ぽくぽく日記

あさか いお

  1. とりあえず書き出すことから世界がはじまる。
  2. アジと美容室【前編】
  3. アジと美容室【後編】
  4. バイオリンを弾くキャラクターって、けっこういますよね。
  5. 今回の教訓
  6. 都会の冬
  7. いちばん好きなおむすびの具は、明太子です。
  8. そのサンドイッチは耳つきでした。
  9. 毎年、ひな人形の前で写真を撮っていたことを思い出します。
  10. 青春の風になびく乙女の黒髪
  11. それぞれの春
  12. いとしの筑前煮
  13. 明日はコーヒーを飲もう。
  14. おこたパン
  15. 図書館バッグを手づくりしたい。

とりあえず書き出すことから世界がはじまる。

 ずいぶんと陽がのびて、夕方と言えども窓の外はまだ明るい。

 かれこれもう1時間近くパソコンの前でかたまっている。何かを書きたくてこのサイトに登録したのだが、いざ書こうとすると何をどう書いたらいいのかてんでわからなくなるのだ。

 この状態で停止しているとき、わたしは卒業論文を書くのにたいそう苦しんだことを思い出した。
 わたしの通った大学では卒業論文を書かなくても単位が必要数取れていれば卒業できた。しかし、書くことが好きなほうだったわたしは論文を書くことに挑戦した。というか、卒業論文分の単位(たしか10単位)が足されなければ、卒業可能単位数に満たなかったのだ。崖っぷちだったことは、これまで家族には言っていなかったかもしれない…。この場を借りて、今さらながら、報告いたします…。

 卒業論文は書いても書かなくてもいい、という方針だったので、卒業論文のテーマも果てしなく自由だった。今までの学びと全く関係がないテーマをひょいと持ってきたって、全然OKだったのだ。厳密に言うと、いかなることも全く結びつかないということはないと思うので、全く関係がないテーマというのはありえないのかもしれないが、自分の好きなもの、興味のあるものをテーマにすることができるということだ。
 自分で自由にテーマを決めていいのであれば決まるのも早いだろうと思ったが、わたしは昔から何をするにものんびり、というか遅いことをわすれていた。妹のいる長女の特性だろうか(ちがいます)。一刻も早くテーマを決め、資料を集め、構想を練り、単位がもらえる論文に仕上げなくてはならないのに、そもそもテーマで悩んだ。のんびりもたいがいにしろ…!と、のんびり憤っていた。

 そのうちにわたしは、高校生のころから好きで観ていた、日本中を旅するおじさんがあちらこちらで恋をする映画シリーズのことを思い出した。
「ああ、わたしには、これがあったではないか…!」
 とりあえずテーマが決まり、わたしは貧乳と評判の胸をほっとなでおろした。あとは、好きな映画を観て、関連書籍を読み、インターネットでも調べて、書いてまとめる、それだけだ。テーマが決まった時点で仕事が半分くらいおわった気がした。

 しかし、あたり前だが、そんなことはなかったのである。
 テーマはかの映画シリーズと決まったが、文章を書くには、テーマのテーマが必要である。すべてに焦点をあてて書くことはできないから、テーマの中で掘り下げたいことを見つけなければいけないのだ。好きな映画をのほほんと観ていれば自然と論文はできあがっていく、と考えていたわたしはどうかしていた。

 根本的な間違いに気づいたわたしだったが、焦りのせいか、なぜか逆にまったりと構えていた。そこには「この映画が好きだから、いざとなったらなんとでも、何文字でも文章が書けるでしょう」という意味不明の自信があったのかもしれない。とにかくわたしは、シリーズの中でもとくに好きな数作品ばかりをくり返し観て、まんべんなく観ることを怠り、しまいには論文のテーマにしておきながら、シリーズ全部は観終わらなかったのである。

1週間に1回くらい、卒業論文を担当するゼミの先生との打ち合わせがあったのだが、わたしの論文は遅々として進まないため、毎回の打ち合わせの内容も変わらない。「いおさん、進んでますか?」「いや~…、まだ、映画を観てるところですね~…」「いおさん、どうですか?何か書きましたか?」「いや~…、まだ書けてないですね~…」担当してくださった先生もうんざりしたことだろう。しかし、先生はうんざりした顔は一切せず「いおさん、何でもいいから、とりあえず書きなさい。かっこよく書こうとしないで、いつものあなたのごにょごにょした文章がいい。とりあえず、何か書いてみてください」と、静かな笑顔で言った。「あなたが何か書かないと、わたしも何もできません」

 先生の「いつものあなたの文章がいい」と言われたことに背中を押されたわたしは、その日からうんうん言いながら書いてみた。書き出すことは難しく、ああでもないこうでもないと、書いては消す時間が続く。しかし、書き出してみると、自分の書きたかったことがわかり、これから何を調べたらいいか、どういう内容にしていったらいいか、どんどん明確になっていった。
 すべては書き出すことからはじまるのだ。先生の言葉を体感した。

 その後は、うんうん悩みながら、時として全然進まないこともあったが、なんとか書き続けていった。結局シリーズ全部は観ていないので、論文としては最初からだめなのだが、やっとこやっとこで書き終え、単位をもらうことができ、無事に卒業することができた。ほんとうに、担当してくださった先生に感謝である。立ち上がりが、そして行動が驚くほどスローモーなわたしを決して怒らず、見捨てず、卒業論文の完成に導いてくださった。そういえば最後に参考文献を載せるとき、わたしの読んできた本が少なすぎるという問題が発生した(ほんとうに、何してるんだか、ですよね…)。そんな問題にも先生はあわてずさわがず「こういうときは、参考文献の参考文献をすべて書くんです」と、あざやかな速さでキーボードを打っていった。

