ぬけがら


ぼとりと
ぼくが
おちました
すると
そこにたおれてる
そいつは
ぶつぶつ言葉を発していたり
色づいていたり
ポーズをとっていたりしました
そしてそのまま固定されている。

「もうこいつ、別だ…」
構わずぼくは
歩いてゆきます
やがて
ぼとりとおちるぼくが

ぬけがら

ぬけがら

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-02-02

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