ビューティフル・ビューイング
脱ぎ着するみたく音楽をききながら
ぬかるんだ温度を歩く
やわらかいヘッドライトが
ガードレールのつららを渡って行く
まっしろな月には
明日の昼にも会えるのだ
とがった電線が
黒い空を鉱物みたく切り分けていく
原色だ、
パーキングの看板が虹彩を引き裂いた
すみわたった大気で息ができる
残り時間を警告するネオンブルー
窓脇のシャコバサボテンは
一度きりの爪紅だ
午前四時まで
きっとおやすみ
ビューティフル・ビューイング
脱ぎ着するみたく音楽をききながら
ぬかるんだ温度を歩く
やわらかいヘッドライトが
ガードレールのつららを渡って行く
まっしろな月には
明日の昼にも会えるのだ
とがった電線が
黒い空を鉱物みたく切り分けていく
原色だ、
パーキングの看板が虹彩を引き裂いた
すみわたった大気で息ができる
残り時間を警告するネオンブルー
窓脇のシャコバサボテンは
一度きりの爪紅だ
午前四時まで
きっとおやすみ
ビューティフル・ビューイング