あいって

あおい はる

 あいのかたちについて、かんがえる日夜。べつに、だれかをひどくあいしたのではなく、読んでいる本に登場する、さまざまなにんげんたちの、おなじ現実に生きるにんげんたちの、あい、というもののかたちに、パターンはなく、規則性も、当然、型もなく、いろいろであることを妙にしみじみと、改めて想う日があってもいい。しかし、夜ってやつはどうしてこんなにも、お菓子がおいしく感じるのだろう。
 一種の創作として、エッセイじみたものを書く試みは、昨年末からぽつぽつとしてきて、なかなか心地よい気がしている。ツイッターよりも、ブログよりも。なにかこう、くすっと笑ってしまう愉快な日常を過ごしている、でもなく、いたって、毎日、平凡に、仕事をし、好きな本を読み、こうして散文やエッセイを書いていて、でも、何気ない日常がいちばん尊いものであることを、わたしはもう、それなりに噛みしめている。ツイッターを離れて、いままでどおり散文を書いて、ときどきこうして、エッセイみたいなものを書くのも楽しいなと思って、いる。さいきんは、じぶんの偏愛っぷりに、ますます磨きがかかったような選書をしているけれど、世の中こんなにも、わたしの性癖に突き刺さる作品があるのかと、感嘆の日々。米津玄師を聴きはじめた冬。

あいって

あいって

  • 随筆・エッセイ
  • 掌編
  • 全年齢対象
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CC BY-NC-ND
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