遊廓の宴

大恥

           作  杉 山  実

                68-01

大正末期、遊郭に客を呼ぶ為に奇抜な事をして、話題を作ろうとした加納組の組長、加納清治郎。

神戸の遊郭に客を呼ぶ奇抜なアイデアを考えているが、中々実現は遠い。

遊郭の組合を仕切っているのは古参の本郷組の親分、本郷茂吉で既に七十歳を過ぎているが、温厚な性格で長年神戸の遊郭の組合長を務めていた。

加納組と本郷組では組員の数も数倍異なり、組合長の年齢と共に減少していた。

勢力図は完全に加納組が制覇している状況で、事有る事に本郷組合長に嫌味を言われて、気分が悪い加納組長だ。



そんな或る日、花会が催されて各地から組長とか関係者が参加した。

勿論一般客用の花会も行われ、神戸の町はやくざの祭り気分に成っていた。

賭博の後は遊郭で遊んで帰って頂こうと、数日間は稼ぎ時で何処の遊女も引っ張りだこで忙しくしていた。

年に一度の祭りに本郷組合長は、華やかに賭博を行う為に女性の壺振り師で美人の横田千代を呼んでいた。

千代は二十七歳で美人壺振り師として、有名で各地の賭場から誘いが絶えない女性だ。

本郷組の本郷茂吉と、千代が身を寄せている親分が兄弟分の関係で今回実現したのだ。



本郷茂吉の妻は数年前に他界、娘は既に嫁いで堅気の主婦に収まっている。

病弱の妻の代わりに献身的な世話をしてくれた町田絹子とは、妻が入院前から男女の関係が有り娘本郷小夜が一人居て、自分の娘として戸籍に入れている。

今年十九歳で茂吉には目に入れても痛くない程の可愛がり様だが、やくざの世界とは一線を画す為一緒には住んで居ない。

今年からお茶、お花と花嫁修業を始めた清楚な美人だ。

茂吉は自分の代で本郷組は解散だと心では決めていた。



花会の最終日、加納組長が招待した男、夏木正夫が酒を飲んでいたとは言え、千代に難癖をつけて抱きついたのだ。

その場は騒然と成ったが、千代に投げ飛ばされて夏木は大恥をかいて盆の上に仰向けに倒れた。

本郷組合長は夏木と加納に対して、強い調子で罵倒して半年間の賭場への出入り禁止を通告した。



「親分このままでは面子が丸つぶれです!」組に戻った夏木は興奮して加納組長に言った。

「あの老いぼれに面前で恥を掻かされた恨みは許せない!」

「あの壺振りの女、柔術の技を持っていたので油断した!」

「仇は必ず討つ!」怒りに燃える加納組長は翌日から殺し屋を雇い本郷茂吉殺害を画策した。

その日を境に数人の殺し屋が本郷組合長の隙を狙っていた。



「本郷組合長がくたばれば、遊郭の利権は加納組が掌握出来る!」

「我々の仕業だと感づきませんか?」加納の女、小野正子が酒を飲みながら言った。

「関東のヒットマンを使うので、我々の仕業と判っても証拠が無い!それと爺さえ死ねば本郷組は死に体だ!」

「私はあの大恥をかかされた恨みが消えません!」

「あの千代とか云う壺師、噂には聞いていたが本当に美人だ!一度あの様な女を縛ってみたいものだ!」

「でも噂では銃を隠し持っている様ですよ!」

「それは物騒な女だな!」

「そうですよ!綺麗な花には棘が有ると言うでしょう?」

「まあ、殺し屋の結果が出るまで、逗留していて大丈夫だ!」

「結果が出ると逆に忙しく成って帰れませんな!」

正子が「あの様な生意気な女、私がよがらせてみたいわ」笑いながら言う。

「それは面白いぞ!お前に調教されて、うちの女郎に仕立てれば人気に成るだろう!」

「親分の考える遊郭を作れば、目玉女郎に成りますよ!あの器量ですからね!」

「大きな墨を入れていたら、素人さんは敬遠するぞ!」

「その時は親分が遊ぶだけですね!」そう言って笑う正子。

自分が風変わりな遊郭を作ろうとして、本郷組合長の逆鱗に触れて笑いものにされた恨みも蓄積している加納組長だ。

それは尼寺を連想させる遊郭で、女郎は全員坊主で接客する異様な光景の店だった。

加納組長の提案は本郷組合長の一言で却下、その様な変わった店を加納組が作るなら除名だと激怒したのだ。

正子が「女郎はマン毛が無いのだから、頭も無いと面白いじゃない?」そう言った。

以前足抜けを試みた女郎の折檻で、正子は女郎の髪の毛を刈り取ってしまって、快感を得た様でその様な提案をしたのだ。

それを聞いた加納組長は「それならいっそ、剃り上げて坊主にすれば尼寺の様で面白い!」そう話が纏まって組合に提出したのだ。



数日後、神戸の町に激震が走った。

本郷茂吉組合長が、殺し屋の銃弾に倒れたのだ。

側近の子分は「加納組の仕業だ!」と倒れた本郷親分を抱き抱えて言ったが「証拠の無い事を言って騒ぐな!」と釘を刺したが、親分は救急車の中で息を引き取った。

やくざ同士の抗争を防ぐ為に、最後の力を振り絞って発したのだ。



「どうやら、殺しに成功した様だ!」

電話で依頼した組事務所から連絡が届いた。

「当分気を付けろ!復讐に来るかも知れない!」

加納組では警戒体制に入り、本郷組との抗争に備えていた。

しかし、茂吉の遺言を聞いて組員達は、必死で自粛して抗争には発展しなかった。

喪服の美女

  68-02

殺しておきながら平然と葬儀に出席する加納組長。

格式の有る通夜に出席した加納と自称妻の正子の二人が驚いて見たのは喪主の本郷小夜だ。

黒の喪服に清楚な顔立ち、確かに横に寄りそう母親の町田絹子も美しい女性だ。

四十代だろうが?見た目は三十代でも充分通用する美しい女性だった。

「娘も綺麗だが、母親が若く見えるよな!」

「あの老いぼれ組合長にあの様に美人の妻が居たのには驚きね!鼻の下が伸びているわよ!」

「そうか、仕方無いぞ!喪服が堪らん!」

通夜が始まっても小声で話す二人。

焼香に立って帰ると「見たか?襟足の色気?」興奮美味に言う。

「娘も色白だけれど、あの奥さんも色白で胸も大きいわね」

「俺は下半身が疼いたぞ!縛りあげてみたいな!」

「娘とは親子だけれど!母親とは丁度って感じだわね!」

「若い方も捨てがたいぞ!生娘を辱めるのも面白い!」

通夜の席で不謹慎な事を話す二人を絶えず見ている一人の男が居た。

本郷組の渡辺茂で、本郷組で一番組長に可愛がられた男で、三十歳前で密かに本郷小夜に思いを寄せている。



そこに壺振り師の千代と細田組の若頭が二人の目に入る。

「壺振りの千代だ!これは別嬪だな!喪服を着ると女は何故綺麗に見えるのだ?だが素晴らしいな!夏木があの女に仕返しをしたいと、五月蠅いのだが今日は若頭の堤と一緒に来た様だな!」

「親分もあの女も縛りたいのでしょう?」

「勿論だ!二人は良い仲なのか?親しく見えるな!」

「細田組は若頭を筆頭に数十人が神戸に来ていると聞いたな!」

「本郷の家に泊っているのかしら?」

「違うだろう?人数が多いから何処かの旅館に泊っているのだろう?調べさせ様!」

「あの女を狙っていますね!」

「夏木の顔が潰されたのだぞ!許せないだろう!」

通夜の最中絶えず三人の女に目を奪われていた加納組長だ。



翌日、組員が細田組は有馬温泉に宿泊していると調べて来た。

加納組と多少関係の有る旅館に二十人と大勢で宿泊して、葬儀の翌日まで予約をしていると調べて来た。

加納組長は正子の手伝いをしている女、田辺キヨと大野ハルの二人に命じてチャンスが有れば捕らえて来いと命じたが、無理をして捕まれば今度はこちらが危険に成るとも伝えて送り込んだ。

この二人と下刈り係の吉田正代、森田しず、縄師の川俣源吉が遊郭の女郎の躾係をしている。

女郎はケジラミと男性性器が女郎の陰毛で傷が付くので、基本的には下刈り専門の人を殆どの店には置いていた。

加納屋は女郎の折檻も厳しいので有名に成っていた。



葬儀は盛大に行われて、本郷組合長の人望の現れだと褒め称えていた。

だが、内心先日の花会のトラブルが原因で、加納組が仕組んだ暗殺だとの噂が囁かれていた。

この葬儀でも三人の美人、特に若い喪主の本郷小夜の美しさは話題に成っていた。

加納組長は昨夜と同じく、涎が零れる様に見入っていて、早く捕らえていたぶりたいと思っていた。



その夜、有馬温泉に忍び込んだキヨとハルの二人は、警戒の厳しさから中々千代に近づく事が出来なかった。

だが女性は一人で部屋は一人部屋に成っているので、チャンスを模索していた。

「風呂で待ち伏せは?」

「銃を持って風呂には行けないでしょう?」

「絶好の機会だわ!」

二人は大浴場の近くで千代が来るのを待ち構えていた。

殺すのが目的ではないので、捕らえて連れて来いとの命令。

一瞬眠らせる薬を持って機会を待つと、千代が一人で大浴場にやって来た。

脱衣場に入ると二人も直ぐに後を追って入る。

誰も居なければ直ぐに薬を使って襲おうと考えたが、三人の叔母さんが丁度大浴場から出て来て中止に成った。

「見てあの身体!墨が入ってない!」

「本当だ!やくざの稼業にしては珍しいわね!それにしても綺麗な肌だわ!」

細田組の親分に、いつまでも出来る仕事では無いから、堅気に戻れる様に墨は入れない方が良いと窘められて思い留まった千代。

実は今年一年で細田組長の口利きで、政治家の妻に収まる事が決まっていた。

三ヶ月前、本人が知らない間に見初められていたのだ。

「だから、墨を入れなくて良かっただろう?玉の輿だ!将来は党の要職に就けると思う!」そう言って誉め称えられた千代。

「今年残りを細田組の為に頑張らせて頂きます!」

その話の後最初の仕事が先日の花会だった。



千代が髪を洗う為に整えられていた髪留めを外すと、背中の中央まで一気に垂れ下がって別人の様に見える。

日本手拭いで前を隠して大浴場に消えた千代を二人は唖然として見ていた。

「私達も入りましょう!誰も居なければ機会は有るわ」

二人の希望は虚しく、湯船に二人洗い場に同じく二人が並んでいる。

千代は長い髪の毛を洗っていて、我々を髪が邪魔をして見えない程だ。

「残念ね!誰も居なければ襲えたのに!」

「胸も綺麗で形も良いわね!」

「股間も沢山生えているわね!色白だからよく目立つわね!」

二人は千代を良く見える位置で格好だけ身体を洗う。

湯船の二人が湯から出ると、二人だけに成って「あの二人が出たら襲えるわ」

しかし、また二人の女性が入って来て機会は失われてしまった。

  68-03

翌日、正子に千代の身体の事を報告するだけで終った。

だが加納はその話を正子から聞いて、墨が入って無いのなら使えるじゃないか、今計画中の店の目玉女郎に使えると喜んだ。

本郷組合長の後に山元組の親分が推薦されてその地位に就いた。

早速加納組長は予てから計画をしていた計画書を山元組合長に提出した。

加納組長の後ろ盾で組合長に成った山元組合長は、形だけの投票で簡単に許可をしてしまった。

同業者には「計画は奇抜だが、中々女郎が集らずに終ると思うので許可をした」と説明をした。

遊郭の殆どの店は加納組長の計画を実現不可能な事だと相手にしなかった。



数日後加納は正子に女郎達を集めて説明が行われたが、全員拒否の態度を示したが条件を聞いて半分の女郎が態度を変えた。

給金が倍に成るのと年季奉公を希望者は半分にして貰える特例を設けた。

二ヶ月後を目処に半分を尼さん、半分を従来の店と分ける事に成った。

勿論申し出た女で器量の悪い者は、従来の女郎のままで働く事に成る。

結局八名の女郎が尼として二ヶ月後、働く事に決まった。

勿論、客が遊ぶお金も通常より高く設定して有るのだ。



着々と準備を進めながら、三人を罠に落とそうと考えるが、特に良い方策が無い状態で本郷元組合長の満中陰を迎える時期が迫っていた。

本郷組の組員には、この満中陰で組は縮小するので組員達に思い思いの事をする様にと伝えられていた。

組員の中には加納組に行こうと考えている不届きな奴も居た。

乃村佐吉と戸田武蔵は、加納組長に挨拶がしたいと連絡をしてきた。

二人の話では満中陰で、若い衆の渡辺茂が命を狙っているとの情報だった。

「そうか、よく教えてくれたな!お前達を加納組に迎えよう!だがな、客人の夏木が大恥を受けたのは知っているだろう?」

「はい!」

「その渡辺に俺を襲わせて、あの二人を捕らえて千代をおびき寄せたいのだ!」

「二人って姐さんと二代目の事ですか?」

「そうだ!渡辺を捕らえて殺人の罪で、姐さんか二代目に始末を付けさせるのだ!」

「そんな事、、、、、、、」

「出来ないのか?」

「姐さんと二代目は裏切れません!」

「二人には何もしないよ!千代をおびき寄せる手立てにするだけだから、安心すれば良い!渡辺って若造は嫌いなのだろう?」

「先代に可愛がられていたから、我々は嫌いです!」

「先代はゆくゆくは茂と二代目を一緒にさせる事も考えていたのでは?」

「それなら話は決まった!俺が襲われるのは便所が良いだろう?行く時間を決めて渡辺に伝えろ!襲われた時に取り押さえる」

その後法要が営まれる寺の便所の場所と時間を詳しく打ち合わせをした。

二人が帰ると、自分と体格が似た組員に衣装を着せて身代わりを計画した。



「これであの二人を捕らえる事が出来そうだ!」

「千代が法要に来るのですか?」

「今回は来ないだろう?若頭が来る程度に成るだろう?」

「何故ですか?」正子が尋ねる。

「丁度関東で大きな賭場が開かれる予定だから、その準備で離れられないだろう」

「そうですね!往復するだけで二日以上は必要ですからね!」

「神戸の出来事が東京に伝わるまでに、決着は付いている!」

そう言って笑う加納組長は思わぬ鳥が舞い込んだと思った。



法要の当日寺に集った組合員の面々、勿論乃村と戸田が世話係として客人の世話をする事に成っていた。

相変わらず喪服の喪主、本郷小夜の美しさは男の多い寺の本堂で一際映えていた。

読経が流れて法要が始まり予定の時間が近づくと、渡辺の処に戸田が連絡に向う。

「途中の休憩時間に便所に行くが、他の人は外の便所に案内する予定だ!加納組長だけ寺の中に在る便所に乃村が案内するのでそこで殺せ!」

「邪魔が入らなければ、必ず殺す!」渡辺が寺の室内に戸田と一緒に入って来た。

便所の周りには加納組の組員が隠れて、渡辺が襲うのを待ち構えている。



しばらくして休憩に成って便所に行く人、お茶を飲んで休む人とそれぞれだった。

便所に行く人は外の便所に案内されると、少し遅れて加納組長が便所に向う。

便所の横で待ち構える渡辺茂、同じ様な衣装を着た身代わりが素早く入れ替わり、小便をする為に便所に立った。

その時後ろから渡辺が「加納!覚悟!死ね!」肝臓を狙って匕首を突き立てた時、一斉に加納組の組員が襲いかかる。

その場に倒れた加納を勝ち取った様に呆然としている渡辺を、大勢の組員が取り押さえた。

「向こうへ連れて行け!」若頭の岩淵が渡辺を寺から連れ出す様に指示した。

倒れた加納を見て薄ら笑いを残して連れ出された渡辺。

何事も無かった様に休憩が終って、再び読経が行われて法要が続けられた。

戸田が紙に書いた(渡辺が加納組長を襲いました!)のメモが手渡されて、組長補佐今泉の顔色が大きく変わった。

それは加納組が復讐で本郷組に攻撃を仕掛けて来る事を示唆していた。

今の本郷組は解散寸前、攻撃されたら一気に崩壊する事は決定的だった。



しばらくして法要が終ると、今泉は直ぐに事態の説明を本郷小夜と町田絹子に説明した。

「組長は無事なの?」小夜は加納組長の安否を尋ねた。

「まだ何も判りませんが、組長と小野正子の姿は見えません!」

「自宅に戻りましょう?」

その時、加納組の組員がやって来て「渡辺とか云う若造が親分を襲った!組事務所に来て貰いたいとの伝言です!」

「親分さんはご無事ですか?」

「辛うじて難は逃れられましたが、組員が一人渡辺に殺されました!」

「私が行こう!」今泉が立ち上がると「姐御さんか二代目の娘さんと話をしたいと親分の伝言です!」

顔色を変えて怒りそうに成る今泉を押さえる絹子。

捺印の謎

 68-04

「遊郭の利権が欲しいのでしょう?既に本郷組は解散も同じです!私が落とし前を付けてきます!」絹子が言った。

「お母様は本郷組とは直接関係無いわ!私が話をします!」

「お嬢さんが行かれたら、あの連中の事です!何をされるか判りません!」

「若い小夜に何か起ったら、先代に申し訳が立ちません!」

「そうよ!私が条件を聞いてきます!遊郭の権利書で騒ぎが収まるなら終りにしましょう」

本郷組は規模の大きな女郎屋を持っていて、それが大きな収入源に成っていた。

加納組の店と遜色無い大きさで、茂吉は自分が亡く成ったら店の権利を売って足を洗って堅気の生活をする様に勧めていた。



結局絹子が加納組の事務所に行く事が決まり、呼びに来た男と一緒に行く。

馬車が寺の前に待っていて、それに乗り込む二人。

「連絡をするから、それまでは動かないで頂戴ね!」

「はい!お母様気を付けて」

話が終ると直ぐに馬車は走り出して、小夜は砂煙の中に母を見送った。



「渡辺は無事なの?」運転手に尋ねる。

「私は何も判りません!」何も答えない男。

馬車の中での会話は皆無で、十五分程度で加納の事務所に馬車は到着した。

絹子は遊郭の中の店は見た事が有るが、加納組の事務所は今回が初めてだった。

「姉さん!法要で忙しいのに来て頂き申し訳有りません!」正子が出迎える。

「親分さんはご無事でしょうか?」

「幸いお宅の渡辺が親分と間違えて、うちの組員を刺し殺したのでぴんぴんしていますよ!」

「えっ、組員さんを殺した!」

「遺体を見られますか?座敷に上がって下さい!」

絹子を案内して奥の座敷に行くと、男が布団に横たえられて正子が顔を被う白い布を取る。

「組長と間違えられて殺された飯田よ!可哀想に!」

身代わりの男は帰って来てから「ご苦労だったな!もう一仕事を頼む!」そう言うと同時に刺し殺されたのだ。

「申し訳ございません!渡辺は?」

「今、地下で親分に問い詰められているでしょう?」

「会わせて頂けませんか?」

「あの男の首だけでは許される事では無いでしょう?間違えれば親分の命が無かったのですよ!」

「そうだよ!姐さん!この落とし前はどの様にされるのですか?」

加納組長が襖を開いて入って来た。

「本郷組を潰す位訳も無い事だが、それでは組員が路頭に迷うでしょう?」

「どの様にすれば宜しいのでしょうか?」

「人一人の命、もしかしたら私の命が奪われたかも知れない!」

「はい!判っています!渡辺を連れて帰らせて頂けるのなら!」

「そうだな!遊郭の店を私に相場の半額で譲って頂くのは無理か?」

意外な値段に驚く絹子は「それで許して頂けるのなら、喜んでお譲り致します!」

「ここに念書を作成して有るので、拇印を押して貰って娘さんに権利書を持って来る様に電話をして貰えるか?」

「姐さん!何故渡辺の命を助けるの?」

「先代が特に可愛がっていたので、将来は堅気に、、、、、」言葉を濁す。

「まさか娘と一緒にさせるのか?」驚く加納組長。

座敷机に準備よく念書が準備されて「姐さん!ここに押すのよ!」正子が指示をした。

「渡辺と会わせて下さい!」

「早く!押して娘に電話するのだよ!」腕を持って拇印を押す様に急かす。

半ば強制的に押した念書には全く別の事柄が書かれているのだが、絹子は読んでいなかった。

「次は電話よ!」

既に組事務所で連絡を待っている小夜達だが、いつの間にか戸田と乃村は加納の事務所に行く為に消えていた。

しばらくして絹子が電話で事情を告げると、電話を代わって正子が「二代目組長さんが来て下さいよ!念書に拇印を貰いたいのよ!お母さんには先程貰ったけれど、二代目組長の拇印も必要なのよ!」

