顛末


音が消えていく            …
空気は止まりはじめる         …
流れが希薄になる           …
わたしは               …
かるくなる その時          …
わたしは               …
過不足なくそこに在るだろう      …
    …              …
    …              …
    …              …
<ど>                 …
向こうの方から            …
わたしの余剰が            …
<どど>                …
ひとまとまりに            …
<どどど>               …
<どどどど>              …
迫ってくる              …
<どどどどど>             …
それから               …
通過してゆく             …


元通りになる

顛末

顛末

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-02-02

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