顛末
音が消えていく …
空気は止まりはじめる …
流れが希薄になる …
わたしは …
かるくなる その時 …
わたしは …
過不足なくそこに在るだろう …
… …
… …
… …
<ど> …
向こうの方から …
わたしの余剰が …
<どど> …
ひとまとまりに …
<どどど> …
<どどどど> …
迫ってくる …
<どどどどど> …
それから …
通過してゆく …
元通りになる
顛末