「渡辺さんは返して貰えるのよね!」

「はい、返しますよ!今地下室に居るからね!拇印を貰ったら直ぐに返すわ!馬車を廻すから準備して待っていて!」

電話が終ると加納が「源吉を呼べ!」と言うと「既に待っているわ!」正子が言うと、襖を開けて源吉が入って来た。

手には使い込んだ縄の束が持たれていて、それを見た絹子が驚いた様子に成る。

「な、なに、なにをするの?」

逃げ様とする絹子を反対側から、加納が阻むと「娘さんをお迎えする為にしばらく大人しくして頂きましょうか!」

「えっ、どうして?」

「先程念書を書いて貰ったでしょう?姐さんには今日から遊郭で働く為の訓練をして貰うのよ!」

「えーーそんな!」

「二十歳の子供が居る身体には見えないぞ!まだまだ遊郭で客を取れる!」

「ば、馬鹿な!」

この時代女性は若くに結婚していたので、絹子も本郷茂吉の世話をしていて見初められたのだ。

小夜を産んだのは二十前で、絹子は看護婦をしていて茂吉と知り合った。

数え歳で満年齢ではないので、尚更若いお母さんと云う事に成る。



「もう逃げられないのだよ!娘も一緒に働かせるから寂しく無いわよ!」

「そ、そんな!娘に手を出さないで!」

「新しく開業するお店の目玉に成れる器量良しだもの!」

「やめてーー」逃げ様とする絹子の手首を掴む源吉が素早く縄を巻付ける。

襖の向こうに走って逃げるが、手首の縄を引っ張られて動け無い絹子。

座敷牢

  68-05

「加納組の組長殺害計画を立てたお詫びに、新しく開店する遊郭で女郎として働きますので、今回の件はお許し下さい!町田絹子!」正子が拇印の文章を読み上げて笑う。

「これと同じ文面に娘も拇印を押すのだよ!」加納親分が高笑いをした。

「慣れるまでは普通の客の取り方はさせないけれどね!」

「む、娘にだけは手を出さないで!」縄を引っ張られて畳に倒れ込む絹子。

黒い着物の裾が乱れて、白い足袋と素足が見える。

「娘を助けたかったら、大人しくする事だ!老いぼれと一緒で身体が疼いて眠れ無い日も多かっただろう?これからはその様な事は無いぞ!」加納親分が絹子の顎を右手で持ち上げて言った。

源吉が直ぐに絹子の腕を後ろにねじ曲げて、縄を巻付けると背中で縛り終えてしまった。

部屋の大黒柱の近くに引っ張って行くと「口を開いて頂戴!」正子が近づいて言う。

手には小さな布を丸めて持っている。

その間に源吉が絹子の胸に縄を巻付けて、丁度乳房の上下を縛りあげてしまった。

横から加納親分が近づいて「早く口を開け!」そう言って絹子の鼻を摘まんだ。

「うぅー」苦しく成って開いた口に正子が布をねじ込む様に入れた。

直ぐに源吉がその口を被う様に日本手拭いを巻付けて、声が出せない様に成った絹子。

引っ張って床柱に結びつけられて、動かない様に固定された。

「娘が来るから、しばらく黙っていてね!姐さん!」

「うぅ、うぅーーー」首を振るが声は完全に消えていた。

そこに戸田と乃村が呼ばれたのか入って来た。

二人を見て顔色が変わる絹子に「姐さん!哀れな姿ですね!」

「姐さん!この二人に渡辺は騙されたのですよ!とても役に立つ組員をお持ちだわ!」

「うぅ、うぅうー」二人を睨み付ける絹子。

「遊郭で働くらしいね!姐さんは美人だから人気が出るよ!」

「親分が見物させてくれるらしいから、楽しませてもらうよ!」

二人は笑いながら絹子の前から消えて地下室に向った。



その頃馬車が既に小夜の待つ事務所の近くまで到着していた。

母を連れて行った男と同じ男が入って来て、権利書を持って一緒に来る様に言った。

「母はどうしていますか?」

「娘さんが権利書を持って来て、拇印を押されたら一緒に帰れますよ!」

「私も一緒に付いて行きたいのだが?」今泉が横から男に頼み込む。

「親分は二代目と話をして、時価の半額で買い取ると譲歩されたのに、お前が一緒に来たら話が壊れるだろう?」

「、、、、、、、」そう言われて今泉は引き下がる。

「大丈夫よ!お母さんと一緒に帰って来るから安心して」不安を一掃させる様に言った。

「でも、危険じゃないですか?」

「何を!親分が約束を破ると思うのか!」男が怒る。

「もし私が帰らなければ、細田の親分か千代さんに連絡して頂戴!貴男達は無理をしない様にね!」

絶対人数が少ないので喧嘩に成らない事は明白だった。

しばらくして小夜は男と一緒に馬車に乗り込んで、事務所を後にした。

着替えをして無いので喪服のままで、一緒に乗った男は小夜の姿に抱きつきたい心境に成っていた。

その欲望を抑えて加納の事務所に到着したのは、午後の三時過ぎに成っていた。

「お嬢さん!いらっしゃい!」正子が玄関に迎えに出ていた。

「母と渡辺さんは何処ですか?」

「先ずは渡辺が間違えて殺した窪田の顔を見てやって下さい!」

座敷に案内されて布団に横たわる窪田の姿を見せつけられて「きゃー」と声出してしまった。

「線香の一本でも」そう言って線香を手渡す。

両手を合わせて拝む姿は、本当に若い娘の姿だった。

横の襖が開かれると中央に大きな座敷机、手前に座布団が在りそこに座る様に指示をした。

遅れて加納組長が入って来て「態々ご苦労さんだったな!」

「母は何処ですか?」

「地下の渡辺の処に行っているよ!後で連れて行ってやろう」

「渡辺さんは無事ですか?」

「うちの若い者が痛めつけて怪我をしているが無事だよ!」

その話を隣の部屋で聞いている絹子。

「早速だが権利書を頂こうか?これが手形だ!」座敷机に置く。

小夜は権利書を風呂敷包の箱の中から取りだして机の上に置いた。

加納は権利書を捲りながら「確かに間違い無い!」そう言って手形を小夜の前に滑らせた。

小夜は受け取ると箱の中に入れて風呂敷を結び直した。

「これは今回の事に関する念書だ!事件を水に流す事が書いて有る!簡単に拇印を貰えば良い!」

書類を座敷机に置く正子、読もうとした時「親分!渡辺を地下牢から出しますか?」と声が襖の向こうから聞こえた。

「お嬢さん、ここに押して下さい!」横から正子が用紙の上に紙を乗せて、拇印の部分だけを指さして押す様に指示した。

小夜は渡辺の事が気に成り何も読まずに拇印を押してしまった。

「さあ、地下に案内しましょう」正子が急かす様に小夜を連れ立たせた。

「うぅーうぅー」隣の部屋で小夜の様子を聞いていた絹子は、危険を教え様と必死に成ったが、源吉に見張られて何も出来なかった。

小夜は正子に連れられて、地下室への階段をゆっくりと降りて行く。

かなり広い地下室には、座敷牢が作られていて渡辺はその中に閉じ込められていた。

女郎の折檻、調教等もこの地下室で行われるので、様々な器具が揃えられているが、その部屋は電気が消えて見えない。

「お母さん!何処?」薄暗い中で目を凝らして捜す小夜。

その時「お嬢さん!」渡辺の声が聞こえて「渡辺さん?茂さん!」と声の方向を見た時、明かりが点灯されて牢屋の中に閉じ込められて、顔には殴られた跡が痛々しい。

「お母さんは?」

「お嬢さんは、ここに入るのよ!」座敷牢の扉を開くと、男が小夜を後ろから押す。

「な、何をするの?」押されて牢屋の畳に倒れ込む小夜。

「ここで今夜はお泊まり頂くわ!」そう言うと扉が閉まって施錠がされてしまった。

「まあ、二人でゆっくり話し合いなさい!」

「母は?何処ですか?」

「お母さんは今から、女郎の修行を始めるのよ!」

「えーー」驚く小夜は騙された事がその時悟った。

絹子の股間

  68-06

「お嬢さん!私が馬鹿だった!戸田と乃村が裏切って嘘の情報を、、、、、」

「あの二人が裏切ったのね!何とか逃げられないの?」

二人は離れ離れの牢屋の中でこれまでの経緯を話し合っていた。



「娘もほらこの通り女郎に成る念書を書いたぞ!」嬉しそうに拇印を押した用紙を絹子に見せる加納親分。

そこに正子が戻って来ると、女郎屋の女達が後から入って来た。

田辺キヨと大野ハルに下刈りの吉田正代、森田しずの四人が好奇心一杯で部屋に入って来た。

「ご苦労だな!新しい女郎が入ったのでこれから忙しいぞ!」

「親分!中々の美人ですね!」

「本郷親分の女だから、良い物を食べているので若々しいだろう?どうだ!女郎として使えるか?」

「はい、充分ですよ!この新人は勿論新しい店ですよね!」

「勿論新しい店の目玉のひとつだ!充分教え込んで働ける様にしてくれよ!」

「はい、判りました!お任せ下さい!」

「親分が先に道具調べをされますか?」

「女郎の心得から始めろ、見学しているからな!」

「判りました!身体を調べて不適格の場合も有りますからね!」

足首に巻付けられた縄を解く源吉。

「さあ、調べさせて貰うよ!」吉田正代が絹子の着物の前を少し開き、長襦袢の中に手を入れて行く。

「うぅ、うぅーー」下を見ながら身体を動かすが、縛られているので動け無い絹子。

裾よけの中に手が入って「足を少し開きな!」だが逆に閉じる絹子。

横から絹子の膝を持って少し開かせる。

正代の指が絹子の股間に入って「親分!剛毛ですね!」と言った。

「女郎に成るには先ず下の毛は厳禁だよ!知っているだろう?」

「早速剃ってしまえ!諦めが付く!」

源吉が早速縄を持って来ると「うぅ、うぅうーー」と怯えを感じている。

「お前が嫌なら直ぐにでも娘をここに連れて来て、お前の目の前で俺が女にしてやっても良いのだぞ!」

「うぅぅーー」大きく首を振る絹子。

「じゃあ、大人しく女郎の仕込みを受けるのだな!」

抵抗する力を失った絹子の喪服の前を広げて、源吉の手が入ると長襦袢、裾よけと弄る。

抵抗しても無理矢理膝に縄を結ばれてしまうのだが、抵抗の無く成った絹子の膝に縄を結ぶのは容易い。

加納親分が部屋の隅に垂れ下がる紐を引っ張ると、天井の一部が動いて空洞が空いた。

その中から縄が垂れ下がって来て、上には滑車が三個取り付けられていた。

その一本の縄に先程の縄を結び付ける源吉。

今度は床柱に縛り付けている背中の縄にもう一本の縄を結び付けた。

「うぅぅーー」大きく首を振る絹子。

「姐さんが嫌なら直ぐに娘さんを連れて来るわ、今地下で渡辺と話をしているのに連れて来ましょうか?」

その時盆にシャボンを泡立てる器、バリカン、剃刀、刷毛を載せて正代が運んで来て、小さな座敷机に置いた。

それを見た絹子の顔色が変わった。

剃毛が現実味を帯びて来て恥ずかしさと、怖さが絹子を支配してきた。

森田しずが真鍮の洗面器にお湯を入れて、熱そうに運んで来て同じ様に机に並べた。

「準備が整った様だな!始めろ!」加納親分がどすの効いた声で言う。

源吉が滑車を動かして縄を引っ張ると、左足の膝が引っ張られて徐々に足が柱から左に移動する。

「足が着物に引っかかるわね!便所に行った時の様にしなければ駄目ね!」

正子が喪服の裾を左右に開いて、足が動き易い様にすると滑車が小気味よく動いて、左足のつま先が畳を離れた。

「次は長襦袢ね!」手を入れて長襦袢の裾を左右に広げる正子。

尚更足が広がり易くなって長襦袢に引っかかりながら、膝が見え始めると加納親分が覗き込む。

「裾よけも邪魔だ!」と口走る。

正子が加納親分の顔を見ながら、裾よけを捲り上げる様に広げた。

滑車が一気に廻って絹子の膝が横にはみ出して、同時に左の足先も着物の外に出た。

喪服の黒と白い足と白い足袋が加納親分の性欲を刺激する。

「着物を捲り上げて始めろ!」急かす親分。

「親分がお待ちかねだから、見せてあげましょう」

正子が着物を大きく広げて輿の後ろに捲りあげると、続けて長襦袢も膝の付近を持つと腰の後ろに捲り上げてしまう。

「うぅ、うぅーー」

「さあ、ご開帳ね!」正子が白の裾よけを一気に広げて捲り上げた。

「おおーー」加納親分が手を叩いて覗き込む。

広げられると源吉が滑車を再び廻して、一層股間が広がる様に左足を吊り下げる様にして縄を固定した。

「あの二人を連れて来い!姐さんの遊女への晴れ姿だ!見物させてやろう」

「親分姐さんの毛は堅そうで剛毛なので、これで一応刈り取ってから剃り上げましょうか?」

「そうだな!バリカンが必要だろうな?」

「鏡を取って頂戴!姐さんに女郎に仕立てる前の姿を見せてあげましょう」

「うぅ、うぅうーー」

鏡に陰部を映して「ほら、よく見ておくのよ!今から姐さんが女郎に成る修行を始めるのよ!」

「うぅぅーー」顔を背けると、源吉が綺麗に結われた髪を押さえる様に持って見る様にした。

そこに戸田と乃村が入って来て「すげーー」「姐さん剛毛だったのですね!」口々に言った。

その二人を睨み付ける絹子。

「恐い顔で睨んでいる!」

「もう直ぐこれで綺麗に刈り取って、女郎の修行を始めるから見学しなさいよ!」

二人が後ろに座って、正子がバリカンを手に持って「ギー、ギー」と音を聞かせた。

絹子の剃毛!上

  68-07

絹子の陰毛は下腹部に渦巻きの様な密集地帯が在り、恥丘から陰核の上に密集して生えている。

そして女陰の周りにも長い陰毛が肛門の方に向って生え揃っている。

遊郭で働く女性は剃毛されて一本も生えていない。

今横で準備をしている様な下刈り専門の人が遊郭には居て、定期的に女郎の下の毛を剃るのだ。

少し伸びると逆に男性が痛いので、週に一度から二度は剃る。

女性も生える時にむず痒いので、両者の欲求は満たされる事に成る。

だが最初は恥ずかしい気持ちが先に立つので、嫌がる女が多い様だ。

絹子の様に無理矢理騙されて、しかも自由を奪われた状態での剃毛は屈辱と恥ずかしさで耐えられない。

正子がバリカンを「ギーギー」動かして怯えさせると、一旦絹子の足元に置いて「正代さん!どの様に剃る?」そう言いながら指で女陰を左右に広げた。

「うぅ、うぅー」絹子の声が猿轡の中に聞こえる。

「久しぶりに触って貰って感じたの?爺さんではご無沙汰でしょう?」

「肛門の付近も生えているわね」今度は正代が指で絹子の肛門の周辺を弄くる様に触った。

加納親分が「どうだ!使えるか?」尋ねる様に言うと笑顔で頷く正子。

「調教が楽しみだな!」そうは言うが、娘と同時には調教は出来ないと考えている。

お互いに気分が乗らないので、上手く調教が出来ない事に成る。

加納親分は新しい遊郭の計画に際して、既にこの事務所兼住まいに三箇所の檻、座敷牢を準備している。

地下には昔からの座敷牢の横に新設した牢が在り、そこに小夜が入れられている。

地下室付きの二階建ての住居兼事務所は、五百坪の建坪が在る。

その為、一度連れ込まれると逃げ出せないのと、顔を合わせる事も無い場合も有る。

横には組員達の居住スペースが別に在り、いつでも呼び寄せる事が出来る。



「ギーギー」とバリカンを動かしながら、下腹に沿わせると刃先に絹子の陰毛を咥えて「ギーギー」と動き始めた。

僅かな陰毛が刃先に刈り取られて、畳に滑り落ちた。

「うぅぅうーー」バリカンの動きに声を発しているが、それが加納親分には嬉しい反応だ。

「気分はどうだ!女郎に成る為には姐さんの様な剛毛の女性は大変だぞ!直ぐに伸びて来るからな!これから毎日剃って貰うから、バリカンは今回だけだ!」

「ギーギーギー」再びバリカンが移動して、渦巻き状の中心を刈り取って動いた。

同じ様に僅かな陰毛が刃先に乗って刈り取られる。

刈り取るのが目的ではないので、恥ずかしさを味合わせれば目的は達成だ。

「ギーギーギー」バリカンが動く度に僅かだが陰毛を刃先が咥えて畳に落ちている。

顔を背けて目を閉じて耐えている絹子。

「恥ずかしいのか?姐さん!これからだぞ!まだまだ時間をゆっくり要して、剛毛をつるつるにされるのだぞ!」加納親分が近づいて来て、日本手拭で被われた顎を持ち上げる。

「親分!バリカンでは限界が有りますね!」正子が親分に言うと「そうだな!バリカンはここを刈る物だからな!」左手で綺麗に結われた髪を触る。

殆どの女性が着物を着るので、背中の中程まで髪を伸ばしていた時代だ。

絹子も小夜も長い髪を今は法要の為に綺麗に結い上げている。

「姐さん!覚えているか?俺が今度開店させる遊女の店?本郷の親父には反対されて潰されたが、今度は許可を貰ったのだよ!楽しみだ!姐さんにはその店で働いて貰う予定だ!」