 何か書きたいけど、書けない…。生みの苦しみ(?)を味わっているとき、ふと卒業論文のことを思い出し、お世話になった先生のことをなつかしく思った。卒業論文を書く前も何か文章を書くことはあったが、先生の「いつものごにょごにょした文章」という言葉で、文章を書くことに対する気持ちが変わった気がする。それまでは、たぶん、かっこいい言い回しや耳障りのいい言葉を無意識のうちに探していたと思う。

 いつもの自分が使う言葉で、いつもの思考回路で、飾らずに文章をつづっていきたいと思う。
 今回のこの卒業論文に関するできごとをお読みいただいただけでわかる、わたしの大いにくすぶっていた(くすぶっている?)感じ、これがわたしの文章を書く原動力だ。くすぶっていた自分を悔い、もっときらきらしたかった…と戻らない過去に思いをはせる日々もあったが、そんなわたしにこそ書けることがある。
 こんなわたしがつづる日常や思い出の話にお付き合いいただけたら、味わったことのない極上の喜びに深く感謝いたします。

アジと美容室【前編】

 今日は、スーパーで念願の丸のままのアジを買った。結婚するときに父から万能包丁とペティナイフと出刃包丁をもらったのだが、出刃包丁はまだ使ったことがなかったので、使ってみたかったのである。もらったときのまま、刃にビニールのケースがかかった状態で保管していたら、刃にビニールがくっつきはじめていることを夫が発見し「これは、使ってということね」と、何が魚を買おうと意気込んでいたのである。

 住んでいるところにいちばん近いスーパーAは、さばいていない魚がない。さばいていない丸のままの魚をゲットするには、いちばん近いスーパーAから10分ほど歩いたスーパーBに行かなければならない(魚屋さんで買う、という選択肢も本来はあるのだが、引っ越してきたばかり、というほど引っ越したてではないのだが、魚屋さんを見つけられていないので)。

 そのスーパーBは、わりといつ行っても混んでいる。
 今の、人と距離をとらなければならない状況でなくても、わたしは人混みが苦手である。と言っても、お祭りは好きなので、完全に人混みに行きたくないわけではないのだが、混んでいるスーパーは苦手である。
 「たこが買いたいな…。でも、今見てる人がいるから、にんじんのところで待っていましょう…そろそろいいかしら…ああ!ベビーカーを押したおねえさんがたこ売り場に…!わたしも見たいけれども…」という状態になってしまいがちなのだ。わたしは、見た目は「しっかり者、はきはきしてそう」「運動得意そう」と言われることが多いのだが、実際は小心者でへたれっぽくて、運動はまるっきりできないのである(習わせてくれた両親のため加えるが、水泳は5歳から12歳まで習っていたので、泳ぐことはできる。陸でのスポーツは手も足も出ないわたしが、水中では一人前に泳いでいるのを見て、先生たちも驚いたという。しかし、陸での運動と同じで、泳ぐスピードはあくまでもゆっくりである)。

 混んでいるスーパーでは、魚やお肉や野菜をさっと選んで、さっとかごに入れなければならないが、それも苦手である。
 空いているスーパーでは、魚やお肉や野菜をじっくり選べる。もちろん、今は商品にふれるのを最小限にとどめなければならないので、ぺたぺたさわっては選ばない。じーっと見つめて、これかな?と思ったものを手に取り、またじーっと見つめて、よし、という思いになったらかごに入れる。
 混んでいるスーパーでは、立ち止まっての思考はゆるされない。人々が次から次へとくる。ちょっと迷っていると「おどきなさい」と言わんばかりのマダムが背後にいることもある。手早く選ぼうとする。焦る。この玉ねぎでいいのか不安になる。もっと上のほうの玉ねぎがいい気がする。そもそも、玉ねぎは実家の小屋に大量に転がってたやつがいいと思う。結婚する前は祖父と祖母が作る大量の野菜を少々煙たがっていたが、今その野菜があったら大変感謝するだろう。そんなことを考えていると、どれも選べないうちに人の波に流されてしまうのだ。

 それゆえ、混んでいるスーパーは苦手だが、スーパーBはさばいていない魚があるし、お肉の種類も断然多いし、お菓子やお酒の種類も多い。意を決して、というほどの心意気はいらないのだが、家でまったりしているうちに夕方の買いものピークの時間になったので、けっこう混んでいるだろうな、と覚悟しながらスーパーBへ向かって行った。

 スーパーBで丸のままの魚をゲットする前に、明日はじめて行く美容室の場所を確認するというミッションがあった。
 
 引っ越す1か月ほど前にお世話になっていた美容室でカットしてもらったのだが、さすがに3か月もたつとポニーテールがよく肥えたたぬきのしっぽのようになった。前髪も我流でおりゃおりゃと切っていたので、この辺で軌道修正していただきたい。
 美容室に行きたい。行ったほうがいい。わかっているのだが、わたしは人見知りな性格で、新しい美容室をうきうきと探すことができなかった。近所のお店をネットで調べると、どこもおしゃれすぎるように見えた。「こんなおしゃれなところにわたしは行けるのかしら…ずうっと田んぼに囲まれて暮らしてきたわたしを、都会のおしゃれ美容院は受け入れてくれるのか…」引っ越した先での友だちはおろか、話すようになった人さえまだおらず、なんだか絶望的な気分になったわたしは、寝室のすみにたたんで置いてあるふかふかしたふとんを少し動かして隙間をつくり、しばらくじーっと体育座りをしていた(つづく)。

