空想


壁 がそびえ立つ
それがどれだけ巨大でも
ひと続きに空はある

境 があり
あちらとこちらを分けている
ただ 風は吹きすぎる

人と人は
あまりに遠すぎる
手の届く距離にいようと
勝手に
阻まれている

空想

空想

  • 自由詩
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日
2021-02-02

Copyrighted
著作権法内での利用のみを許可します。

Copyrighted