絹子は店の事は茂吉からは聞かされていなかった。

遊郭には殆ど関与していなかったのと、自宅では仕事の話は語らない。

茂吉は元々、加納組の申し出を鼻で笑って相手にしていなかったので話す事は無かった。

本郷が殺されて四十九日も経過していない間に、山元組合長に圧力をかけてあっさりと許可を得ていた。

何処の遊女屋もその様な店は繁盛しないし、女郎が集らないと許可を出しても無意味に成ると思っていた。

事実今泉も逆らわずに賛成票を投じた程だった。



「姐さんの髪も綺麗ですね!」意味ありげに触りながら言った。

「うぅぅーー」大きく首を振る絹子。

「今から綺麗に剃り上げて、あの二人にも姐さんのマンコを拝まして上げて下さいよ!」

正代としずが剃り上げる為に準備に入った。

恥ずかしさを増幅させて、諦めさせるのが目的だから二人は通常の女郎を剃る時とは全く異なる剃り方をするのだ。

普段は流れ作業で次々と剃るので、時間も早くスムーズに終らせる。

女郎に売られて来た時は、比較的時間を要して丁寧に剃るが、今日はそれよりももっと丁寧に恥ずかしくさせるのだ。

「堅い毛だわ!蒸らすから準備して頂戴!」正代が言うと、タオルを真鍮の洗面器に浸ける。

シャボンを泡立てるしずが正代に代わって、股間に入ると刷毛にシャボンを浸けて、絹子の顔を見上げて塗り始めた。

黒い陰毛に白いシャボンが塗られて徐々に白く盛り上がる。

シャボンが絹代の女陰に流れ落ちて「うぅ、うぅーーー」

再び刷毛ですくい取って、恥丘から下に刷毛を動かして塗ると、陰核を刷毛が移動して身震いする絹子。

「感じたの?」

そう言うと再びシャボンをすくい取って、今度は直接陰核に刷毛を落として、そのまま肛門の方まで動かす。

「ひぇーーー」と初めて絹子が嗚咽を発した。

何度か繰り返すと白いシャボンが絹子の陰部を盛り上げて、ようやく刷毛を横に置いたしず。

タオルを洗面器から取りだして、畳みながら熱そうにしている正代。

温度を確かめながらタオルを持つと「蒸らせるわね!」下から絹子の顔を見上げてタオルを盛り上がって白い部分に被せた。

「あ、、、つーーい」身体を大きく動かして反応をして、天井に顔を向ける絹子。

「少し熱かったかしら?」

「うぅ、うぅーーー」

「これ位の方が良く蒸れるのよ!もう熱く無いでしょう?」

タオルの上から絹子の女陰の割れ目に指を沿わせて動かして、絹子の顔を見上げる。

陰核を刺激されて思わず感じてしまう絹子は、長い期間茂吉との性交もなかったので目覚めさせられていた。

絹子の剃毛!下

 68-08

「気持ちが良いのでしょう?」

図星の言葉に頬を赤くして反応をしてしまった絹子。

正子達に見破られて、その後の調教に利用されてしまうのだ。

タオルの上から指で陰核を刺激されて、抵抗と同時に感じてしまった絹子。

蒸し終わるとタオルを取り除かれて、白い肌に海苔が付着した様に成っている。

「姐さん!今日からは女郎に成って頑張れば、この身体を充分活用出来ますよ!」

正子が横から絹子に諦めさせようとして言った。

再び刷毛でシャボンをすくい取って、下腹部に塗り始める正代。

「馬鹿な子分を持ったのがいけなかったわね!」

その言葉に急に立ち上がる乃村と戸田。

「馬鹿か?お前たちの事では無い、地下の男だよ!」親分が二人に言うと軽く会釈をして謝る二人。

「姐さんが可愛い女の子に生まれ変わるのよ!割れ目がはっきり見えて可愛いわよ!」

正子が親分達の方に不気味な笑みを浮かべながら言った。

「早くやれ!」親分が嬉しそうに命令をした。

顔を横に背けて目を閉じて耐える絹子。

正代の持った剃刀が下腹部に沿うと「ジョリ、ジョリ」と音を立てて剃り始める。

剃り落とされた陰毛は半紙に乗せられて、再び下腹部に戻ると「ジョリ、ジョリ」と動き始めて湾曲した部分を綺麗に剃りあげてしまう正代。

これでも普段より数段遅い剃刀の動きなのだが、親分達には物凄く手早く感じるのだ。

普段殆どの女郎は生え始める時に剃るので、絹子の様に多い長い陰毛を剃るのは新人女郎以来久々だった。

青白い肌が電球の光に照らされて光って見える。

「これからだな!姐さんの割れ目が見えるのは?」乃村が身を乗り出して言う。

「本郷の親分も毛深いお方だったが、姐さんも濃いと云う事はお嬢さんの小夜さんも確実に剛毛だ!」戸田が煽る様に言った。

「そうか!それは面白い!楽しみが増えたな!」加納親分が嬉しそうに二人の頭を撫でた。

その会話を聞いてしまった絹子が急に目を開いて「う;う。う;ううーー」大きく首を振った。

「変な話をしないで下さいな!姐さんの気が散りますよ!」

「だがな、女郎は多い方が店は助かる!娘は器量良しで若いから高く売れるぞ!」

「親分さん!それに生娘でしょう?」

「そうですよ!まだ茂とは契って無いと思いますよ!親分がまだ許可していなかったですからね!」乃村が念を押す様に言った。

再び刷毛にシャボンを浸けると、残りの陰毛に塗り始める。

女陰の上に刷毛を落とされて、絹子は身体が硬直する程の刺激を感じていた。

「姐さん!女郎に成るともうオケケを伸ばすことは無いのですよ!伸びたら直ぐに剃って上げますからね!」正代が剃刀を持って絹子の顔の近くで囁く。

刷毛のシャボンが女陰の周囲を白く塗りあげるが、直ぐに陰核近辺のシャボンが消えて終う。

「姐さん!シャボンが直ぐに消えて終いますよ!」そう言って再び刷毛にシャボンを浸けて女陰の周辺に塗り始める。

「馬鹿だね!姐さんは感じてマン汁を垂れ流しているのよ!」正代が覗き込んで笑顔で言った。

「うぅぅー」顔を横に向けて言葉に耐えるが、膣から垂れ流れるマン汁を止める事は既に難しい。

「綺麗に成ったら親分さんのマラを入れて貰うのよ!既にマンコが欲しがっているでしょう?」

そう言いながら剃刀を持って絹子の前に座り込んだ。

女陰の周りの肌を伸ばしながら「ジョリ、ジョリ」と剃り始める。

「うぅ、うぅ」猿轡の中に声を殺して耐える絹子は目を閉じている。

その様子を見ながら指を膣口に少し挿入して、皮膚を伸ばすと「あぅーー」と声を上げて目を開いた。

絹子の女陰は陰核包皮から陰核亀頭そして小陰唇、膣口のみが無毛でその周りには長い陰毛が生え揃っている。

特に陰核包皮の上部には陰毛が渦巻きの様な密集地帯が有る。

大陰唇の陰毛を剃る為に、小陰唇を指で時々膣口に指を入れて皮膚を伸ばして「ジョリ、ジョリ」と剃り上げられる気分は絹子には恥ずかしさと同時に、感じている自分が居る事を自覚していた。

正代は絹子がこの様に自由を奪われて、弄られる事が好きだと見抜いていた。

所謂マゾ気質が備わっているのだろうと思う。

上手に調教すれば歳は少し過ぎているが、良い仕事をする様に成るのでは?

「ジョリ、ジョリ」と小陰唇を動かしながら、大陰唇を次々と剃り上げて半紙が陰毛で黒く盛り上がる。

「鏡貸して」正代が殆ど剃り終えて言った。

陰核包皮の渦巻き状の陰毛を残して、全て剃り取られて青白く光る。

「ほら、姐さんご覧なさい!綺麗に剃れたでしょう?これからは三日に一度剃って上げるからね!一部分密集している部分を最後に剃って上げるわね」鏡を見る様に源吉に頭を押さえられて「うぅぅぅうーーー」大きく首を振る。

いつの間にか綺麗に結われていた黒髪が少し乱れている。

自分の股間を見せられて恥ずかしさと興奮を感じている絹子。

鏡を横の机に置くと刷毛にシャボンを浸けて、渦巻きに成っている陰毛に塗りつけるが刷毛は陰核包皮から陰核亀頭まで大きく動いて絹子に刺激を与えた。

一番感じる陰核亀頭を刷毛で弄られて、吊り下げられている足を大きく動かして「うぅ、あぅうぅ」猿轡の中で嗚咽を発していた。

「感じるの?ここが?」

再び刷毛が陰核亀頭を弄くりシャボンを擦りつけた。

「あぅ、うぅーーうぅーーうぅーー」の声が再び漏れる。

長い間性交の無かった絹子の身体を目覚めさせるには充分だった。

白く盛り上がった部分に剃刀の刃が「ジョリ、ジョリ」と食い込みながら剃り落して行く。

日本剃刀の刃が黒い陰毛を剃り落すのに、殆ど時間を要しなかった。

「さあ、綺麗に剃れたわよ!」正代がタオルで陰部を拭き取って股間から退く。

「おい!お前達姐さんにはお世話に成ったのだろう?綺麗にマン汁も吸い取って差上げろ!」親分に言われて好奇の眼差しで乃村が股間に向った。

極楽寺

 68-09

「ペチャ、ペチャ」と女陰を舐め始める乃村。

両手で大陰唇を左右に大きく引っ張って舌を滑り込むと、拒否の絹子だったが既に我慢の限界を過ぎてしまい猿轡の中で嗚咽を発していた。

「裏切りの子分にマン汁を吸い出されて、姐さんも我慢の限界を超えた様だな!」

「着物を乱したら駄目だよ!まだまだ頑張って貰わないと駄目だからね!」

喪服を着た状態で縛られ着物を捲り上げられて、剃毛をされて舐められる絹子。

過去に経験した事の無い屈辱と興奮に信じられない気分に成っていた。



「二人に遊ばせて置いて、娘の味見を始めるか?」

「親分は初物がお好きですからね!」

「お前も生娘をいたぶるのが好きだろう?」

そう言いながら正子と二人で地下室に向う。

二人は段取りを話しながら地下室に入ると、話し合っていた小夜と茂の会話が止まり緊張が走った。

「お嬢さん!お母さんはこちらの条件に納得されましたよ!今度は二代目としてのお嬢さんが納得されるのなら交渉は成立です!上に行って話をしましょうか?」

「茂さんも一緒に帰して貰えるのですか?」

「それはお嬢さん次第ですね!人一人殺しているのだよ!間違えれば私が殺されていましたよ!」

「、、、、、、」

「お嬢さん!僕の事は気になさらず話を決めて下さい!」

「茂さん!」檻を両手で持って叫ぶ小夜。

「さあ、出してあげるわね!」鍵を開けると、恐る恐る出て来る小夜。

入り口が少し低いので屈むと、親分の目に小夜の襟足が飛込んでぞくぞくっとしている。

「話を決めて来るわ!」

正子を先頭に小夜の後ろを今にも抱きしめる様に歩く親分。



異なる部屋には既にキヨ、ハル、そして下刈りの正代としずの四人は揃って、小夜の来るのを待ち構えていた。

生娘の小夜をこれ以上ない辱めで犯して、女郎に仕立て上げる調教が今日から始まるのだ。

母親の絹子は壺振りの千代をおびき寄せる道具に使う予定だ。



本郷組の今泉は二人から何も連絡が無いので細田組に電話をした。

偶然若頭も組長も留守で、横田千代の連絡先を聞いた今泉。

経緯を話すと千代は自分の事が原因だと悟って、直ぐに神戸に向うと話した。

直ぐにと言っても明日の朝の列車に乗り込み、神戸に到着するのは真夜中に成る。

その為翌日の夜行列車に乗り込み、明後日の朝に神戸に到着する事にしたのだ。

千代の懐には拳銃と匕首を忍ばせて、細田親分への手紙を子分に預けて夜行列車に乗る準備を始めた。



「店の権利書をお渡しして、お話は終ったのでは有りませんか?」

「それは今回の騒ぎの件だが、地下に捕らえている茂を帰す事は含まれていない!もう少しで俺が殺されるかも知れなかったのだぞ!それを何も無しで帰すのは少々虫が良い話だろう?子分が一人死んでいるのだ!茂の目玉でもくり抜いて帰すなら良いがな!」

「きゃーそんな恐ろしい事!」怯える小夜。

「まあ、貴女次第で茂は五体満足で帰してやるよ!」

絹子が捕らわれている部屋とは真逆の方向の部屋に入った小夜。

中央には座敷机が置かれたそれ程広く無い部屋だ。

その奥の部屋には四人の女が中央の診察台の様な物を囲んで準備を殆ど終っていた。



「どの様な条件で茂さんを帰して頂けるのですか?」

「いつまでも喪服を着ていたんじゃ話しに成らないでしょう?」正子が言う。

「えっ!」驚く小夜。

「これをよく見て見ろ!お前が先程拇印を押した念書だ!これを実行すれば茂は帰してやる!」

目の前に置かれて読み始める小夜の顔色が大きく変わった。

「こんな約束していません!」

「別に破って貰っても構わないが、茂をここに連れて来て目玉をくり抜いてなぶり殺しにするだけだ!勿論お嬢さんもお母さんもここから生きて帰れない!」

「そんなーーー」

「お嬢さんの気持ちひとつでお母様も、茂さんも無事に帰れるのよ!どうする?」

「、、、、、、、、、」

「若い者に茂を牢屋から引きずり出す様に言え!」

正子が判った様な行動に入って立ち上がって、部屋を出様とした。

「誰かいるかい!」襖を開いて廊下に向って大きな声を出した。

「ま、まって、、、、」か細い声で言った。

「承諾するのか?何年も勤めなくても良い!顔見せの目玉として一週間店の前に出てくれたら良い!客も取らなくても良い!私の近日開店させる遊郭極楽寺の看板に成ってくれたら、全てを水に流そう!」

「あ、尼さんの遊郭ですか?」

「そうだ!もう働く女の子は揃っている!」

「入っておいで!」襖を開いて正子が呼ぶ。

声を合図に二人の若い女が尼さんの装いで入って来た。

「おお、中々可愛いじゃないか?」

「親分さん!似合いますか?」

「親分に頭巾を取ってお見せしなさい!」

二人の女が頭から頭巾を外し始めるのを凝視している小夜の顔色が変わった。

今日剃り上げられた青々とした坊主頭が現われて「おお!中々可愛いぞ!お客が殺到するな!」

「このお嬢さんも新人さん?お綺麗な方ですね!」

「極楽寺の看板に成れるだろう?」

「本当ですね!美人で綺麗だわ?」二人が小夜の頭を上から覗き込んだ。

「尼さんに成るのですか?」その言葉に身を強ばらせる小夜。

小夜の剃髪①

68-010

「客は取らなくても良いが、尼さんには成って貰わないと客を呼べないだろう?」

「そ、そんな事は出来ません!」

「そうか、無理か?仕方が無いな!茂の目玉をくり抜くか!」

「、、、、、そ、そんな恐ろしい事は止めて!」

「あれも!これも嫌では通らないのだぞ!人を殺しているのだぞ!どうするのだ!」

急に大きな声で脅す親分。

「お母様は納得されているのよ!」

「えー、お母様に会わせて下さい!」

「それは無理な話だ!お嬢さんの代わりに人質としてお泊まり頂くので会わせる訳にはいきません!」

「そんなーー」

「どうするの?この子達の様に客を取れとは言ってないのよ!尼さんの姿に成って一週間程遊郭の処で愛嬌を振って客が来る様にして欲しいのよ!」

「頭巾を被ってなら出来ますが、尼には成れません!