アジと美容室【後編】

 行きたい美容室を探せず、ふとんのすき間で体育座りをしていたわたしでしたが「都会のはじめて行く美容院でも、客商売ですもの、まさか切ってくれないということはないだろう」と思い直して、インターネットで近所のよさような美容室を見つけ、えいっと予約しました(前回までは「だ、である調で書いていましたが、しっくりこなかったので「ですます調」に変えました)。

 わたしは方向音痴なので、当日迷わないように、買いもののついでに予約した美容院の場所を確認することにしました。
 その美容院は、道はおぼえていませんが、通ったことがあることはたしかです。地図を見てみると「ああ、ここらへんね」とすぐにわかるところでしたので、いそいそと出かけていきました。

 よく通る橋のとなりの橋を渡って、しばらくまっすぐ歩いて、牛丼屋さんが出てきたら、そこを右に曲がり、少し歩けば美容室が出てくるはずです。「かんたんね!」とぽくぽく進んでいきましたが、美容室が出てくる気配がありません。おととし母と街へ出かけたとき、おすすめと聞いてそこにしようと決めていたごはん屋さんへ行くときにものすごく迷った感覚を少し思い出しました。スマートフォンでもう一度地図を見てみると、1本下の道が正しいようだったので、すなおにもと来た道をもどりました。

 わたしにしてはめずらしく、あまり迷わずに美容室を見つけることができました。我ながら進歩したと思います。かつては職場の面接当日に会社の場所に迷ったり、ギャラリーを目指したつもりが山に行っていたり、引っ越してきた当初ひとりで外出した際帰り道がわからなくなり半泣きの状態で猛スピードで歩いたりしていましたから。

 美容室の場所を無事確認したので、あとは丸のままの魚です。
 スーパーBに行くと、ありましたありました。澄んだ瞳のアジがたくさんあります。これにしましょう。

 しかし、ここでも少々問題があったのです。
 スーパーBで丸のままの魚を買ったことがないので、お作法がわからない。トングとビニール袋があるので、これに入れればいいと思うのですが「値札をつけてもらってください」のようなことが近くに書いてあります。アジを入れたら、店員さんに値札をお願いすればいいのか…?

 ちょうど店員さんがいらしたのできいてみると、さばかない魚はそのままでいい、とのこと。なるほど。2匹入れて、レジへ向かいました(そのほか、たこ、めかぶ、納豆を買いました)。

 はじめて使う出刃包丁は重みがあり、どきどきしました。丸のままのアジは内臓に少しおののきましたが、さばくことができました。3枚おろしにして、フライにしました。我ながら、おいしくできました。またつくろう。

 アジをさばいた次の日、今日は美容室に行く日です。
 先ほど行ってきました。
 ちんまりとして、おしゃれないいお店で、かっこいいお兄さんがあざやかな手つきでシャシャシャシャーっとすてきに切ってくれました。重たくなっていた髪が軽くなり、心も前向きになりました。切ってもらって、ほんとうによかったです…!

バイオリンを弾くキャラクターって、けっこういますよね。

 みなさん、こんばんは。
 今日、わたしの住んでいるところは晴れていましたが、空気が乾燥していて、久しぶりに手がカサカサしています。肌の乾燥は内側から治す。母がこんこんと教えてくれたことです。わたしは水をごくごく飲んでいます。

 きのう、今日と、バイオリンにさわりました。
 バイオリンは、大学1年生のとき突発的にはじめました。バイオリン職人になりたい少年と本が大好きな少女が出てくるあの映画を当時久しぶりに観たところ「…バイオリン、いい!」と鼻息があらくなったのです。

 習っていたのは大学時代の4年間で、社会人になってからは、たまに、気が向いたときにギコギコしていました。技術的には、音階がなんとか弾けるというくらいなのですが、なつかしさもあり、たまに弾いていたのです。

 ですが、結婚してからは遠ざかっていました。弾く時間はあったのですが、おもしろそうなテレビ番組がやっていたら見るし、テレビを見ているだけだと手持ち無沙汰なのでお茶を用意して、テレビを見ながらお茶を飲みながら、自粛期間からはまっているかぎ編みをはじめると、もうとまらないのです。「バイオリン、いっしょに引っ越してきたけど、弾いてない…」と、ちょっとプレッシャーに感じながら、猛然とかぎ針を動かしていました。

 ある夜、夫の帰りを待っている間、キャラクター設定とストーリー展開が少々王道すぎるドラマを見ていました。
 すると、ヒロインが好きな男の子の元彼女という設定の女の子が、バイオリン弾きだったのです。
 久しぶりにバイオリンを見て、弾きたいな、と思いました。
 それにしても、楽器を演奏するふりをする撮影現場ってどんな感じなんでしょうか。興味があります。

 それで、久しぶりに楽器ケースを開きました。開いた瞬間に弦がくるっているのがわかります。長い間さわらなかったので、当然でしょう。ごめんよ、と思いながら慎重に調弦しました。とくにいちばん細いE線(ミの音)は注意です。買ったばかりの新しいE線を勢いよく調弦したばっかりに「パーン!!」とはじけさせたことがありますからね。

