り
生きたい時には死の美しさを綴る

生と死の哀しみが交叉する地点へ
一抹の哀しみも感じず 未練もなく
私は そこに解けていきたい
月と太陽が ちょうど重なる瞬間に

狂想曲

狂想曲

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-02-19

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