「これだけ頼んでも駄目か!仕方がないな!茂の目玉をくり抜いて帰してやるか!」

「えーーーそ、それはやめて下さい!」

「髪の毛は直ぐに生えてくるのよ!二年もすれば元通りに成るわ!」尼の女が言う。

「ほ、ほんとうなの?」

「そうよ!私達も年季が明けたら国に戻って、結婚するわ!今の姿を見ている人に元の長い髪の私は判らないから、判らないから幸いよ!」もう一人の女もそう言って小夜の気持ちを和らげる。

「開店から一週間すれば、茂と一緒に帰らせてやるぞ!後は自由だ!この世界の掟は厳しいのだよ!」

「、、、、、、、」それでも決断出来ない小夜。

「おい!茂を連れて来い!目玉をくり抜くぞ!」

「判りました!道具を持って来ます!」正子が立ち上がる。

「ま、まって、待って下さい!わ、私が尼に成ったら帰らせて貰えるのですね!」

切羽詰まって小夜が辛抱できずに口走った。

「勿論だ!納得して店の繁盛に協力して貰えるのだな!」

「は、はい!ですから茂さんは助けて下さい!」

「勿論だ!俺も加納清治郎だ!二言は無い!」

罠に落ちたと薄ら笑みを浮かべて正子に目配りをする組長。

無理矢理女郎にするのは簡単だが、本人の意志で徐々に落して行く楽しみを感じている二人だ。

親分の趣味が商売に成っているとは、正子以外の人は知らない。

若い美人の生娘を遊びながら落して行く楽しみを味わっているのだ。



母親の絹子はその頃、二人の子分に無毛の股間を舐め尽くされて、長い女としての休みから完全に目覚めていた。

四十歳手前の女盛りの身体は一度燃えさせられると終る事が無い。

「姐さん!気持ちが良いなら正直に成った方が宜しいですよ!」

「うぅ、うぅーーー」猿轡の中で呻く絹子。

「一発入れてやりたいが、親分が着物を乱すなと言ったので、これを入れてやるよ!」

「これが何か知っているか?」横から戸田が言った。

真鍮の洗面器に浮かべた物を右手に持った。

「これは女郎を調教するのに使う随喜で造った男根だ!」

「早く食べさせて貰って、女郎に成れる様に頑張るのだ!」

濡れきった女陰を大きく広げられて、随喜で造った男根を挿入されて仰け反る絹子。

元々二人に舐められて指で弄くられているので、充分解れている陰部に突き刺されると絹子は益々身体が疼いてしまうのだ。

「これを咥えると生娘でも欲しく成るらしいから、姐さんには辛い事に成りますね!」

「あぅ、うぅーーうぅーーうぅーー」の声が猿轡の中に聞こえだして、益々喜ぶ二人。

元手下のチンピラに遊ばれる屈辱は耐え難いが、徐々に疼く陰部には我慢出来ない絹子。



一方の娘小夜は二人の絶妙の駆け引きと、遊女達の言葉に騙されて椅子に座らされて、喪服の上から散髪用の布を被せられていた。

「顎を上げて頂戴!首筋に髪の毛が入ると困るわよ!」正子が首に布を巻付けて、首に白い紙を巻付けている。

覚悟はしたが目の前にバリカン、ハサミ、剃刀が次々並べられて小夜の顔から血の気が引いていた。

「あの、、、」そう言いながら椅子から腰を浮かそうとする小夜。

「今更辞めるの?目の玉をくり抜かれるだけでは終らなく成るわよ!右手の一本もちょん切られるわよ!」そう言いながら小夜の両肩を押さえた。

「もう十日程で開店だ!店の前で笑顔を振りまいて、客を呼び込んで貰えば茂と一緒に帰れるのだぞ!」

「そうよ!この子達も楽しみにしているのよ!給金は高いし年季は短く成ったからね!」

「お母さんはどう成るのですか?」

「勿論一緒に帰らせてやるぞ!だから二週間程の辛抱で自由だ!」

「本当ですね!」

「勿論だ!何度も言わせるな!喪服から尼層の衣装に着替えるだけだ!」

正子が小さな握り鋏を右手に持つと、左手で小夜の綺麗に結い上げられた日本髪を持つ。

直ぐに元結いの麻糸に刃先を入れると切り始める。

若い小夜の髪は黒々として、弾力が有るので数カ所元結いの糸で止められている。

「親分さん!この子の髪は弾力が有って太いでしょう?若さを感じますね!」

横で見ている加納親分は小夜の襟足を覗き込んで、生唾を呑み込んでいた。

正子は加納親分が女性の髪に興味が有る事を充分承知していた。

勿論陰毛にも特別な感心が有るのだが、若い娘の髪が刈り取られるのに異常な性癖を感じていたのだ。

正子が今回の遊郭「極楽寺」の構想を話すと、親分は興奮して直ぐに店を造ろうとした。

だが組合に反対されてと云うか、本郷組長に反対されて話が潰れていた。

その為今回二人の母子を捕らえて、坊主にする事に異常な興奮を持っていた。

小夜は生娘で二十歳に成っていないので、これから自分が男を教え込む事を楽しみにしているのだ。

母親の絹子も捨てがたいと思っていたので、先ずは手始めに剃り上げてしまったのだ。

小夜の剃髪②

 68-011

元結いが切られると、纏まっていた髪が横に垂れ下がって、結い上げる時とは反対に少しずつ乱れて伸びて横に垂れ下がる。

「よし!わしが諦めを付けさせてやろう!」横に在ったハサミを右手に持つと垂れ下がった髪の中央に刃先を入れ様とする。

「あっ、や、め、、て」目を閉じながら口走る小夜。

左手に数十本の髪を持って右手でハサミを動かす「ジョキ、ジョキ」直ぐに切り取られて親分の左手の中に離れた。

「これで諦めが付いただろう?」そう言って長い髪の毛の束を小夜に顔の前に持って行った。

「いゃー」目を開いて見る小夜が頭を横に大きく振った。

元結いが切られて大きく乱れて、親分の頬に髪の先が触れると益々興奮する。

先程迄居た遊女の髪を切ったのも親分で、昨日は結構楽しんでいたのだ。

元々遊女なので下の毛は週に一二度下刈りの女に剃り上げられていたので、全く興味は示さなかった。

殆どの女性は腰近く迄髪を伸ばしているので、坊主との差がもの凄い。

勿論今目の前に座って居る小夜も腰まで伸びた長い黒髪で、艶やかな光沢を見せている。



母親の絹子も殆ど変わらない長さだろう?

小夜を連れて来る前に加納親分は正子に「あの母親も濃かったが、娘は確実に濃いぞ!楽しみだ!」

「何故判るのですか?」

「本郷親分は毛深い男だから、間違いないぞ!」

「でも見た感じ色白で透き通る様な項に、産毛が生えている程度でしたよ!」

「良い女は肝心な部分だけ剛毛なのだよ!姐さんも臑毛は無かっただろう?でもあそこは黒々としていただろう?」

自分の趣味を押し付ける様な会話をしていたのだ。

「あの生意気な壺振り女はどうでしょうね?笑いものにしなければ腹の虫が治まらないわ!」

「渡世に生きる女だから、刺青のひとつやふたつは有るだろう?色は白いし良い女だからな!仕込んで客を取らせば人気に成るぞ!」

「調べた感じでは墨は無いと聞きましたがね」

「渡世の稼業だ!何処かに墨は入れている筈だ!」

「でも素直に女郎に出来ますかね!」

「それはお前の腕の見せ所だ!三人とも異なる上玉だ!上手く育てて看板女郎に仕上げろ!」

「薬を使ってでも仕込んで見せますよ!」

「絹子以外は薬が必要に成るだろうな!簡単には遊女には成らん!生娘と渡世人だからな!」

「親分さんは変態趣味ですから、調教が楽しみなのでしょう?」

「生娘とか渡世人には薬と浣腸で気持ちを砕くのだよ!耐える気持ちを打ち砕けば諦めが快感に繋がる様に成る!」



この様な話しを少し前にしていた二人は顔を見合わせて、元結いの外れた小夜の髪をお互いに持つと「ジョキ、ジョキ」と左右から切り始めたのだ。

目を閉じて我慢をしている小夜の身体が小刻みに震えるのを楽しみように、引っ張っては「ジョキ、ジョキ」と不気味な笑みを浮かべながら切り取る。

白い布の上にバラバラと小夜の髪が切り取られて落ちて、直ぐに床に滑り落ちていった。

直ぐに見る影も無い程に短い部分と長い部分に分れて、不細工な髪型に変わってしまった。

加納親分が少し長い髪を左手で持って、根元にハサミを入れて「ジョキ、ジョキ」とゆっくり纏めて切り裂くと地肌が見える程短く成った部分に、笑みが溢れて手には長い髪の毛の束が握られていた。

小夜の目尻から光る物が溢れるのを正子は見て、観念した様だわと目で親分に教える。

いつの間にか正代としずが来て、真鍮の洗面器に湯を入れてタオルを数枚温め始めた。

瀬戸物の髭剃り用の器にシャボンを入れて、容器は二つ準備されていて両方を泡立て始める。

頭は面積が広いのでシャボンも沢山必要の様だ。



「ここからはバリカンだな!」短く切り取られた小夜の髪を見て、加納親分が言うとしずがバリカンを差し出す。

床は小夜の髪の毛で一杯に成って、その量の多さに驚く程だ。

短く切り取られているが、長い部分はまだ十センチ以上残って居る。

「動くなよ!怪我はさせたくないからな!」

そう言うと小夜の頭を左手で持つ加納親分。

額にバリカンの刃先を入れると急に「いゃー」と頭を後ろに引く小夜。

「こら!危ない!動くな!」左手に力を入れると、横から正子が小夜の頭を押さえる。

「もう髪の毛は殆ど無いのだから、暴れてもどうしょうもないのよ!」

諦めた様に身を任せる小夜の額にバリカンの刃先が入って「ギーギー、ギーギー」と音を残して頭頂部まで白い道の様に刈り取られてしまった。

「良い感じだ!」自画自賛しながら、再びバリカンを額に戻すと同じ様に「ギー、ギー」と音を立ててバリカンを動かして刈り取る。

短い髪の毛が再び白い布の上を滑り落ちる様に、溜まっていくと小夜の頭は少年の様に変わって行った。

途中から正子に代わって、加納親分は煙草を吸いながらその様子を眺めていた。

しばらくして「綺麗に刈り取れたわ!後は綺麗にしてあげてね!それにしても凄い量の髪の毛だわ!」床に足の踏み場も無い程の小夜の髪の毛に今更ながらに驚く正子。

「もう、ゆるして、ください、、、」消え入る様な声で言う小夜。

「尼っていうのは、そんな少年の様な頭では駄目なのよ!つるつるに剃り上げるのよ!先程の女の子見たでしょう?」

しずが直ぐに刷毛にシャボンを浸けて、小夜の頭に塗り始める。

盛り上がる程シャボンが塗られて小夜の頭が真っ白に成ると、今度は蒸しタオルを持った正代がその頭をタオルで包んで「蒸らさないと上手に剃れないのよ!」

ターバンの様に巻付けられた小夜の頭、それを見ながら二人は「この後が楽しみだな!」と小さな声で話す。

「生娘ですからね!親分の大きな物は受付ないかも知れませんよ!」

「そうか、ははは、、、、、」笑顔が絶えない。

小夜の剃髪③

   68-012

しばらくしてタオルを小夜の頭から取除き、再び刷毛でシャボンを塗り始める。

「今度動くと、頭が血みどろに成るからね!」しずが刷毛でシャボンを盛り上げながら言った。

直ぐに小夜の頭はシャボンで白く盛り上がって、正代が剃刀を手に小夜の額から「ジョリ、ジョリ」と大きな音を立てながら剃り始めた。

既に覚悟を決めている小夜は目を閉じて動かない。

気持ちは茂が加納組の子分を殺害した事を許して貰い、一緒に三人で無事家に帰れる事だけを考えている。

やがて白く盛り上がったシャボンが消えた跡には、青白い地肌が表われて無惨な坊主に変わってしまった。

「もう直ぐ終りよ!綺麗な尼さんが出来上がるわ!親分さん如何ですか?」

「素晴らしい!これなら極楽寺の繁盛は間違い無いぞ!鏡を持って来て見せてやれ!」

首に巻付けた白い布を外すのに、髪の毛の束が床にごそっと音がする程滑り落ちた。

白い布が取り払われると、喪服と青い頭が異様なアンバランスに見えている。

田辺キヨと大野ハルが待っていた様に、尼の着物を持って入って来た。

「いつまでも喪服では似合わないわね!キヨさんハルさん!この子の着替えを手伝って頂戴!」

「判りました!お嬢さんこの尼層の着物に着替えましょうか?」キヨが言うと「親分さんがいらっしゃるから無理よね!隣の部屋に行きましょうか?」ハルが奧の襖を開いて先に行った。

先程の診察台の様な寝台が部屋の奥に置かれているが、小夜には何が有るのか良く判らない程薄暗い。

横の部屋には既に布団が敷かれて、加納親分が小夜を強姦する準備も出来上がっている。



「そうだな!男の俺がいたら着替えられないな!頼んだぞ!」微笑みながら正子と加納親分は三人を見送った。

「さあ、さあ、いつまでも喪服では駄目でしょう?」

「そうよ、その頭に似合わないわよ!これからはこの尼層の衣が似合うのよ!」

小夜の身体を押す様にキヨが一番後ろを付いて行く。

「じゃあ、親分さん暫しのお待ちを!」そう言って不気味な笑みを残して襖を閉じるキヨ。



部屋に入ると「私達が綺麗に着せますから、お嬢さんは立っているだけで良いのですよ!」

そう言うと直ぐに帯紐に手を伸ばすキヨ。

ハルも横の台に尼層の着物一式を置くと、喪服の帯を後ろから解き始める。

「でも可愛い尼さんだわ!人気が出るわね!」

「そうね!男共が殺到するわね!」

「あのー自分で着替えられますから大丈夫です!」小夜は身体を横にして帯を解かれるのを嫌った。

「尼層の着物は普通の着物と違って難しいのよ!私達に任せたら良いのよ!」

「そうよ!女同士だから恥ずかしく無いわよ!」

「銭湯だと思えば気に成らないでしょう?」

そう話している間にもお太鼓帯を解いてしまう二人。

直ぐに帯を足で向こうに押しやると、直ぐに小夜の喪服を縛っている伊達締めを解こうとした。

「自分で着られますから、大丈夫です!」

身体を引いて逃げ様とする小夜だが、背中にハルが廻って小夜の身体を後ろから押す様に持つ。

素早く伊達締めを解くと、腰紐も素早く解き始める。

小夜も喪服の着物を脱ぐだけなら、直ぐに長襦袢の上に尼層の衣を着るのだと勝手に思っている。

腰紐を次々解くと喪服の着物の前が左右に広がるのを待っていた様に、後ろに居るキヨが肩から手を伸ばして両襟を持って後ろに一気に着物を脱がせた。

「手を抜いて頂戴!」小夜は言われた通りに両手を喪服の袖から抜き取った。

いつの間にかしずと正代が入って来て「この肌襦袢に着替えるのですよね!」そう言って上半身に着る肌襦袢を広げる。

「そうよ!肌襦袢と裾よけが在るでしょう?」

「在ります!これですね!」」

「長襦袢も脱いで下さいよ!」腰紐に手を持って行くのと、解くのが殆ど同時のキヨ。

「えっ、自分で出来ます!」

「この人達は専門なのよ!任せなさいよ!」正代が言うが、小夜は長襦袢の前を急いで押さえる。

「この子の腋毛ぼうぼうよ!今見えたわ!」

「それは駄目ね!遊女の身だしなみが出来てないのね!」

「キヨお姉さん!この子まだ初見せが来週なのよ!今日入ったのよ!」

「えーそうなの?今日入ったの?遊女から来たのかと思ったわ!」

「そうなのよ!だから丁寧に教えてあげてね!」

「判ったわ!じゃあ、ここも」そう言って小夜の股間を押さえる。

「きゃーーー」驚いて後退りをするが後ろにはハルが居て、小夜の両肩を押さえた。

「やめて下さい!」長襦袢の紐を解かれて、襟を持って一気に胸を広げられてしまう。

「中々綺麗な胸だわ!若々しいし形も良いわ!」

「いゃーーそんなのいゃーーやめてーーー」恐怖の顔に成る小夜。

「さあさあ、長襦袢を早く脱いで着替えましょう」

ハルが後ろから長襦袢の両襟を持って、一気に肩から抜き取ろうとした。

「いゃーーやめてーー」青白い坊主頭を大きく振って、長襦袢を掴んで抵抗をする。

だが横から正代としずが小夜の手を押さえるので、一気に脱がされてしまった。

「な、何をするのですか?」小夜は胸を両手で押さえてしゃがみ込んで、胸を隠そうと必死になっている。

「そんな事をしていたら、肌襦袢を着せられないわね!」

「自分で着ますから、襦袢を下さい!」

その時襖が開いて正子が入って来て「騒がしいわね!どうしたの?」

「この子が着替えを嫌がるのですよ!」

「何!着替えを嫌がるのか?」後ろから加納親分が顔を見せて言うと「見ないでーーー」

小夜は身体を丸めて後ろに移動して、加納親分の目を避け様としている。

「腋毛を剃らないと使い物に成りませんね!」

「下の毛はどうなのだ?」身を乗り出す様にして言った。

怯える小夜は益々身を丸めて小さく成って「自分で着替えさせて下さい!」

そう訴える目は怯えて震えていた。

喪服を脱がす!

68-013

「お嬢さんは遊女に成って、客を呼び込むのだろう?いきなりこれは嫌では約束が違うぞ!」

「自分で着替えさせて下さい!」

「遊郭には仕来りが有るのよ!遊女の世話はこの人達がする事が決まりなのよ!逆らう事は足抜けと同じなのよ!」

「そ、そんな!」

「女郎の仕来りを教えてやって!」

「今回の加納親分の店は極楽寺と云う、尼さんの店なのよ!だから遊女は全員坊主なのよ!それは判るでしょう?女郎は下の毛と腋の毛は御法度なのよ!週に一二度剃るのが私達の仕事なのよ!」