 チューニングしたバイオリンを静かに弾いてみます。ここは一軒家ではないので、サイレントバイオリンです。
 おお…。久しぶりだから、もっと左腕がいたくなるかと思いましたがそうでもなく、意外に弾けます。弾けると言っても、レベルが低いのですが…。
 しばらくギコギコするのを楽しみながら、大学時代の思い出がよみがえりました。

 高校に入った当初から勉強についていけず、友だちもできなかったわたしは、大学生になってもくすぶり続けておりました。勉強はできず、友だちもできず、恋人もいません。ああ、自分で書いていて、かなしくなります…。
 そんなわたしですが、バイオリンの教室へ行くときは大学から直行するので楽器を背負っており、その姿は少々目立っていました。
 あるとき、背の高い、清潔感のある服装をしたイケメンの部類に属するであろう見た目の男子学生に声をかけられたのです。「それ、バイオリンですよね?僕の友だちにバイオリン弾けるやつがいるので、今度呼んできていいですか?」

 リンゴーン!リンゴーン!リンゴーン…!!
 わたしの頭の中で大きな金色の鐘が鳴りひびきました。
 あら、こんなイケメンさんが声をかけてくれるなんて…!しかも、お友だちも連れてきてくれるだなんて…!しかも、そのお友だちはバイオリンが弾けるだなんて…!!こんなことってあるのね。
 わたしは、ひとときの幸福にひたっていました。

 そして、そのお友だちを連れてくる約束をした日がきました。
 わたしはそわそわしていました。あのイケメン兄さんにまた会えることもうれしかったし、なにより、バイオリンを弾けるというお友だちに会えることが楽しみだった。このできごとは、わたしの大学生活のハイライトとなることであろう、とわくわくしていました。

 しばらくして二人はやってきました。
 イケメン兄さんが細身で高身長なのに対し、バイオリン兄さんがはがっちりして高身長でした。きっと、どちらもおモテになるのでしょうね、と目をうるませました。

 あいさつをしたのち、バイオリン兄さんはわたしの持って行ったバイオリンを弾いてくれました。
 マッチョな男の人もバイオリン似合うわね…!わたしは、感動していました。
 聞いたところによると、バイオリン兄さんは幼少期からバイオリンを習っており、高校生まで入っていたジュニアオーケストラではビオラを担当していたとのことでした。どうりで、上手いはずね…。マッチョゆえ、大学に新設されたラグビー部にスカウトされ、今はラグビーをしているそうです。

 後日、このふたりと何か進展があったかというと、決してそんなことはなく、わたしは静かに大学を卒業していったのでした(彼らは2学年下だった)。なにもことが起きなかったことをさみしく思わないわけではありませんでしたが、わたしの大学時代の貴重な思い出なのでした。

 ちなみに、バイオリン兄さんと、夫の名前は同じです(漢字はちがいますが)。
 わたしが幼稚園のころはじめて好きになった子の名前も同じです。
 やさしい音の名前なんですよ。

今回の教訓

 みなさま、こんばんは。
 おやつを食べたあと、パソコンに向かっています。今日のおやつはわらび餅でした。

 きのう書いたバイオリン兄さんの話で、もうひとつ加えたいことがあります。

 バイオリンを巧みに弾くマッチョなお兄さんにまた会いたかったわたしは、弦の張り替えをおねがいしました。また会いたかったし、張り替えが苦手だったというのもあります。弦の張り替えは定期的に必要なのですが、前に張り替えてからかなり時間がたっていたので、ナイスなタイミングでした。

 約束した日、バイオリン兄さんはやってきて、さっそく弦の張り替えの準備をしてくれました。
 しかし、なんと、4本の弦をすべてゆるめはじめたのです。
 
 先生からきいたやり方では、4本ある弦のうち、右から数えて2本めの弦から張り替えます。この弦は、なにも押さえない状態でラの音が出る弦で、チューニングの基本になる音なので、この弦からはじめます。
 バイオリンは、楽器の中心に魂柱(こんちゅう)という柱が立っています。魂柱は接着剤でくっついているわけでなく、4本の弦の張りによって立っています。弦の張り替えをするときは、1本ずつやらないと、魂柱がたおれてしまうそうなのです。たおれた魂柱を自分で直すのはむずかしく、楽器屋さんに持っていかなければなりません。

 ですので、わたしは、1本ずつ慎重に弦を張り替えていたわけです。
 苦手ですが、ていねいにやっていたのです。

 それなのに、バイオリン兄さんは、一気に4本ゆるめて、外したのです…!
 えええーーー!!
 いくら、かっこいいな、とほわんとした気持ちになっていても、自分の楽器が危ういとなれば話は別です。
 「ちょっとちょっと、張り替えって、一気にやっていいの…!?」
 「大丈夫ですよ~。俺、ずっとこうやってるけど、全然問題ないっすよ~」

 ほんとか…!?
 軽い気持ちで頼んだわたしがいけなかったのですが、わたしは自分の楽器を人質にとられているようで、気が気ではなかったです。
 魂柱がたおれることはなく、弦は自分で替えるより巻きがきれいだったのですが、淡い恋心は一気に消え失せました…。それは、バイオリン兄さんにとってよかったことだと思いますが…。