「わ、わたし、、は遊女ではありません!」

「そうだったな!客は取らなくても良い約束だが、一応遊女には違い無いのだ!嫌なら今からでも茂の目玉をくり抜くぞ!」

「や、やめてーーーーーーー」

正子が「早く剃ってしまって、終りなさい!」と言う。

「はい!」四人の女が小夜に近づくと、左右から腕を引っ張り上げて立たせる。

「いゃーー見ないで!そんな事をされたら舌を噛みます!」と言った小夜の口を日本手拭いを畳んだ物が口を被う。

「うぅ、いゃー」横から正代が竹の両端に紐の付いた竹の棒を押し付けて、素早く小夜の後頭部に結び付けた。

「女郎の扱いには慣れているのよ!簡単に舌は噛めないわよ!」

「うぅぅぅー」

小夜は完全に恐怖を感じ始めていた。

「さあ、そこの台に載せてお道具調べも一緒に始めて頂戴!」正子に言われると同時に四人の女が一気に小夜を担ぎ上げて木で造られた診察台の様な台に載せる。

「うぅ、うぅーーー」首を大きく振って手足を動かして抵抗を見せると「暴れると大事な所が見えちゃうわよ!」

小夜が身に着けているのは裾よけと白い足袋のみで、床には来ていた喪服の着物、長襦袢、小物が散乱している。

隣の部屋には無惨に刈り取られた大量の黒髪が散乱している異様な光景だ。

加納親分には至福と時に成っているのだが、小夜にはその様な異常な趣味が有る事は判らない。

「親分さんに女郎として働けるか決めて貰うからね!暴れても無駄だわよ!」

「うぅぅー」睨み付ける小夜だが、台の上に載せられて直ぐに両手を台の上部に万歳の様な姿勢で手首を結ばれてしまった。

「中々の上玉ですね!乳房の形も大きさも申し分無いですね!良い女郎が入りましたね!」

大野ハルが嬉しそうに小夜の胸を見ながら言った。

「良い感じだろう?」台の横に来ると加納親分が早速小夜の乳房に手を伸ばして、右手で揉み上げる様に掴んだ。

「中々の感触だ!生娘の乳房だな!」

「うぅ、うぅーーー」首を大きく振りながら訴えるが、生まれて始めて男に乳房を揉まれた気分は最悪だった。

その間にも小夜の足首に縄が巻き付けられていたが、全く神経が向いていなかった。

唯、必死で両足を閉じて裾よけだけを頼りに頑張っている。

小夜が横たわっている台は、腰の部分が盛り上がる様に造られているが、今は平に成っているので判らない。

足首に巻付けられた縄はそのまま台の横に結び付けられたので、足を動かす事は出来ないが広げられる心配は消えた。

「まあ、こんなに黒々と生やして、遊女の身だしなみよ!」

小夜の腋の下に早速しずがシャボンを刷毛に浸けて塗り始めた。

普通でも感じるのに刷毛で撫でられると、くすぐったい小夜は身体を動かそうとするが、既に両手は伸びきり身体は足首を縛られているので動かせない。

右腋の下が白くシャボンで塗られると「動いたら傷が付くわよ!」正代が日本剃刀を持って直ぐに「ジョリ、ジョリ」と剃り始めた。

「遊女の身だしなみよ!」「ジョリ、ジョリ」の音が耳に聞こえて、右の脇の下は綺麗に剃り上げられた。

「綺麗に成ったわね、次は左だわね!」

同じ様にシャボンが塗られて、盛り上がると正代が「ジョリ、ジョリ」と剃り始めて数分で綺麗に剃り落された。

「遊女らしく成ったぞ!鏡を持って来て見せてやれ!」

キヨが直ぐに鏡を持って来て、小夜に見える様に調節した。

「綺麗に成っただろう?極楽寺の遊女は身体に一本も毛が無いのだ!判るか?眉は残すがな!次始めろ!」

足首の縄を緩めるハル。

台の下のハンドルを回し始めるキヨ。

「うぅ、うぅーーー」首を振って驚く小夜の腰の辺りから徐々に上に上がって来る。

「いつまでもこの様な物を着けていたら、邪魔でしょう?」

正子が小夜の白い裾よけの腰紐を緩め始めた。

「うぅ、うぅーー」

ゆっくりと緩めると「お嬢さんのここは濃いって親分が言うけれど、私はそうでもないと話しているのよ!でも乳輪にも産毛が生えているから親分の勝ちかも?」

「乳輪の産毛も剃ってやれ!」加納親分が近づいて乳首を見ながら言った。

「親分の言いつけだから、剃ってあげるわね!」

しずが刷毛にシャボンを浸けると、直ぐに小夜の乳首を中心に動かし始めた。

「うぅ、うぅうーー」

「感じちゃうでしょう?」刷毛を動かしながら尋ねるしず。

態と感じ易い様に刷毛を動かしているのだが、小夜には強烈な刺激が伝わっていた。

その間に小夜の下半身は上昇して、腰を突きだした様に成っている。

裾よけの紐は既に解かれて垂れ下がっている状態だから、直ぐにでもご開帳出来る。

足首に巻付けた縄は左右の天井から垂れ下がった滑車の縄に結び付けられている。

「うぅぅーー」剃刀が乳輪を動いて小夜に刺激を与える。

過去にこの様な事をされた事が無いので、恥ずかしさと剃刀の動きに神経が集中している。

仰け反る小夜

68-014

「綺麗に成ったわよ!乳房が輝いているわね!若いから瑞々しい」

剃り終わって正代が綺麗に成った小夜の乳首を触る。

しずが濡れたタオルで反対側の乳房を揉み上げる様に拭く。

「次は下の毛だな!」加納親分が嬉しそうに言うと、裾よけの太股付近を触った。

急に我に返って「うぅーうぅーーー」大きく首を振る小夜。

「さあ、もうこれは必要無いわね!」

正子が裾よけを持ってゆっくりと右側に捲る様に広げる。

「うぅ、うぅうー」

色白で透き通る様な肌、乳房には青い血管が浮き出る程だ。

小夜のお尻の部分からはこの後下に落ちる様に成っている。

両足が上に引っ張られたら、丁度良い位置に小夜の陰部が露出する様に造られているのだ。

「あと布切れ一枚よ!」今度は反対側に裾よけを捲り始める。

白い下腹から黒々とした陰毛が電球に照らされて黒光りしている。

「若い女は陰毛まで綺麗だな!」覗き込んで加納親分が言った。

「うぅーうぅーうぅーー」必死で隠そうとするが、足は全く動かない。

「裾よけも必要無いわね!」そう言うと正子が小夜の尻から抜き取ろうと引っ張る。

反対側から腰を持ち上げられると、簡単に抜き取られて小夜は全裸にされてしまった。

「親分!予想通り黒々としていましたね!」

「思った通りだ!本郷の親父も毛深い男だったからな!」そう言って嬉しそうに手を伸ばして小夜の陰毛を指で触った。

「うぅ、ぅうーーうぅー」

「恥ずかしいわよね!もっと恥ずかしい事をするわよ!」

そう言うと同時に足首に巻付けた縄が天井に巻き取られ始めた。

それは左右に引っ張られる様に巻き上げるので、しばらくすると小夜の股間は大きく開かれてしまう事は直ぐに判る。

縄が巻き上げられ始めると、同時に腰から下の台がしまい込まれて小夜の股間が剥き出しに成るのだ。

「うぅ、うぅうーー」両手を前に縛り付けられて身動き出来ないのに、今度は両足が容赦なく大股開きに成っていく。

「お嬢さんの大切な部分が丸見えに成ってきたわよ!」

「まだその黒々とした毛がお前の恥ずかしい部分を隠しているな!今から綺麗に刈り取ってからつるつるに剃り上げて貰え!もう二度と毛が生える事は無い!」

「うぅ、うぅーー」

「そうよ!お嬢さんは今から女郎の修行をするのよ!私達が仕込んで遊郭一の女郎にしてあげるからね!」

「うぅ、うぅーー」

もがき苦しむ間に両足は大きく広げられて、股間を裸電球の明かりに照らされていた。

「先ずは鏡で自分の物が変わる様子を見て置く事ね!」

大きく広げられた股間に鏡を持って行くと、正子が小夜の頭を持って少し上げた。

「うぅ、うぅーー」自分の股間をこれ程真剣に見る事が無かった小夜。

恥ずかしさに頬を真っ赤にして顔を背ける。

「終ったらまた見せてあげるわね!はじめて!」

「どの様な方法で剃るのだ!」興味深そうに加納親分が尋ねる。

「そうですね!この子は左右にも長い毛が生えていますし、お尻にまで生えていますので、先ずはこのバリカンで下腹部を刈り取ってから、剃刀で綺麗にしましよう」

正代が親分に説明をするが、小夜に対する恥ずかしさと恐怖を教える為なのだ。

正子が「親分!これを陰核に塗ってやりましょうよ!」

「おお!女郎泣かせの秘薬だな!本当は中にも塗る物も有るが、この娘は生娘だからわしが教え込んでからたっぷりと塗って貰え!」

正子が小さな小瓶の蓋を開けて、人差し指で液体をすくい取る。



陰核は人の女性器を含む哺乳類の雌の性器に備わる小さな突起で、発生学的には男性の陰茎に相当する。

英語のクリトリスは、ギリシア語のクレイトリスに由来し、鍵またはネジのような封じるものを意味するクレイスを語源とする。

先端の陰核亀頭は成人女性で5~7mmほどの大きさで、陰核亀頭に刺激が与えられると性的興奮を感じる。

男性の生殖器と同様充血して膨張し、固さが出て勃起する。



ハルが右側から直ぐに手を伸ばして、小夜の濃い陰毛を掻き分ける様にする。

「うぅぅーうぅーー」急に陰毛を触られて身体を硬直させて呻く小夜。

「綺麗な豆を見せましょうね!」ハルが掻き分けた陰毛の中に左指を入れると、皮膚を引っ張る様にする正子。

「豆が見えたわ!さあ、塗ってやりましょう!」右手の人差し指に浸けられた秘薬を塗り込む。

「ひぃーーーーーーー」大きく頭を仰け反らせて感じる小夜。

身体中に電気が走った様な衝撃が伝わったのか、仰け反って動かなく成った。

「刺激が強かった様だな!」

「直ぐにずきずきしてマン汁を垂れ流すわ!」笑みを浮かべながら指を布で拭いている正子。

「女郎泣かせの秘薬だからな!この秘薬は嫌がる女郎が男を好きに成る効果も有るのだよ!」

「女郎として売られて来たおぼこい女を目覚めさせる特効薬なのよ!お嬢さんは特別な遊女に成って貰うので、色々教えてあげるからね!これは最初の段階なのよ!」

「そろそろ、暑く成って来たでしょうか?始めましょうか?」

バリカンを手に持って親分に尋ねる。

「ちちを揉んでやれ、感じ方が変わって来たかも知れないぞ!」

キヨが小夜の左の乳房を揉み始めると、頬が赤く紅潮して息が多少荒く成っている様な雰囲気に成っている。

「おお、わしが吸ってやろう!」直ぐに小夜の右の乳房に顔を近づける加納親分。

キヨが左の乳房から手を離すと、加納親分の手が変わって揉み始めて、乳首を弾く様に指で捏ねる。

「立ってきたな!」乳首に吸い付く加納親分。

長い加納親分の舌が伸びて小夜の汚れの無い乳首に吸い付いて、舐めて吸いまた舐める。

大きく仰け反って息が荒く成っている小夜は、身体中の血液が胸に集った様に成っている。

敏感肌

 68-015

「おぼこのおっぱいは柔らくて最高だ!」小夜の乳首から口を離して嬉しそうに言う親分。

涎が小夜の乳房に付いて光っているが、乳首は大きく勃起して感じているのがよく判る。

「親分さん!そろそろ刈り取りたいのですが?」

「おおーそうだったな!柔らかいおっぱいに気を取られていた!」

そう言うと起き上がって「もう敏感に成っただろう?剃毛が好きに成って貰わないとな!」

この時既に小夜の股間は暑く燃えて、既に心臓が股間に移動した様な刺激が始まっていた。

正代がバリカンを右手に、小夜の股間に入って左手で下腹部の陰毛を引っ張る。

「ひぃーー」小夜が早速反応して猿轡の中で叫ぶ。

正代がバリカンを持って「ギーギー」と音を出して小夜に聞かせる。

「今から綺麗にしてあげるからね!」

「うぅーうぅーー」首を振って訴えるが、無視をしてバリカンが小夜の下腹部に置かれた。

殆ど刈れないのだが、小夜は屈辱と不安で一杯に成るのだ。

絹子の場合と異なって小夜は既に全裸にされて、大股開きで台に載せられている。

生娘の小夜には屈辱的な調教が必要だと正子が進言して、この様な状況に成っている。

既に抵抗も出来ずに頭は剃り上げられてつるつる状態で、今度は親分に乳房を吸われ、燃える様な股間にバリカンの刃先が入り動き始めた。

「ギー、ギー」「ギー、ギー」下腹の皮膚を引っ張りながら、ゆっくりと動くバリカンに既に抵抗する気力も残っていない小夜。

「ほら刈り取れたわ!」バリカンの刃先に載った陰毛を小夜の胸に載せる。

「うぅ、うぅーー」

「気分はどうだ!」加納親分が問いかける。

「股間が暑いのでしょう?今ねもっと良い物を準備しているわよ!」

直ぐ側でシャボンを泡立てながら、ハッカ液を入れているしず。

正代は再びバリカンを下腹部に戻すと、皮膚を左手で伸ばしながら刃先を陰毛に入れる。

「ギーギー」「ギーギー」と動かし始めると、僅かだが陰毛が刈り取られている。

三度目バリカンの腹が陰核に触れると「あぅーーー」大きく仰け反りつるつるの青い頭が枕を飛ばした。

「おお、どうしたのだ?」嬉しそうに飛んだ枕を拾って、小夜の青い頭を持ち上げて押し込む親分。

「親分!電気が身体に走った様ですよ!秘薬が身体に浸透したのですかね?」

「殆ど嫌がる女もこの秘薬を塗られて、豆が燃える様ですからバリカンの腹が触れた刺激で驚いた様です!」

「今夜中に女にしてやるから、もっと強烈な秘薬を今度はまんこの中にもたっぷり入れて貰えるぞ!」

「そうすれば男と睦み合うのが好きに成って、女郎として生きるのが楽しく成るぞ!」

「親分!この子この様にされて見られるのが好きかも知れませんね!」

「そうなのか?外国で言うマゾとか言う性格か?」

「光る物がここに!」指を指す正代。

覗き込む親分は嬉しそうに「こりゃ面白い!普通の女郎以上に楽しめそうだ!」

黒々とした陰毛の一部に愛液が付着しているのが、親分の目にも見えて喜んだ。

当の小夜は女陰亀頭への刺激で半分放心状態に成って、声も出ず視線も虚ろで天井の裸電球を見つめている。

「この娘は掘り出し物かも知れませんよ!感じ易い体質ですね!秘薬を豆に塗られただけでこの様子ですからね!」

「女郎にしても一晩に一人か二人の客しか無理かも知れません!」

「それなら高くすれば良い!上客だけを取らせ様!」

好き勝手に目論む親分は目の前の若い生娘を早く抱きたい気分に成っている。



正代に代わって股間にしずが泡立てたシャボンを入れた容器を持って入った。

殆ど刈り取られていない陰毛は、所々が短く成っているだけで殆ど判らない程だ。

「それでは始めます!」しずが刷毛にシャボンをたっぷり浸けて、その曼荼羅に刈られた陰毛に刷毛を落とした。

下腹部が白く変わって再びシャボンをすくい取って、今度は中心に刷毛を落とすと「ひぃーーーーーー」大きく目を見開いて、手を大きく動かす仕草。

天井に向いた両足を震わせて「うぅーーーうぅーーー」訴える小夜。

「どうしたの?これが気持ち良いの?」

しずが再びすくい取ったシャボンの刷毛を小夜の、性器に直接擦りつける様に動かす。

「ひぃーーーーーーーーー」

再び大きく目を見開いて、手を大きく動かすと両足を震わせて「うぅーーーうぅーーー」訴える小夜。

「気持ちが良いのか?」親分が白く盛り上がった陰部を見て問いかける。

小夜の目尻から涙が溢れ落ちているのが判る。

陰部が染みるのと同時に前よりも過激な疼きが始まったのは、直ぐ後に訪れる事に成った。

「蒸し上げてやれ!剛毛は剃り難いからな!」

ハルが真鍮の洗面器でタオルを温めて準備をして、熱そうに取り出すと絞り始めた。

「もう直ぐつるつるに剃ってあげるからね!お嬢さんが生まれた時の様に成るのよ!」

正子が小夜の顔を触りながら言うと、親分が「気分は良いだろう?乳首が立ったままだからな!」

「うぅ、ぅうーー」大きく首を振る小夜。

「この子は今、自分の身体の変化の驚いているのですよ!感じる事逝く事がまだ判らないから仕方が無いのですが、今から何度か逝く事を教えれば喜びに変わるのですよ!」

「流石に調教の先生は違うな!女を知り尽くしている!」

「ひぃーーーーーーーー」大きく仰け反って一気に枕が遠くに飛んだ。

ハルが畳んだタオルを小夜の盛り上がった白い部分を被ったからだ。

「少し熱かったかも?でもこうやって解された気分は最高に成るのよね!」

タオルの上から中指で小夜の窪みを擦る様に動かし始めるハルの指。

「あっ、、、、、、」目を閉じ始める小夜は陰部を触られて一層感じ始めている。

秘薬を塗られた女陰は燃えて、ハッカの刺激はそれを増幅させた。

今指が小夜の割れ目を執拗に刺激して、自慰をしている気分なのかも知れない。

「もう一度豆を剝きだして、塗り込んでから剃り上げましょう!」

正子が再び先程の秘薬の瓶を取り出して来た。

「あの中に入れる秘薬も入り口位なら大丈夫だろう?」

「でも親分!剃毛中に何度も逝きますよ!宜しいのですか?後の楽しみが、、、、、」

「かまわん!やれ!面白い!どれ程感じ易い身体なのか見たいぞ!」

嬉しそうに言う加納親分だ。

小夜の愛液

  68-016

親分はこの時、生娘の逝き狂う姿を想像していたのだ。

確かに感じ易い身体だと思うが、感じ易い身体は遊女には適さないかも知れない。

だが五十五歳まで生きてきて、もしかしたら今までで一番感じ易い女かも知れないと思う。

自分で感じた振りをする女は結構沢山見てきたし、程々に感じる女も居た。

だが目の前の女は大きく足を広げられて、天井に引っ張られているのに感じてマン汁を垂れ流しバリカンの腹で仰け反ってしまった。

そして今ハルの指で朦朧とする様な眼差しに成っているのだ。

確かに秘薬を豆に塗られた効果は多少有るだろうが、過去にこの様に成った女郎は初めてだった。

見られる事に興奮して、触られるともっと興奮して感じるのかも知れない。



「そろそろ蒸し上がったかな?」ハルが小夜の陰部からタオルを取除いた。

白い肌に岩海苔か海藻の様に陰毛が張り付いて、割れ目が剥き出しに成って異様に卑猥に見える。

正子が親分に言われて異なる秘薬の小瓶をキヨに持たせて、注射器の先を入れて吸い取る。

注射器は浣腸器の小型の物で針は勿論無い。

「浣腸用なら丁度良い大きさだわ!」そう言いながら注射器に吸い取られる秘薬。

ハルが股間から移動すると正子は早速浣腸器を手に股間に入った。

何の躊躇いも無く岩海苔の間に口を覗かせる肉片の割れ目に突き立てる。

細い注射器の先が突き立てられても、殆ど余韻に慕っている小夜には殆ど感じ無かった。

「マン汁がまた少し流れている様だわ!本当に感じ易い様ね!」

膣口に注入されるのは一瞬で終った。

今度は注射器の代わりに秘薬の小瓶を手渡されて、人差し指に浸けると左手で隠れた豆を陰毛の中に捜す。

「もう一度塗ってあげるから、充分楽しめるわよ!」

剝き出されて「あぅ、うぅーーーーーうぅ、、」急に驚いた様に反応を始める小夜。

正子が剝き出されたピンクの豆に再び秘薬を塗り込み始めた。

「あっ、うぅうぅーーーーーーーー」大きく頭を仰け反らせる小夜。

天井に向って伸びる足を震わせると、急に反応が無く成ってぐったりした。

「おい!逝ったのか?」親分が尋ねる。

「その様ね!豆を弄くられて直ぐに逝ってしまった様だわ!本当に感じ易いのだわ!でも逝く事を覚えるから多少は自分で調節出来る様に成るわ!」

しばらくして、枕を再び頭の下に入れると目を開いて「うぅ、ぅう」と訴え始めた。

「どうしたの?気持ち良かったの?」

「うぅ、ぅぅうーーー」

「あっ判ったわ!小便が出るのだね!」

「うぅぅぅーーー」頷く様に声を出す小夜。

「そうか、じゃあ俺が出してやろう!」親分が直ぐに小夜の腹の横に進み出て「ここか?」そう言って下腹の陰毛の無い部分を右手で押さえて撫でる。

「うぅ、うぅーーー」首大きく振って我慢をしているが、今度はもう少し下の陰毛の部分を強く押されて「あーーーーーー」の声と同時に、小便が勢いよく流れだした。

「ははは、勢いよく流れたぞ!裸で冷えたのか?」

泣き出す小夜は屈辱で耐えられない恥ずかしさに成った。

床に垂れ流したと思われたが床には洗濯桶が置かれて居るので、その中に流れ落ちていた。

当初からここで小便をさせて屈辱を味合わせる予定に成っていた様だ。



すすり泣いている小夜が急に泣くのを止めたのは、刷毛が再び陰毛の上を動き初めて驚いたのだ。

先程よりも刺激が数段大きい事が泣くのを止めさせた原因だった。

「あぅ、うぅーーうぅーーうぅーー」の声と同時に頭を大きく動かす小夜。

シャボンが伝わって自分の女陰に流れ込んで、先程注入された秘薬と絡まって大きな刺激が伝わっていた。

「ほら、泣いていたのが今度は別の鳴き声を発するわね」正子が微笑みながら言う。

「面白そうだな!既に何度かは逝ったのか?」親分が尋ねる様に言う。

刷毛は横に置かれて正代が股間に日本剃刀を持って入った。

「さあ、つるつるにしてあげるわね!お尻の穴の近くまで生えているから、そこはこの細い剃刀で皺の間まで剃り上げてあげるわよ!」

小夜の下腹部を押さえると「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」と剃刀を動かし始めた。

剃刀の刃先に剃り落された黒い陰毛とシャボンが載って、地肌は直ぐに青白く筋を残した。

剃刀に載った剃り落された陰毛を半紙に載せると、小夜の胸の上に置く正代。

再び剃刀が下腹部に戻って「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」と音を残して剃り落してゆく。

しばらくして小夜の下腹部は青白い肌を露呈して、陰毛の黒い影が消えた。

「しずさん!次塗って貰えますか?」そう言って場所を譲る正代。

恥丘から女陰全体はまだ岩海苔の様に、陰もが白い肌に付着して女陰を隠している。

「どうだ!気分は?」

目を閉じて耐えている小夜に尋ねる親分に正子が「これからよね!お嬢さんの恥ずかしい部分が丸見えに成るのは!」

「そうか、その丸見えに成った部分に俺の物を咥えさせてやるからな!楽しみに涎を流せ!」

そこに縄師の源吉が入って来た。

「まだだ!今始まった!」親分が源吉に言う。

「お待ちします!向こうは随喜で垂れ流し状態ですが、男共がもう我慢出来ないと言っていますが?」

「駄目だ!あのチンピラ共に他の女を与えて遊ばせろ!姐さんを満足させたら駄目だ!」

「はい!判りました!あの遊女に相手させます」

「戻って来て、あの娘を縛りあげてくれ!」

頷くと源吉は部屋を出て行った。

「あぅぅぅうーーー」再び刷毛が小夜の感じ易い部分を這って、大きく頭を動かして仰け反り始めた。

「駄目だわ!シャボンが流れてしまうわ!」しずが何度も刷毛で塗り込むが、愛液が流れてシャボンの泡をかき消していた。

「必要無いかも」そう言うと正代がしずと代わって股間に入る。

直ぐに「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」と剃刀を動かすと「あぅ、うぅーーうぅーーうぅーー」の声が日本手拭いを濡らせて発せられた。

剃毛で逝く

   68-017

「お嬢さんの猿轡が唾液で濡れて、隙間が一杯に成っているわ」

顔の側に正子が行って額の汗を手拭いで拭き取るが「ひぃーーーーあぅ、うぅ、うぅ」

猿轡の間から声が大きく漏れて、舌を噛めないだけの道具に変わっている。

「あぅ、あぅ、うぅ、、だ、だ、めーーーゆるしてーーー」仰け反りながら大きな声を発する。

剃刀は殆ど白いシャボンが流れて無く成って、正代は流れ出る愛液を陰毛に塗りつけて剃刀を「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」と動かすので、小夜には刺激が連続して残る。

膣の入り口から小陰唇を指で何度も擦りつけるので、まるで自慰をしている様にどんどん流れ出て入る。

「両方の口から垂れ流しだな!これは見物だ!」

そう言って喜ぶ親分は、小夜の乳房を揉む様に目で合図をする。

キヨが反対側から直ぐに小夜の乳房を揉み上げて、指で乳首を弾くと「いゃーん」声を発する小夜。

完全に我を忘れているのがよく判って正子は「気持ち良いでしょう?剃毛されて気分は?」

「うぅ、うぅーーーあっぅ、、、、」そう言って大きく仰け反ると再び枕が飛んでいた。

「気絶しちゃったわ!」正子が白目を剝いた小夜の顔を見て微笑みながら言った。

「感じ易いと、この様に成るのか?」

「はい、確かにこの様に成る女も偶にいますが、この子は特に感じ易い様ですね」

「まだ剃る部分は残っているのか?」

「はい、少し残っていますが、お尻の周りは手付かずです」

「これ以上逝かすと面白くないから、お尻は明日の責めで良い!」

「はい、判りました!」

気絶した小夜に構わずに、残りの陰毛を剃り始める正代。

「ここだけ残しますか?」陰核の上の密集地帯を指さす」

「そうだな、お尻とその部分は残して置いたら、また面白いかも知れないな!」

正代が膣の周りに残った陰毛を剃り終えた時、源吉が戻って来た。

「丁度終ったぞ、縛り上げて隣の部屋に連れて来い!」

源吉が気絶した小夜の口元を見て「猿轡も変更しましょうか?」

「舌を噛まれたら困るから、皮の細い物に代えるか?声が多少出せる方が面白い!」

源吉は直ぐに猿轡を外して、皮で造られた猿轡を小夜の口に噛ませると後頭部で強く巻付けた。

加納親分はその様子を見ると隣の部屋に向った。



天井に伸ばした足を降ろす為に縄を緩めながら「まだ残っていますが?」股間の陰毛を見て尋ねた。

「この子感じ易くて、直ぐに逝くのよ!親分は明日まで置いて置けって!」

「親分の趣味にも困ったものだな!女郎にするのだろう?隣の部屋は髪の毛で一杯だ!母子の髪で部屋がひとつ潰れそうだな!」

笑いながら小夜の足を降ろすと、抱き抱えて隣の部屋に運ぶ源吉。

腕の中で目を開いて小夜が「うぅーーお、ろ、してーー」と話し難そうに言った。

「おおー待っていたぞ!気が付いたのか?」

「はい、今気が付きました!」

「そうか!ここに座らせろ!」敷き布団を指さす。

正子が使い込んだ縄を持って待っている。

布団の上に降ろされると小夜は直ぐに察したのか、後退りを始めて逃げ様とした。

「お前を一人前の女郎にしてやるのだ!」加納親分が近づくと立ち上がろうとする小夜。

その肩を押さえて直ぐにか細い腕を捕まえる源吉。

「ゆ、る、、して、、」掴まれた手首に縄を素早く巻付ける正子。

「もうじたばたしても、ここから逃げる事は出来ないのよ!諦めなさい!」

今度は左手を掴む源治は直ぐに縄を正子から貰って、背中に手首を持って行く。

両方の手が後ろで剃ろうと、胸に縄を廻して胸を縛り後ろ手にした。

もう一本の縄を今度は乳房の下に回して、同じ様に背中で締め上げる。

小夜の乳房が上下の縄に締め付けられて、盛り上がって更に首から胸の縄に引っ掛けて締めると完全に乳房が縄で締め上げられた。

「ご苦労だった!」源吉に向こうに行く様に言う。

親分が縛られた小夜を布団に押し倒すと「鏡を持って来い!」そう言いながら小夜の膝に縄を巻付ける。

巻付けた縄を小夜の首の縄に通して、今度は左の膝に縄を巻付け始める。

「うぅ、た、す、け、――――」

必死で逃れ様とするが、加納親分に縄を持たれているので動く事が出来ない。

正子が戻って来ると「縄を引っ張って固定しろ!」

正子は鏡を横に置いて小夜の背中で膝に結んだ縄を引っ張り膝を大きく上げる。

両方の膝が上げられると、もう足を閉じる事が出来なく成って小夜の股間は白熱電球の明かりに照らされた。

「押さえてくれ!お嬢ちゃんに見せてやろう!」

開かれた股間に鏡を持って角度を合わせる為、頭を持ってその鏡に角度を合わせる正子。

「さあ、自分のまんこがどの様に成っているか、良く見るのだ!」

「見える?ちょぼ髭が残っているでしょう?明日綺麗にして貰えるらしいわよ!」

「うぅ、い、、、やーーーゆ、る、し、てーー」

窮屈な姿で自分の哀れな姿を見せられる小夜。

しばらくして鏡を持って正子が「親分に可愛がって貰いなさい!」そう言うと部屋を出て行った。

加納親分は着物を脱ぎながら「男を教えてやるからな!」

着物を脱ぎ捨てると褌姿だが、腕から肩そして背中には般若の刺青が一面に彫られていた。

「驚かないな!そうか本郷の親父も墨が入っていたからな!」

布団の上に来て屈むと大きく足を広げた小夜の身体に覆い被さり、縄で縛られて盛り上がった乳房を右手で掴んだ。

「柔らかいおっぱいだ!」揉みながら顔を近づけると舌先で乳首を舐めた。

「うぅ、、、や、め、てーー」

親分の身体が完全に小夜の身体の上に覆い被さる。

「美味しいぞ!」乳首を舐めながら嬉しそうに言う。

左右の乳房を交代で舐めながら、自分の褌の紐を解き始める加納親分。

既に大きく男根は勃起して、いつでも挿入可能の状態に成っているが、我慢をして小夜の様子を伺っている。

小夜喪失

 68-018

「うぅーうぅーーー」股間に堅い物が触れて恐怖を感じている小夜。

「そんなに緊張すると、痛いだけだ!」

「うぅ、うううーーーいゃーーーやめてーーー」声が出るので猿轡の中から叫ぶ様に言う小夜。

「おっぱいを吸ってやっても駄目か!」

小夜の身体の強張りを感じている加納親分。

無理矢理犯す事は出来るが、嫌いに成ってしまったら遊郭で使い物に成らない。

そう考えると「正子!正子!例の物を持って来てくれ!」

「はーい」襖の遠くで返事が聞こえる。

「そんなに怖がるな!もう直ぐリラックス出来る物を持って来るからな!」

しばらくして正子が香でも焚いたのか変な臭いのする物を持って来た。

「さあ、これを一気に吸込め!」小夜の身体から離れて自分の口と鼻を着物で覆う加納親分。

小夜の顔の処で瓶の蓋を開いて煙を吸込ませる正子。

自分はマスクを着けて横を向く「もう充分だ!」親分が言うと「親分元気ですね!」

加納親分の股間を見て微笑みながら言った。

「もう良いぞ!」追い払う様に正子に言う。

しばらくして「猿轡を外してやろう!」目が焦点を失っているのを確認して猿轡を外す親分。

「気分はどうだ?お前は誰だ?」

「、、、、、、、くも、、、、」

「名前は?」

「さ、、、よ、、、」

「口を開け!」そう言って小夜の鼻を摘まみながら、中腰で立ち上がる親分。

口を開く小夜に「俺のマラを咥えろ!」そう言って男根を小夜の口に持って行く。

「うぅ、ぐぇー」男根の先を口に入れると、今度は小夜の頭を持って引き寄せる。

「うぅ、ぐぇー」頭を持たれて動かされる度に「うぅ、ぐぇ。うぅ、ぐぅ」嘔吐きながらも親分の男根を咥えて生尺をしている。

「中々上手いぞ!慣れて来たな!雲の上で大根を食っているだろう?」

「うぅ、ぐぇ。うぅ、ぐぅ」

しばらく動かすと親分が自分から男根を抜き取って、小夜を布団に押し倒す。

今度は勃起して今にも爆発しそうな自分の男根を持って、大きく開いた小夜の股間に押し付けて動かし始めた。

「あっ、あっ、うぅ、うぅ、いいーいいーあっ、あっ」一気に愛液が流れ出して、息が荒く成って来た小夜。

「良い気持ちだろう?」

「うぅ、うぅ、いい、いいーー」

「麻薬の効果は抜群だな!拒絶から求めている様だな!一度咥えると好きに成るぞ!」

「うぅ、うぅ、あぅ、あぅ、うぅ」

「マラを咥えるか?」

「いい、いい、うぅ、うぅーーーあぅ」

陰核から膣口、小陰唇全体に男根を擦りつけられて、元々感じ易い小夜は愛液を垂れ流していた。

麻薬の影響で既に思考能力は消えて、動物に近い状態に変身させられている。

「うぅ、あぅ、うぅ、、、い、た、、、、いーー」の声に膣口に親分の男根が滑り込んで行く。

「おお、、良い感じだ!」上に被さっていた身体は、小夜を持ちながら抱き抱えると一気に小夜の体重で膣の奧まで突き刺さる男根。

「あ、、い、いた、いたたた、、、」口走りながら乳房を吸われて、感度が増して何が何だか判らない小夜。

身体を持ち上げては降ろすと、膣の中で動き始める親分の男根。

初めは痛みで声が出なかったが徐々に「はぁ、はぁ、は、あぅ、うぅ」と声が変わって来る。

加納親分の刺青に汗が噴出して、同時に小夜の青い頭も汗にまみれ始める。

「どうだ!いいか?」

「ああーああーーだめーーか、かんじちゃぅーー」

「そうか、良い気持ちか?」

「いい、いいーーいいーーああーーああーああーーだ、だめーーー」

生娘とは思え無い反応に喜ぶ親分は、再び倒れ込んで小夜の上に載って大きく腰を動かしていた。

「ああーーああーーーーーーーだーーーーーーめーーーー」一気に意識が飛んで気絶してしまった小夜。

「逝ったか?中々良い感じだったぞ!」

そう言いながらゆっくりと男根を抜き取ると、愛液と同時に小夜の生娘の証しが付いて満足そうな親分。

「後を頼むぞ!」そう言うと全裸で風呂場に向う。

しばらくしてハルとキヨが来て、三人で小夜を風呂場に連れて行く。

湯船の中から「まだ気絶しているのか?だが調教すれば良い女郎に成るぞ!」気持ち良さそうに言う。

「親分さんの見立ては間違い無いですからね!」

「目が覚めたら、がに股でしょうね!丸太を咥えたのですからね!」

二人に冷やかされても上機嫌だった親分は「明日の為に我慢したぞ!」そう言った。

「明日は母親を犯すのですね!」

「今日は随喜で女を目覚めさせたから、明日は良く燃えるだろう」

「この子は上の座敷牢に入れますが、それで宜しいですか?」

「ゆっくり眠らせて明日から調教を始めろ!」

「はい!良い女郎に育てあげます!」

しばらくして加納親分は風呂場を後にして、縛り上げられて柱に立たされて、股間には随喜が挿入された絹子の様子を垣間見た。

既に疲れて眠っている様に項垂れているのが見えた。



「朝!あの状況で犯してやろう」

「親分は朝立ちを使われるのですか?」正子が尋ねる。

「朝なら若者の様に元気だから、あの体位でも突けるだろう?喪服を着たままの絹子を抱くのも悪くは無いだろう?」

「親分の趣味は面白いですね!絹子はいつ坊主にするのですか?」

「千代に見せてからだな!もう連絡が届いているから来るだろう?」

「細田組は一緒に来ませんか?」

「大丈夫だ!今は組を出て居る筈で、明日の夜まで帰らない!」

情報を既に集めていた加納組長は、細田組長に聞こえても神戸まで来るか?疑問を持っていた。

突き上げられて

  68-019

本郷組に細田組がそれ程肩入れするとは思え無かったからだ。

その為、本郷組長を暗殺して内縁の妻絹子と娘小夜を自分が開業する尼寺遊郭{極楽寺}で働かせ様と画策したのだ。

唯、客人青木と自分達に大きな恥をかかせた壺振り師の千代だけは許せないと考えている。

絹子と娘小夜を囮に東京からおびき寄せる計画だ。

美人壺振り師の身体を陵辱して、自分の遊郭で働かせる事まで考えている加納親分だ。

親分はどの女も調教すれば自由に成るとの持論を持っている。

現実には過去に数々の女を強姦、陵辱、調教を行っていたのも事実だ。

今回の極楽寺はその欲望が花開いたと自分では思っているので始末が悪い。

少々気丈な女でも昨夜の麻薬と二種類の秘薬で簡単に落とせると考えているが、千代にはその様な簡単な事では我慢出来ない。



朝七時に起きると「正子!行くぞ!」そう言うとさっさと絹子が縛られている部屋に向った。

「ほら、元気だろう?」着物の前を開いて褌の中央を見せる親分。

「ほんと、立派ですね!」

絹子は疲れて縛られた状態で眠っていた。

股間には随喜が突き刺さった状態で、両足は丁度竹が足首に巻付けられて程良い広さで縛られている。

「姐さん!起きなさいよ!親分が朝から入れて下さる様だよ!」

「うぅ、うぅーーー」目覚めて首を大きく振る絹子。

「子供みたいなマンコが疼いているだろう?」

「さあ、外してあげるわ!」

正子が絹子の目の前にしゃがみ込むと、股間の随喜で造った男根を持った。

「わあ、食い込んでいるわね!抜けるかしら?」

笑いながら随喜の男根を動かす。

加納親分は絹子の左足を竹から解いて自由にしている。

着物は完全に捲り上げられて、白い太股まで丸見え状態だ。

本当に着物は便利な衣類だと改めて思う親分。

普通に着ていたら清楚でこの様な姿には成らないと思うが、捲り上げると下半身は完全に無防備に成ってしまう。

「親分これを見て、凄いわ!咥え込んで抜けなかったわ!」

「マン汁で一杯だな!さどかし寂しいのだろうな?」

「女盛りですからね!まだ子供を産めるのでは?」

「そりゃそうだろう?ここを見たら子供の様だ!」

無毛の陰部を見て笑いながら言った。

「うぅ、うぅーー」

「だが一晩咥えて疼いているだろう?」

親分が着物を脱ぎ捨てると、褌も素早く外して後ろに放り投げる。

自分の男根を右手で持つと「欲しいだろう?」大きく首を振る絹子。

「そんなに欲しいのか?」

右手で一気に絹子の膝を持つと持ち上げ始める。

大きく開かれた絹子の股間に左手で自分の男根を持って擦りつけ「うぅ、うぅーーー」首を振って嫌がる絹子を他所に、突き上げる様に朝立ちの勢いをぶつけて挿入をする。

身体が浮き上がる程、下から元気な男根を挿入されて「あぅ、うぅ、うぅうぅーー」

「爺のマラとは違って感動するだろう?