 楽器のメンテナンスって、ちょっとめんどうだし、ちょっとむずかしいところもあるけど、しっかりおぼえて自分でできるようになろうと思ったできごとです。

都会の冬

 みなさま、こんばんは。
 おだやかな夕方です。
 今日は、ゴールデンウイークの時期くらいあたたかく、コートもストールもいりませんでした。

 朝起きたあと、コンビニへパンとコーヒーを買いに行きがてら、海のあたりを散歩しました。
 車の通りは少なく、空は晴れわたり、空気はあたたかい。ぽくぽく歩いていると旅行中の朝のような楽しい気分になりました。
 海の近くの小さな広場では大型犬が2匹リードをはなされて自由に遊んでいて、うれしそうでした。

 おだやかな夕方から時間がたち、夜になりました。
 今日のごはんはホイコーローなどです。おかずをだいだい作りおわり、お風呂に入って、あとは仕上げです。

 書くことが好きですが、書くことに慣れていないため、とりあえず毎日何かを書こうと思っているのですが、はやくもつまりつつあります。
 ヘタレでカオスな性格ですごす日常はおもしろいことがたくさんですし、過去のくすぶりエピソードも満載なので、書くことには困らないだろうと思っていたのですが、考えが浅かったですね。でも、やってみなければわからないことなので、わかってよかったです。

 あ、書こうと思っていたことを思い出しました。
 今日はかなりあたたかく、日中などは半そででもいいくらい太陽の光がさんさんと降りそそいでいたのですが、びっくりしたのは、冬用のコートを着て、マフラーも巻いているひとがけっこういたことです。「今日、あったかいよなあ…。都会の人は寒いのかなあ…。それとも、カレンダー的にはまだ2月だから冬の格好をするのが都会的なのかなあ…」と不思議に思いました。

 都会に引っ越してきた当初も、都会の人々の防寒具合におどろいたことをおぼえています。
 わたしは、寒いほうの地域から来たので、11月の都会の寒さは全然平気で、まわりの人がダウンコートに身を包む中、カーディガン1枚で買い物に行ったりしていました。「これくらいでも、雪がめったに降らない土地の人は寒いのかな。沖縄の人は20度でもう寒いって聞いたような気がするし…」と、ぽくぽく歩きました。

 今年の冬は、一度も雪を見ませんでした。
 わたしの生まれ育った町は今年は大雪で、来る日も来る日も除雪が大変だったそうです。そんなにたくさんの雪は勘弁ですが、雪や雪の降る日の寒さをすこしなつかしく思う都会での冬でした。

いちばん好きなおむすびの具は、明太子です。

 みなさま、こんばんは。あさか いおです。
 このように名乗ってみて、中学時代にいた同じ苗字の「朝香くん」のことを思い出しました。

 朝香くんは、中肉中背で丸顔で眼鏡をかけていて、卓球部で、社会科が得意そうな顔をしています。実際の得意科目はわかりません。
 朝香くんは、同じく眼鏡をかけている卓球部のクラスメイトとなかよく静かにおしゃべりしてすごす感じです。女子と話しているのはあまり見たことがありません。そんな朝香くんのことを「おおっ!」と思ったエピソードがあります。

 たぶん、中学3年生のころだと思います。
 小学校からいっしょのⅭちゃんが朝香くんに猛アタックされているといううわさがにわかに広がっていました。Ⅽちゃんはやさしくおだやかな物腰ながらもするどい発言をずばっとする美術部の女の子です。朝香くんとはクラスが同じだけで、とくに話したことはなく、本人は困惑していました。
 中学生です。猛アタックされるなら、もっとかっこいい人がいい、と思ったでしょう。朝香くんのようなぽちゃぽちゃした善人(善人だったかどうかはわかりませんが、善人顔でした)が人気が出るのは、もう少しあとです。
 しかし、わたしはうらやましかった。一般中学女子が「ぽっ♡」とする見た目じゃなくても、自分のことを猛アタックするほど好きな人がいるということがうらやましかったのです。好きな人はいるけど、自分のことを好きだという人はひとりも知らないことをむなしく思っていたのもあるし、恋に恋するお年頃だったのもある。Ⅽちゃんは「まじ、うぜぇ」と一喝していましたが、わたしは他人事なので「朝香くん、行け行け」と内心ニヤニヤしていました。

 最終的に朝香くんはⅭちゃんに自分の思いを告白して、玉砕した気がします。学年の中でいちばん情報にうといであろうわたしの耳に入るくらいなので、相当な発信力ですね。
 朝香くんの秘めたる情熱、Ⅽちゃんの潔いくらいつれない態度に青春を感じたわたしです。

 今日のお夕飯は、母から送ってもらったカレースパイスでキーマカレーをつくろうと思います。
 キーマカレーと温泉卵と大根のサラダ。かんぺきですね(自分で言う)。
 きのう、とある新婚さんの食卓を見ました。おかずが4品も5品も並んでいることにおどろいた。わたしは、気づくと一球入魂な日があります。
 品数の多さとともに、ごはんの近くに置かれている小鉢が気になった。たらこか、明太子が入っているのですが、一見して量が多すぎることがわかる。2腹分くらい入っています。一人分です。塩分が…。プリン体が…。大きなお世話ながら、痛風にならないか少々心配になりました。