そう言いながら何度も突き上げられる絹子。

髪が乱れて「あぅ、うぅ、うぅ、あっ、うぅ」揺さぶられて一層乱れる髪。

日本髪を結って整えられた髪は、徐々に乱れると同時に声が止められない様に成ってしまった。

随喜で一晩寝かされた陰部は完全に女を目覚めさせてしまった。

「ああーああーーーだ、だ、、」猿轡が唾液で小さく成って声が漏れる。

「良い声が出ていますよ!姐さん!充分女郎で稼げるわね!」

「あぅ、うぅ、ああーああーだめー、い、、ああー、い、、」

「逝きそうなのか?逝ってしまえ!気が楽に成るぞ!」

そう言うと再び勢いよく下から突き上げられて「ああーーああーーーーーーーだーーーーーーめーーーー」の声が猿轡から飛び出して、親分も同時に射精をした様だ。

般若の刺青が汗に染まり、絹子の額にも汗が噴出して項垂れている。

「姐さん!親分に逝かされた気分はどうですか?女郎で働く決心が出来たでしょう?」

「、、、、、、、、、」

親分は持ち上げていた絹子の足を降ろすと「朝風呂に行くから、後は頼むぞ!」

そう言ってさっさと部屋を出て行く。

正子がキヨとハルを呼んで「姐さんの始末をして、座敷牢に入れて食事を与えて頂戴!女郎の調教は明日からよ!」

小さな木のたらいが運ばれて来て、絹子の下半身を丁寧に洗ったのはしばらくしてからだった。



昼近くに成ってようやく小夜は目覚めたが、股間に丸太が入っている様な錯覚に成って飛び起きた。

睡眠薬を飲まされていたので、完全に熟睡していたが薬が切れると同時に痛みと違和感で飛び起きたのだ。

座敷牢で着物一枚を着せられて眠っていた様だ。

勿論腰巻きも長襦袢も無い状態で、慌てて股間を見るとちょぼ髭の様に陰部が成っているので、昨夜の事を思い出すが肝心と部分は思い出せない。

だがこの痛みと丸太が入った様な気分は、自分が加納親分に犯された事を知るには充分だった。

起きたのを確認したのか、食事が運ばれて来て「しっかり食べないと帰れないわよ!」と言われて「茂さんは大丈夫ですよね!」と尋ねた。

「茂も母親も元気だよ!朝飯を食べて一緒に帰れる日を待つ事だ!」

元気だと聞いて元気が出る小夜は、昨日から何も食べていないので食事に飛び付いた。

だが食事には特性の媚薬が混入されて、これからの調教の助けに成るのだ。



逆に絹子は睡眠薬を食べさせられて、完全に熟睡状態に成っている。

今日来るのか、明日来るのか?千代を捕らえる為の囮として女郎の調教は始めていない。

浣腸へ

68-020

夏木武雄がやって来て「あの壺振り師を捕まえる段取りが出来たと聞いたのですが?」

「作戦は順調に進んでいる!実は本郷の娘を捕まえて女郎で働かせる調教を始めた処だ!見学するか?」

「俺は千代を捕らえる段取りを聞いているのだ!」

「そう焦るな!絹子も捕まえて有るから、千代が捕まるのも今日明日だ!」

「絹子って美人の妾か?」

「老いぼれに満足出来なかったので、俺が突いてやったら涙を流して喜んだぞ!」

「本郷の姐さんをやっちまったのですか?」

「娘も頂いた!この娘が中々の上玉で新しい店の女郎に使う為に、既に坊主にしてやった!」

「えっ、既に坊主にしたのですか?」

「今から、尻の方の検査をする予定だ!」

「親分さんのする事は早いですな!感心しますわ!その勢いで千代も頼みますよ!」

「千代は我々に恥をかかせた張本人だ!簡単には許しは出来ない!娘の様に遊郭で働かせてやろうと思っている!」

「えっ、簡単には云う事は聞きませんでしょう?」

「まあ正子達に任せたら殆どの女は云う事を聞くらしい!」

「売られて来た女達を調教しているからな!先ずは捕らえてからだな!」

二人が調教部屋に向かった。



猿轡をされて既に全裸で大きく足を開いて、股間のちょぼ髭を裸電球に晒している小夜。

「変わった毛の生え方ですね!」のぞき込んで言う夏木。

「昨日他の部分は剃りあげたのだよ!結構剛毛で青く成っているだろう?」

「本当だ!青白い!中々良い身体していますね!」

「後で一発入れてやってくれ!まだ生娘の様なものだ!」

「今日明日に千代が捕まるなら、千代を犯してみたい!勿論親分の後で良いのですがね!」

「早くて今晩、遅ければ明日だろう?」



その千代は本郷組の今泉に電話で、自分が行くまで決して行動を起こさない様に注意していた。

まさか加納組が二人を女郎に仕立てているとは考えていないので、本郷組の管轄する遊郭等の財産を譲り受ける交渉の為に時間を要しているのと、千代に花会で受けた恨みを晴らしたい為に人質にしていると考えていたのだ。