そのサンドイッチは耳つきでした。

 こんばんは。今日もあたたかい1日でした。

 朝、またお散歩に行きました。今日は、川沿いの道を歩きました。川に沿って進むと、となりの橋のところにつながっていました(あたり前かもしれないのですが)。引っ越して4か月ほどたつのですが、ここをこう進むと、ここに出るんだなというのが、すこしずつわかってきました。ウイルスの状況がよくなったら、電車に乗って、好きな駅で降りて散策をしてみたいです。

 散歩の帰りに、コンビニで朝ごはんを買いました。なににしようか迷ったのですが、サンドイッチにしました。

 引っ越す前、そしてウイルスが出る前、月に1回くらいのペースで小さな喫茶店にてアマチュア音楽家(主にギター弾き語り)のライブがありました。わたしは、出演させてもらうこともあったし、見るだけのときもありました。ライブは夜に行われ、希望者には500円でサンドイッチが出ました。そのサンドイッチは、だいたい卵サラダとハムの組み合わせで、たまにカツサンドやツナサンドなどもありました。そのサンドイッチを食べながら、父に買ってもらったビールをごくごく飲み、みなさんの演奏を聴くのがとても好きな時間でした。
 ライブは金曜日にあることが多かったので、1週間の労働のほどよい疲れと、おいしいサンドイッチとビール、そして音楽が大好きな人たちの奏でる音色。ぽーっといい感じで毎回最後は寝ていました。

 そのライブによく出ているSさんという、オリジナルソングをギター弾き語りで歌う青年がいました。
 彼は、ちょっと遠くから車で来ているそうなので、お酒は飲んでいないのですが、時間とともにライブが盛り上がってくると、自分も大いに盛り上がってくるようで、マイクの音が割れるほどの声量で歌っていました。そして、なぜかSさんの出番のときに「キィーーン…!!」と、機材がいやな音を出すことが多かった。

 はやく、ライブが再開されないかな、と遠くから思っています。

毎年、ひな人形の前で写真を撮っていたことを思い出します。

 こんばんは。
 最近、ほんとうに陽がのびましたね。4時くらいかな、と時計を見たら、5時近くでした。
 地球は自転しながら公転していて、その関係で昼と夜の長さが変わるのですよね?なにやら壮大な気持ちになりますね。わたしの母は、陽が短くなると「はやく暗くなる…」と言ってちょっとしょんぼりし、陽が長くなると「でも、あと何か月もしたら、また短くなっちゃう…」とちょっとしょんぼりします。そんな母に、地球のことを考えるといいよと言いたいです。自転しながら公転する地球を体現するのもいいと思います。

 もうすぐひな祭りですね。今年の節分では、豆を用意しておらず、節分当日も生理痛でとても外出できる体調ではなかったので、みんなの節分とずれても仕方ないだろう、と翌日に豆を買いに行きました。すると、豆がきれいさっぱりないのです。節分用の鬼のお面がついている豆だけでありません。ふつうの、パックされただけの豆も一切ありませんでした。ですので、くるみやピーナッツやアーモンドが三角の小さな袋に個装されている油・食塩無添加ローストナッツを買って、無事豆まきしました。ひな祭りではそうならないように、明日ひなあられを買おうと思います。

 わたしは、前、保育園に勤めていたのですが、ひな祭りの季節が近づくと、園長先生と主任の先生が7段くらいのひな飾りを鬼のようなスピードで飾っていました。とても仕事がはやいお二人なのです。
 ひな人形が飾られると、みんなよろこんでいました。赤ちゃんクラスの面々も興味津々で、飾りに手を伸ばします。ひな祭りの曲が流れるオルゴールも好きなようで、中には曲に合わせて「パンッ、パンッ!」と、演歌のリズムで手をたたく子もいました。その子は、よくおばあちゃんにお世話されている子で、うちでもこうやっているのかな、とほのぼのしました。実際の保育現場では、ほのぼのにひたれるのは一瞬なのですが…。

 今年もひな祭りが近づき、みんなの健やかな成長を願うばかりです。
 

青春の風になびく乙女の黒髪

 こんばんは。今日もぽくぽく日記をつづれることをうれしく思います。

 お夕飯の買いものをした帰り、橋の上で夕方のおだやかな風に吹かれながら、高校のときの同級生Yちゃんのことを思い出しました。
 Yちゃんは学校にいちばん近い地区に住んでいるため、徒歩通学でした。Yちゃんは下校途中に、急に走り出すことがあります。ちょっと走ると、またふつうの速さで歩くのです。そんな姿を何度か見たので、不思議に思って聞いてみると、トレードマークの長い髪をさらあっとなびかせ、さわやかな笑顔で言いました。
「急に走り出したくなるときってない?」
 青春漫画の乙女のような回答でした。
 Yちゃんには15歳年上のお兄さんがいるのですが、ある日唐突におすすめされたことがあります。
「あたしのお兄ちゃん30歳すぎてるんだけど、彼女いなくて~。あ、そうだ、いおちゃん、うちのお兄ちゃんどう?ちなみにブサイクよ」
 …なぜわたしにすすめる?

 今日はひなあられを買おう、と買いものに行ったのですが、あられみたいなお菓子はうちにけっこうあるし、食べなくて湿気たらもったいないので、買わないで帰りました。うちにあるあられみたいなお菓子の袋を自分でひな祭りっぽくしようと思います。

 久しぶりに図書館に行ったのですが、たのしかった…。長居はできないので、ささっと見て、選んで、ゆっくりうちで読みましょう、と帰りました。
 本屋さんではあまり思わないのですが、図書館だと「これも、あれもおもしろそう…。おもしろそうで、読んでいないのがいっぱいある」と、わくわくするのと同時に、すこしあせります。限られた時間の中、どれだけ大好きな本と出会うことができるのか。
 まだ読んでいないたくさんの本にわくわくする気持ちをわすれず、自分の選んだ本を大切に読みたいです。
 
 わたしの文章を読んでくださっている方、ありがとうございます。

それぞれの春

 こんばんは。今、おやつに飲むお茶のお湯をわかしています。
 今日は久しぶりに1日くもりでした。
 日本海側から太平洋側に越してきておどろいたのが、晴れの日の多さです。生まれ育ったところは、年中くもりの日が多いです。久々にからっと晴れたなあ!とうきうきする日は、なぜか仕事のある日にめぐってくることが多くて、そんな日、みんなから少々うっとうしがられている係長は「あさかさん!仕事するのがもったいないくらいのいい天気だね!なんだかもう、帰りたいね!」と、ハイテンションでわたしの肩をぽんとたたき、やる気をそいでいったものです。

 今日はずっとくもりで、気温もそんなにあたたかくはありませんでしたが、もうすっかり春ねえと感じる日が多いこのごろです。それは、マスクをちょっとの間、すこしだけずらしてかぐ外のにおいだったり、名前はわからないけど川沿いにきれいに咲いているピンクの花だったり、スーパーの野菜売り場で春野菜が格段にふえたことなどです。わたしは、久しぶりにふきのとうを見たので、最初なんだかわからず「ずいぶん貧相な芽キャベツだなあ」と思ってしまいました。
 
 夫は、独自の春を感じているそうで、それは、左腕の裏側に1本だけ生えている太い毛です。
 腕の毛って、表側には生えてるけど、裏側はほとんどつるつるですよね。夫は、そのつるつるの裏側に1本だけ太い毛が生えているのです。つるつるの裏側に唐突に生えています。
 毛抜きでえいっと抜くとしばらく生えてこないのですが、本人いわく、あたたかくなってくると生えてくるのだそうです。
 おととい、その毛がまた生えだしていることに気づいた夫は「いおちゃん、いおちゃん。ほら」と、見せてくれました。そして「春の息吹だねえ」としみじみして、ビールをごくっと飲みました。

 みなさんのまわりの春は、どんな春でしょうか。

いとしの筑前煮

 こんばんは。
 今日は、ちょうどよく晴れた1日でした。しずかに晴れた夕方であります。

 きのうから生理になり、おなかがすこしいたいです。しかし、生理になるちょっと前から食べものや飲みものを気をつけているので、寝こむほどいたくならないといいです…。

 きのうは、はじめて煮物をつくりました。筑前煮です。
 筑前煮は母がよくつくってくれた煮物で、野菜類と鶏肉を別で煮るのが我が家の味だそうです。筑前煮は、ひとり暮らしをしていた大学生のとき、母がよくつくって持ってきてくれたものでもあり、思い入れのある煮物です。

 はじめてのわりには上手く煮えたと思いますが、ちょっとしょっぱかったです。しょっぱめが好きな夫は「おいしいよ!」と言っていましたが…。初心者の料理って、味付けがしょっぱすぎての失敗が多い気がします。
 麩をはじめて使ったのですが、あんなに大きくなるとはおどろきました。
 水でもどして、煮汁で煮ると、ぶわぶわぶわ~とどんどん大きくなりました。そして、麩もたぶん入れすぎたんですね。車麩を3つももどして入れました(麩が好きなので)。少々入れすぎた麩がお鍋でどんどんふくれて、野菜類の居場所を侵略、それで煮汁が減って、煮つまってしょっぱくなったんだと思います…。

 でも、まだまだ下手ですが、料理はたのしいです。
 手づくりの料理のおいしさと、つくることのたのしさを教えてくれた母に感謝です。

明日はコーヒーを飲もう。

 こんばんは。今日も、空がやさしく暮れてゆく。
 
 おなかがいたくなりすぎたらどうしよう、とすこし不安に思いながらふとんに入ったきのうでしたが、腹痛・腰痛の波はきのうの夜ですぎたようです。今日も1日、おなかや腰が重かったけど、我慢できないくらいのいたみではありませんでした。よかったよかった。
 もし、生理痛に悩んでいる方がいらっしゃいましたら、生理になる1週間前くらいから徐々にアルコール類とチョコレートとチーズとコーヒーを減らして、生理期間はじめの3日間くらいはこれらの食品をなるべくさける、という対策はいかがでしょうか。わたしは、長年生理痛に悩んできましたが、最近、いたみのもととなる成分を多く含む食材を知り、それを期間中はさけるようにしたら、だいぶ楽になりました。先に挙げた食品は、どれも好きなものなので、生理期間以外は自由に食べています。

 わたしは、長年生理痛と付き合ってきましたが、幸いにも「そんなにいたいの?」などとは言われることなく、いたいときは休むことができました。社会人になってからは休みにくさは感じましたが、いたいものはいたいので「ぐぐぐぐぐ…」と体を二つ折りにしてうめきながら上司のところへ行っていました。
 でも、いたい人みんなが休めるわけではないし、いたい気持ちを理解する人ばかりではないですよね。
 人のいたみは、身体的なものも、精神的なものも、自分自身が経験しないと、ほんとうにはわからないものだと思います。
 そこでわたしは、生理痛がほんとうにつらいのか、とのたまうアンポンタンがもしいるとしたら、プレゼントしたい装置を考えました。人工の子宮です。これを装着し、生理を体験していただきます。やはり、話を聞くのと、1回でも自分で体験するのは全然ちがうでしょう。

 ごはんをつくっていたら、おそくなってしまいました。
 手際がわるい…。

 今日は母の誕生日です。先ほど、妹もいっしょにテレビ電話をしました。妹、髪が伸びていた。そして、妹は流行を追うおしゃれさんなので、見るたびに顔がちがう気がします(お化粧もトレンドのものを取り入れるから)。
 お誕生日、おめでとう!
 プレゼントは、またも間に合わなかったのですが(今月、父の誕生日もあった)かぎ編みのモチーフつなぎの小物を製作中です。
 

おこたパン

 こんばんは。
 今日のお夕飯はコロッケにしました。タラ入り。ポルトガル風です。つけあわせにキノコとアンチョビペーストをつかったスパゲティをつくろうと思ったのですが、おなかがまだちょっといたかったのと、いもをゆでて、コロッケのたねをつくって、としていたら意外に時間がすぎていて、スパゲティまでたどりつけませんでした(よくあるパターン)。

 「くすぶり女子の教訓」も更新したいのだが、1回めでとまってしまっている。2回め以降もつづく予定なので(2回めは自動車学校編。ただいま書いています)よろしかったら、またのぞいてみてください。

 図書館で借りてきて読んでいるエッセイに、こたつの話が出てきました。
 こたつ。わたしは「おこた」と呼びます。いとしい響き。大好きです。
 おこたでの思い出は、最近のものでは、結婚する前、夫とデートするときにパンを焼いて持っていくのにこったことがあるのですね。パンは発酵を2回行うのですが、そのときちょうどいい温度がおこたの中でした。朝はやめに起きて、日ごろのあれこれを力に変えて生地をこね、ボウルに入れてラップをかけておこたへ。すると、もあ~っとあくびをしながら父が起きてきます。わたしは間髪あけずひと言「今!おこたにパンがいますから!」父は、しょうがなく寒い中ななめになっておこたに入ります。生地のふくらみがおそいと「パンのために温度を上げます!」と人があたたまるにはあつすぎる温度まで上げる。表向きは「娘大好き」という父ではありませんが、娘思いのやさしい父です。父の協力のおかげでおいしいパンが焼けました。ありがとう。

図書館バッグを手づくりしたい。

 こんばんは。今日もぽくぽくつづろうと思います。

 先ほど、はじめてレバーを調理しました。豚レバーです。自分で料理をすると、どうしても食材がかたよるので、いろんな食材のいろんな栄養をとろう、と思い立ったのです。はじめてさわるレバーは、ぽよぽよしていて心もとなかったです。レバーは、小学生のころは苦手だったけど、お酒をのむようになってから好きになりました。小学校の給食に出てきたレバーのメニュー(レバーが揚げて味付けされていて、ポテトと和えてある)も再現して食べてみたいなあ、と思います。

 今日は、図書館に行きました。
 まだ数回しか行ったことがないので、なにがどこにあるかよくわかりません。新着のコーナーを見ると、洋書もあります。洋書…どこにあるんだろう。奥のほうを探しますが気配がしません。そういえば、なつかしい本も読みたいな…と児童書のコーナーに行くと、その一角に洋書がありました。わたしが育った町の図書館も児童書のあたりに洋書があったのですが、なぜでしょうか。いえ、どこでもいいのですけど…。挑戦したいシリーズものの原書もあったので、次の次あたりに借りたいです。

 図書館といえば、大学生のとき、高いところにある本を取ってくれたやさしい人がいました。
 わたしは155㎝なので、図書館の上のほうの棚は手が届きにくいのです。今思えば、なんてやさしい人なんだ。本棚に返したいのに手が届かず手こずっているところにちょうどとなりあった人でした。その人は、本をもとの場所に戻してくれたうえ、取りたい本はないかと聞いてくれたのです。漫画やドラマみたいなシチュエーション。偶然となりあった人のやさしさ。しかし、わたしは青かった。内心「もっとかっこいい人がいいわ…」と心の中でつぶやき、足早に退散したのです。自分を棚に上げるのもいいかげんにしろ。たしかに、その人は、わかりやすい見た目のかっこよさは持ち合わせていなかったかもしれない。背は高いほうだったが、顔にはニキビ跡が残り、落ち着きすぎている顔のパーツが少々老けて見える。服装もふつうの中のふつうといった感じでパッとしない。しかし、なんの取り柄もなく、かわいくもなかったわたしにほほえんでくれたその瞳は、誠実そのものだった。まっすぐで、やさしい目。今なら、あの人のよさがわかるのです。話したことはなかったけど、友だちと話す姿はやさしそうで、教職課程をとっていて、まじめに勉強に励む好青年でした。
 今のわたしの内面を持って大学生のころにもどれるなら、その人に本を取ってもらったあと、いっしょにお茶でもするでしょう。気が合って、飲みに行く約束もするかもしれない。そして、モテない、恋人がいない、とくすぶっていたキャンパスライフはだいぶ書きかえられると思います。でも、過去が変わったら、現在も変わりますよね。だったら、もどらなくていいかなと思います。
 今、彼はどうしているでしょうね。
 きっと、彼のよさがよくわかっているすてきなパートナーがいるはずです。

ぽくぽく日記

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更新日
登録日 2021-02-10

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