その為千代は自分が原因だから、自分が決着を付けて来ると言い切った。



「見物人も集まった様だわね!始めましょうか?」

「うぅ、うぅーうぅ」男が二人のぞき込んで、呻き声を出した小夜。

「見られて興奮しているわね!お尻までお毛毛が生えているから今から綺麗にしてあげるわ!」正代が細い剃刀を持って言った。

しずが刷毛にシャボンを浸けて早速塗り始めた。

腰を大きく上に上げられて、肛門迄丸見え状態の小夜。

媚薬の効果で身体は既に敏感に成って、昨日犯された余韻が身体に残って丸太が股間に入った様に感じていた。

「うぅ、うぅーー」刷毛が微妙な部分を移動して、一気に白く染めるが直ぐに膣の周りが消えてしまう。

「早くも垂れ流し始めた様だわ!」

正代が直ぐに剃刀を持って、ちょぼ髭の部分に刃先をあてる。

「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」大きな音を残して白い泡と一緒に剃り落としていく。

一番沢山生えている部分を少しだけ残しているが、結構渦巻き状で密集している。

「うぅ、うぅーー」剃刀の動きと同時に感じやすい部分を指で押さえながら、皮膚を引っ張られて声が出てしまう小夜。

昨日まで生娘だった女とは思えない感じ方で、愛液を垂れ流しているのが良く見える。

「この娘、顔に似合わず好き者だな!」

「はい、その様ですよ!良い女郎に成ると思いますね!」正子がそう言いながら、小夜の乳首を引っ張る。

「ああーーうぅーーおぅー」仰け反る小夜は直ぐに枕を飛ばした。

「マゾとか云う女だな!」

「そうですね!虐められて喜ぶと云うか、感じるのでしょうね」

「ジョリ、ジョリ」剃りあげられて密集地帯の陰毛は綺麗に無くなり、濡れた手拭いで拭き取られた。

「今度はこの部分の毛を剃ってあげるわ!」

刷毛で塗り込もうとすると横から、両手で臀裂を広げる。

しずが刷毛にシャボンを浸けて膣口から肛門への間を塗り始める。

「うぅ、、うぅ、あぅ」刷毛の動きに反応して声を出す小夜。

少し離れた場所で太い浣腸器に液体を吸込ませて準備をしているハル。

「後ろはどの様な反応をするか楽しみだよ!生娘は殆ど毛を剃られて犯されて、あれをされると殆どもう諦めて女郎として働く様に成る」加納親分が夏木に説明をした。

「この姿を見ていると息子が疼いてきた!」

「やるなら好きにして良いぞ!」

「いや!千代が今にも来る気がする!」

そう言いながら股間を押さえる夏木だ。

「本郷組に千代が来たら直ぐに子分が連絡をくれるから、まだ東京から来てないと思う!」

「本当に来ますか?」

「情報では今日明日に来ると調べがついている!」

「流石は親分ですね!情報が早い!」

話していると白く塗られた部分に細い剃刀が這い始めて、剃り始めた。

殆ど産毛の様な物なので、音も何も無いが剃られている小夜は感じている。

「この子はお尻も好きですね!肛門がひくひく動いていますね!」

襞の部分を見ながら剃刀の先で弄くる正代。

「うぅ、うぅ、あぅ」

「本当に感じ易い身体ですよ!女郎としては疲れますが、客は喜びますよ!」

しばらくして綺麗に剃り終った。

「次はお腹の中を綺麗にしましょうね!」正子が浣腸器を見せる。

「いゃーーーー」猿轡の中で怯える小夜は声を出して拒絶した。

裏取引

  68-021

千代は風呂に入ってから着物姿で美容室に向っていた。

夜行列車に乗るので夜風呂には入れないから、髪を洗って整えて貰う為だ。

「千代さんお出かけですか?」

「今から神戸まで夜行で行くのでお願いします!」

千代は秋には結婚が控えているので日本髪を結う為に長い髪をしている。

家で洗うのは大変なので美容室に行く時が多い。

特に賭場に行く時は鉄火場に合う髪型を前日から整えて、夜行に乗る事も多い。

「神戸で賭場が有るの?」

「今回は野暮用でお世話に成った親分さんに義理を、、、、、」

「春で足を洗うのでしょう?結婚式の日取りも決まっているから、確か与党の代議士の息子さんって聞いたわ」

「はい!細田の親分さんの紹介で決まったのです。後一回花会に出させて貰って引退を考えています」

髪を洗いながら「日本髪を結うのには充分な長さで、艶も有って綺麗だわ!惚れ惚れするわね!本職の私でもそう思うわ!」

「最近西洋の髪型が増えて来たわね!若い子は驚く程短い髪型にしているわね!私には真似が出来ないわ」

「代議士さんの奥様が変な頭は出来ないでしょう?」

「そうね、博徒だった事実も隠さなければ駄目なのよ!」

「当然でしょう?」

「半年の間に渡世の垢を落としなさいって言われているのよ!」

楽しそうな会話の中で髪を洗って綺麗に結われてゆく千代の髪。



小夜の肛門にクリームを塗り込むと「うぅ、あぅ、あぅ」と声を発する小夜。

「早速感じているわね!」

浣腸器に先にもクリームを塗り込む正子。

「さあ、注入してあげるわね!」

浣腸器の先を小夜の肛門に容赦なく突き刺した。

「うぅー」

ポンプを直ぐに押し込む様に力を入れる正子。

「うぅ、うぅーーうぅーーーあぅ、うぅーー」猿轡から声が漏れる小夜。

浣腸を産まれて始めてされて、徐々にお腹の膨満感が襲ってくる。

横では既に二本目の浣腸器に薬が入って、先にクリームを塗りつけている。

「気分はどうだ?」親分が小夜の顔の近くに行って尋ねる。

夏木は逆に小夜の陰部を凝視して、股間を押さえる仕草をしている。

四十台の夏木には刺激が強いのがよく判る。

一本目の注入が終ると浣腸器を抜き取り、布で肛門を素早く押さえるしず。

苦しそうな顔に成っている小夜のお腹が変な音が始まっている様だ。

「可愛い音が聞こえたわね!」

そう言って小夜のお腹を押さえる正子。

しずが肛門を押さえていた手を離すと同時に浣腸器の先が肛門に突き刺さる。

今度は簡単には入って行かない。

「うぅ、うぅーーー」徐々に苦しく成って顔から頭に汗が噴き出る小夜。

「初めてだから中々二本目は入らないわね」

「正子、適当で良いぞ!徐々に慣らせば良い!」親分が頭の汗を見ながら言った。

肛門に浣腸器を突き立てた状態で、キヨに代わる正子。

「もうしばらくしたら、逆噴射が始まるわ!」

正子は煙草をたもとから出してマッチで火を付けて吸い始める。

それはまるで時間を計る様にゆっくりと吹かしていた。

「うぅ、うぅ、うぅう、、、、、」身体中から汗を噴出して苦しみ始める小夜。

「始まったわね!しっかり押さえて頂戴!ハルさんおまる準備して頂戴!いつ糞が飛び出すか判らないわよ!」

「うぅ、うぅうーーーうぅうぅうーーく、る、し、い」

小夜のお腹の音が大きくなり、糞が噴出す時がやって来た。

「はい!」正子の合図で押さえていた肛門の注射器を抜き取ると「ああーーーーーーーだめーーーーーーー」の声と同時に小夜の肛門から糞が飛び出した。

おまるで待ち構えるハルの顔に糞が飛び散ってしまう。

「臭い!」溜まらず大きな声を発するハル。

小夜は一度糞射が始まると最後の一滴まで止まる事は出来ず出し切って泣き出す。

「みんなに見られて恥ずかしかっただろう?拭いてやれ!臭いから後は頼む!」

加納親分と夏木はその場を離れて、座敷牢の絹子の方に向った。



「姐さん気分はどうだ!助け船が今日は来なかった様だな!」

「親分は私達親子をどうするのですか?」

「どうする?既に決まっているじゃないか、女郎として働いて貰うと言いたいのだが、我々の恨みは花会で恥をかかせた女壺振り師に恨みを晴らす事が目的なのだよ!」

「本郷が呼んだ美人壺振り師の事ですか?」

「そうだ!捕らえるのに協力してくれたら、三人揃って帰らせてやるがどうだ?」

「、、、、、、、、」

「嫌なら予定通り、遊女で働いて貰うしかないな!」

「どの様に協力をすれば良いのですか?」

「その気に成ったか?」

「本当に三人を帰らせて貰えるのですね!」

「段取りを教えるから協力すれば必ず帰す!」

千代が来たら絹子を解放するので、直ぐに千代の後ろに行ってこの銃を千代に突きつけると教える加納親分。

千代を捕らえたら三人は解放すると話した。

絹子はもしも銃が手に入れば、どちらの味方も出来ると考え始めた。

千代の味方をして一緒に逃げる事も充分可能に成る。

逆に千代を捕まえる事に協力して、三人一緒に帰る事も充分可能性が有ると思った。

拳銃は昔本郷に護身用に預かった経験が有るので、全く初めてでは無かった事が絹子を安心させていた。

小夜は浣腸の後、再び正代達に遊ばれて何度も指で逝かされてぐったりして、風呂場に運ばれていた。



千代はその頃荷物を鞄に詰め込み拳銃、匕首を忍ばせて東京駅に向う為に住まいを出た。

空を切る

  68-022

翌朝早く夜行列車で大阪駅に到着した千代。

神戸まで列車を乗り継いで本郷組に来たのは、九時過ぎに成っていた。

今泉達に事情を聞いて千代は花会の恨みを腫らす為に二人を囮にしていると決めつけた。

「一人で大丈夫ですか?」

「細田の親分が追い掛けて加納組に話をして下さるので、私は加納組に二人を受け取りに行く事に成ると思いますよ!」

「それは心強い!細田の親分さんが話をして頂けたら、流石の加納も手も足も出ないでしょう!」

「だから安心して下さい!夜までには話が終ると思います!」

千代が本郷組に入った事は直ぐに加納親分の耳に届いた。



千代はしばらくして加納組に向って歩き始めた。

細田組の組長が昼までには加納組に電話をしてくれる事を信じていた。

だが、細田組の組長は急用が出来て千代の置き手紙をまだ読んでいなかった。

千代の動きは数人の加納組のチンピラで把握されている。

勿論千代もその動きに神経を尖らせていたが、何も無ければ自分から攻撃を仕掛ける必要は無い。



半時間以上歩いて加納の自宅に着くと大きく深呼吸をして、懐の拳銃を握りしめていた。

門を入るとチンピラが「お、親分がお待ちだ!」と近づいて言った。

「案内して頂戴!横田千代が本郷の姐さんと二代目を迎えに来たと!」

「、、、、、、、」

前を歩いて玄関に案内をするチンピラ。

三人の子分達が遠巻きにして加納親分が現われるのを待つ。

しばらくして加納親分が現われて「千代!久しぶりだな!今日は一段と器量良しだな!」

「花会での恥を本郷親分の家族に向けるのは辞めて頂きたい!二人を返して貰いに来たので早々に連れて来て下さい!」

「確かに花会での屈辱は忘れないが、本郷の若造が俺を暗殺しょうとして若い者を殺したのだ!」

「それは店の権利書で話が終ったと聞いています!」

「お前は謝ってはいない!」

「それは客人の態度が悪かったので致し方無かったのです!」

「そうだ!俺がお前の乳を揉もうとしたからだな!」奧から夏木が出て来て言った。

「その通りです!花会の場でする事では有りません!」

「じゃあ、今なら良いのか?」そう言って近づくと千代が着物の袖から右手を出して、拳銃を夏木に向けた。

「命が惜しく無いなら、ここにいらっしゃれば!」

銃口を見て後ろに引く夏木。

「早く!二人を連れて来て貰いましょうか?遊びに来たのでは有りませんよ!」

チンピラが横から千代に近づくと「ズダーン!」と銃声が響いて、その場に座り込むチンピラ。

「わ、わかった!」「おい!姐さんを連れて来い!」奧に向って叫ぶ様に言う親分。

しばらくして正子に連れられて絹子が加納親分の横に出て来た。

「姐さん!ご無事でしたか?」

「千代さん!」

「二代目は?」

「今連れて来る!先に姐さんを返すよ!」そう言って絹子の背中を押す。

「娘を連れて帰れるからね!」正子が絹子に念を押す様に言った。

絹子が土間に草履を履いて降りると、軽くお辞儀をしながら千代の背中に廻った。

「二代目が来たら一緒に帰りましょう!」千代が言うと「姐さん!茂は連れて帰らないのか?」親分が尋ねる様に言った。

絹子は袖に隠し持っていた拳銃を右手で掴むと「千代さん!すみません!」一言言う。

「な、なに?」と横を向いた時、千代の首に絹子が銃口を突き付けた。

「千代!銃を捨てるのだ!姐さんは我々の味方なのだよ!」

「えっ、姐さん!」

「許して下さい!小夜が捕らわれているのです!」

「だから助けに、、、、、」

だが千代は自分の拳銃を前方に放り投げた。

「匕首も隠し持っているだろう?捨てて貰おう?」

そう言われて渋々懐に手を入れると、匕首を持って同じ様に放り投げる千代。

「よし、拾え!」子分が拳銃を拾う時、千代は身体を翻して絹子の拳銃を取上げて銃口を加納親分に向けた。

「捕らえろ!」親分が言った時、引き金を引く千代。

「カチャ!」と言っただけで銃口から弾丸が発射されない。

「騙したのね!」絹子が床から起き上がって親分を睨み付けて言った。

「姐さんは役に立ったわ!」正子が笑いながら言う。

いつの間にか大勢の子分が出て来て、絹子と千代を取り押さえる。

源吉が縄を手に持って千代に近づくと、両手を後ろに廻して手首を縄で結んだ。

「これで安心だ!千代は腕が立つからな!安心出来ない!」

その時、絹子が土間に落ちている匕首を拾って、一気に加納親分に向けて走った。

「親分危ない!」夏木が加納親分の身体を押して難を逃れると、絹子を取り押さえる。

「夏木!助かったぞ!このあま!」絹子の頬を思い切り平手打ちをする可能親分。

「この仕返しは何倍にもして返すぞ!」

畳に横に倒れて睨み付ける絹子。

そして「千代さん!私が馬鹿だった!許して下さい!」そう言って畳に額を押し付けて謝る。

「その女も捕まえて連れて来い!俺を殺そうとした罰を与えてやる!」

加納親分は怒って二人を連れて奥の部屋に向う。

勝ち誇った様な雰囲気を漂わせて、背中が笑っている様に肩を怒らせている。

「千代には絹子の仕置きを見せてやる!」

源吉が千代の身体を床柱に結んで、動け無くすると両足も着物の上から縄を巻付けて、逃げられない様にして床柱に縄の先を結んだ。

「俺は命を失いそうに成った!姐さんも死んで貰いたいのだが、所詮女だ!女の命と言うべき髪を頂こうか!」

その言葉に驚き後退りをする絹子。

千代囚われる

68-023

「いっそ、殺して下さい!」叫ぶ様に言う絹子。

「姐さんは契った男を殺そうとしたのだよ!」

「無理矢理犯して、、、、、、、、」

後ろ手に縛られて丸椅子に座らされる絹子。

「今更じたばたするな!人を殺そうとしたのに度胸の無いあまだ!」

目の前にバリカンとハサミを持った正子としずが来て一層恐怖の顔に成る絹子。

「今更驚いてどうするのよ!ここに姐さんが押した念書が有るのよ!」

「そうだぞ!姐さんは加納組が新しく開店する女郎屋(極楽寺)で働くと書いて有る!もう既に娘は修行に入っている!姐さんも今日を境に女郎の修行を始めないとな!」

「えーー小夜が、、、」

「そうよ!お嬢さんは既に頭を丸めて毎日修行に励んでいるよ!」

「そ、そんな、、、」

「これは娘が書いた証文だ!」広げて見せる加納親分。

何も言わない千代は密かに隠し持っていた小刀で縄を切る準備をしていた。



「いやー」立ち上がろうとする絹子の肩を押さえる源吉。

「もうぐずぐず言っても無駄なのよ!」絹子の日本髪を掴む正子。

ハサミを右手に持ち、左手で日本髪を押さえる様にすると元結いの糸を切り始める。

「や、やめてーーー」

「尼女郎に成って楽しんでくれ!」嬉しそうに見つめる加納親分。

全員が絹子の方に注目している隙に千代は手首の縄を切って、手が自由に成りつつ有った。

絹子の元結いが次々切られて垂れ下がる髪が増えた時、千代が素早く足の縄を解いて加納親分の所に転がって行った。

「親分の命が無いよ!」小刀が加納親分の喉に突き付けられた。

「姐さんを解放するのよ!」

「いつの間に!」

「つべこべ言わずに姐さんの縄を解くのよ!二代目もここに連れて来て貰おうか?」

「、、、、、、、」その場の全員の手が止まっていた。

「早くしないと、喉を切るよ!」小刀が動く。

「姐さんを解放しろ!早く!」加納親分が命じると、縄を解き始める源吉。

「千代さん!茂も一緒に連れて帰りたいの!」

「茂?」

「小夜の婚約者!」

「親分さん!じゃあ茂さんも一緒に連れて帰るわ!」

「奧の突き当たりの部屋だ!娘もそこに居る!」

「じゃあ、案内して頂戴!拳銃も返して貰いましょうか?」

続けて千代が「姐さんは縄を解いて玄関で待たせ!」

「千代さん!すみません!」縄を解かれながらお辞儀をする絹子。

長い髪が顔の前に垂れ下がって顔が隠れる程だ。

「拳銃を!」キヨが持って来て見せると、千代は自分の銃だと判って左手で受け取る。

「二人を受け取りに行きましょうか!」

親分を前に銃口を背中に突き付けて襖を開く親分の後を歩く千代。

地下に閉じ込められて居る二人なのに、奧に進んで行くので源吉は直ぐに親分の考えを理解していた。



「何処まで行くの?」二部屋過ぎて千代が親分に尋ねた。

「一番奥の部屋だよ!入口近くに座敷牢は造れないだろう?」

そう言われて次々部屋を通り過ぎて、四部屋目が行き止まりで目の前には床の間が在る。

「何処に在るのよ!」

「この裏の紐を引っ張ると隠し部屋に成っているのだよ!」

床の間の柱の横の紐を持って「少し離れて!動くから!」千代が拳銃を構えて後ろに下がると「動くぞ!」そう言って紐を引っ張ると、一気に千代の立っている畳が落ちて「わぁーー」

千代は畳が斜めに落ちて地下に滑り落ちた。

「ズダーン」拳銃が発射されたが、既に加納親分は床の間で「馬鹿な女だ!」と大笑いをしていた。

地下の座敷牢の布団の上に滑り落ちた千代は上部がとじられて、暗闇に成って何も見えない。



絹子は縄を緩められたのは一瞬で、親分と千代が奧に向うと直ぐに女達に押さえられて再び椅子に座らされている。

「やめてーー千代さん!たすけてー」

「馬鹿ね!千代は既に捕まったわ!銃声が聞こえたでしょう?親分がもう直ぐ戻って来るから、諦めなさい!」

そう話していると襖が開いて加納親分が入って来て「牢屋に落としてやった!銃を持っていても役には立たない!」

殴り込みの時に最後の砦として設置されている落とし穴に、千代は滑り落ちてしまったのだ。

今は布団が数組入れて有るだけで、殆ど使って居ない一番奥の牢屋だ。

一番手前の牢に茂は放り込まれている。

小夜は地下の牢には居なくて、二階の部屋に捕らわれて居る。

「邪魔者は居なく成ったぞ!始めろ!」

「やめてーーゆるしてーー」叫ぶ様に言う絹子。

正子に頭を持たれて乱れた日本髪に再びハサミが入った。

既に元結いが切られて慣れ下がる髪だが、残りの糸も次々切られると完全日本髪は崩れた。

「母子が揃って尼女郎として働くのだ!嬉しいだろう?」

正子のハサミが髪の根元に入って「ジョキ、ジョキ」と切り裂く。

束に成った長い髪が床に落ちて、加納親分が嬉しそうな顔をする。

「わぁーーゆるしてーー」

「娘が諦めて坊主に成っているのに、母親が狼狽えてどうするのだ!」

再びハサミが髪に入ると、再び「ジョキ、ジョキ」と切り刻んで大きな束が床に落ちた。

絹子もそれを見て諦めた様に目を閉じてしまった。

それを見ると正代も反対側からハサミを入れて「ジョキ、ジョキ」と切り始めて、次々と長い髪が床に束で落ちて短い髪が残って不細工な姿に変わってゆく。

吊るされた千代

68-024

諦めた絹子の頭をバリカンが動いて「ギー、ギー」「ギー、ギー」と短い髪を刈り取ってしまう。

頭を強く持たれてバリカンガ短い髪を刈り取って、少年の様な頭が出来上がって行く。

横ではシャボンを泡立てて剃り上げる準備をしているしず。

「姐さん!気分はどうだ?女郎で働く覚悟は出来たか?」

「、、、、、」唇を噛む絹子。

しばらくして少年の様な頭にされてしまった絹子。

更にシャボンを刷毛で塗り始めるしず。

絹子は既に覚悟を決めたのか、目を閉じて動かないで耐える様に唇を何度も噛んだ。

白く盛り上がると蒸しタオルで蒸らして、再び白く塗り上げて「ジョリ、ジョリ」と剃り始めた。

一時間程で断髪、刈り取り、剃髪が終了して青々とした絹子の頭が出来上がった。

「おお!綺麗な尼さんが出来上がったな!向こうへ連れて行って喪服を尼層の衣服に着替えさせろ!」



夏木がやって来て「そろそろあのあまの泣く顔を見に行きましょう!」

「そう焦るな!銃を持っているからまだ安心は出来ない!」

二人が地下室に向かって行くと、源吉も遅れる事無く付いて行く。

地下に降りると直ぐに茂の牢に向かうと「報告だ!お前の馬鹿な行動が、姐さんと二代目が女郎で働く事に成ったぞ!」

「えー何をしたのだ!」茂が驚いて格子を持って言う。

「うちの新しい店で働いてくれるのだよ!既に長い髪を剃って準備は終わったぞ!」

「そんな!無茶な!」

「お前はもう直ぐあの世行だから、心配はいらないぞ!ははは!」

笑いながら地下を奥に向かいながら、電気を点けて明るくしてゆく。

「千代!牢屋の気分はどうだ?」

千代が「撃ち殺してやろう!」銃口を向けると「撃たれたら大変だ!お前が銃を捨てなければ全員殺されるぞ!よいのか?牢屋でのたれ死ぬか?」

「暗闇で何も見えず何も聞こえない牢屋の気分はどうです?」夏木も同じ様に言った。

「、、、、、、、、」

「諦めて我々に詫びたらどうだ?」

「私が詫びを入れたらみんなを帰して貰えるのですか?」

「天下の細田組の客人壺振り師の千代さんに詫びを入れて貰えば許すのが筋だろう?」

「判ったわ!銃を捨てるわ!」

千代は拳銃を牢の外側に置いて滑らせて放り投げた。

「先程の様にまだ何か隠し持っているかも知れない!着物を脱いで貰おうか?」

「、、、、、、、、」

「嫌なら全員ここで死んで貰おうか?お前には暗闇で飢え死に成る!」

千代は目の前の二人は自分に恥の仕返しをするのが目的だから、自分さえ我慢すれば解放されると思った。

もう直ぐ細田組の組長が必ず連絡をして来てくれるので、時間稼ぎが必要だと考えていた。

勿論秋に結婚する主人のお父さんの威光で助かると考えていた。

「どうするのだ!」

急かされて千代は帯締めに手を持って行くと緩め始める。

その姿にほくそ笑む夏木と加納親分。

牢の中で帯を解く千代の姿を見ている二人の少し向こうで、正子達が降りて来て千代をなぶりものにする準備をしていた。

地下室には折檻をする場所が作られているので、そこでこれから男共が喜ぶ事をするのだ。

着物をゆっくり肩から落とす千代。

水色の長襦袢姿で胸を押さえて「何も持っていません!」

「だが、お前には柔術の技が有るので安心は出来ない!源吉!手を縛りあげて牢から連れ出せ!」

源吉が左手にタオルを二枚持って、右手には使いこんだ縄を持って牢に入った。

「腕に縄の傷が付くと困るでしょう?」そう言うと千代の手首にタオルを巻き付ける。

親切な男だと一瞬思った千代。

両手首にタオルを巻き付けると、両手を縄で強く巻き付ける。

「それで安心だ!引きずり出せ!」

両手を縄で結ばれて牢を引きずり出されると、すぐ近くに明かりが点灯されて女達が嬉しそうに微笑んでいる。

正子、正代、キヨ、ハル、しずの五人が揃っている。

近くの台の上には色々な物が既に準備されているが、千代の眼はそこまで見ていない。

手首を結んだ縄の先に別の縄を結びつける源吉。

そして直ぐに滑車の廻る音が聞こえて、驚く千代が反対側に逃げ様とした。

縄が巻き取られる天井には大きな滑車が数個設置されて、その中の一番大きな滑車が夏木の手で巻き取られていた。

両手が上の状態に成って、手首に強い力が加わると「やめろーー」の言葉と同時に千代の足が浮き始める。

「な、何を、、、、」

佐吉と武蔵の二人が全裸でつるつるに光った頭の絹子を連れてやって来たのはその時だった。

「千代さん!ごめんなさい!私が馬鹿だったので、千代さんにまでこの様な事に!」

「お前達は姐さんに何と云う事をしたの?惨い!」

「姐さんはもう本郷の人間では無いのだよ!加納組のお抱え女郎として働くんだよ!尼さん遊郭(極楽寺)の女郎としてな!」

「私が謝っても同じだったのね!」

「気が付くのが遅かったな!」千代の身体は床を少し離れた状態で固定されているので、絹子から見れば少し背が高い位の位置だ。

だが自分の体重が腕にかかり、千代の体力は自然と落ちてくるのだ。

「お前も姐さんと一緒に働くか?」

「馬鹿な!」

「その髪も下のお毛毛も姐さんの様にしなければ、働けないぞ!別嬪の壺振り師の千代さんが女郎に成ったら人気が出るだろうな?」

そう言って近づいた加納親分に唾を吐きつける千代。

騎馬に乗る7

  68-025

「元気が良いな!もう直ぐ泣いて詫びを入れさせてやる!」

頬に付いた唾を拭きながらいきなり千代の胸を握る加納親分。

「うぅーーやめろーー」

「中々良い胸をしているな!ここの女共は女郎の調教が本職だ!幾ら頑張っても最後は女郎に成るのだよ!」

「けだもの!」

「この女の身体検査を始める前に夏木!無念の気持ちをこの竹で存分にな!」

「親分ありがとうございます!」加納親分から手渡された割竹の束を持って、上着を脱ぐ夏木。

「千代!覚悟は良いか!」

「傷を付けたら駄目だからな!売り物に成らないと困るからな!夏木判っているな!」

「判っていますよ!源さん上げて貰えるか?」

「姐さんには楽しい乗り物に乗せてあげましょう」

千代の見える場所に木馬が設置されていて、しずが木馬の近くに行くと絹子を二人が連れて行く。

「姐さん!馬に乗せて貰えるらしいな!」

近づくと「いゃーーそんなのいゃーーやめてーーー」恐怖の顔で叫ぶ絹子。

木馬の背には窪みが有って、木の男根が見え隠れしていたのだ。

「姐さん!遠慮はいらねえ!載せてやろう」

二人が絹子の身体を持って木馬に載せるのを、千代からは吊り上げられて良く見える。

「姐さんの顔が歪むか、千代姉さんの顔が歪むか見物だな!」

千代の身体が吊り上げられて丁度竹が背中から肩まで届く位置に固定された。

一方の絹子も木馬の背に乗せられて、足首に縄が結び付けられた。

しずが木馬の下に有るハンドルを回すと、下から木の男根が徐々に絹子の股間に近づく。

「いゃーーそんなのいゃーーやめてーーー」恐怖の顔で腰を必死で浮かす。

「大丈夫よ!一杯媚薬が塗って有るから入れば気持ち良く成るわ!」

「姐さんに、うぅー」竹の束が千代の尻に炸裂した。

「人の心配をせずに自分の心配をした方が良いぞ!」

「バシー」「バシー」千代の尻に炸裂した。

「うぅ、うぅ」

傷を付けては台無しなので、手加減をしている夏木。

それでも千代の顔は歪む。

「あっ、あぅ、ああーーああーーーーーーーだーーーーーーめーーーー」

股間に大きな男根が吸込まれる様に押し上げながら、無理矢理入ってゆく。

絹子の腰から力が抜けると、逆に奥まで木の男根が深く入ってしまう。

「どう?気持ち良いでしょう?」

しずがハンドルを動かして、一層奥まで突き刺さる男根。

「うぅ、あぅ、うぅーーーああーーああーー」

ハンドルを今度は上下させ始めるしず。

「ああーああーだめー、い、、ああー、い、、」しばらくして声が変わって来た絹子。

「ほら、良い気持ちに成って来たでしょう?媚薬が効いてきたのね」

「あ;う、うぅ、ああーああーー」大きく光る青い頭を天井に向ける。



一方の千代は尻を打たれ、足を叩かれ「うぅ、うぅ」歯を食い縛って耐えるが、傷が残らない様に場所を変えて打たれていた。

「夏木さん!そろそろ道具調べに入って宜しいでしょうか?」

正子が加納親分に目で合図をしながら割って入った。

「そうだな!源吉!少し下げて貰えるか?」

手首に体重が載っているので、竹で叩かれた以上に疲れて居る千代。

「お前たちになぶり者にされるなら、自ら命を絶つ、、、、、」疲れた様子で睨む千代。

千代の後ろに踏み台を置いて、正代の手には猿轡とは少し異なる道具を持っている。

猿轡とは逆で口を開かせる道具の様で、馬のハミに似ている様で女郎を仕込むのに開発した様だ。

開いた口は舌を噛めないと同時に、薬を注ぎ込んだり出来る。

声は多少不住だが喋る事は出来る様に作られている。

長襦袢の紐に手を伸ばすしずに「やめろーー」と口を開いた時、背中に居た正代が素早く千代の口に金具に布を巻き付けた物を一気に咥えさせた。

「うぅ、な、な、、」

「これでもう舌を噛む事は出来ないわよ!」

口に咥えさせて引っ張ると、口が少し開いた状態に成り歯が噛む事が出来なく成った。

「ち、く、しょーーーー」

「壺振りと柔術の腕は一流だが、女の技もこれから磨いてやるよ!」

「や、め、ろーー」大きく身体を揺するが腕に体重がかかって疲れるだけだった。



目の前では絹子が焦点の定まらない目で、時々嗚咽を発して仰け反る。

既に木の男根に愛液が流れて、動きが滑らかに変わっている様だ。

「姐さんはすっかりお馬さんが気に入った様だ!マン汁を垂れ流してご機嫌だぞ!」

加納親分が絹子の様子を見て言う。

「千代も乗せて欲しいか?」

「いら、な、いー」

口に咥えさせた金具を奇麗に整えられた髪の首筋で結び終える正代。

「奇麗に髪を整えてきたのね!親分さんによく見て貰いなさいよ!親分は女性の髪がことのほかお、す、きだからね!」

そう言いながら整えられて、髪留めで止められている部分を外してキヨに放り投げる。

「相当長い髪ね!日本髪でも結うの?」

正代が整えられて留められている部分を外すと、一気に背中まで長い髪が弾力を持って滑り落ちた。

「おおーこりゃ、奇麗な髪だな!」水色の長襦袢の背中まで落ちて、正代がもう一か所を外すと一段と腰まで髪は伸びて落ちた。

「絹子より長いな!」

「もう判りませんよ!今は尼さんですからね!」正子が微笑みながら、長襦袢の腰紐を緩めて床に落とした。

千代の水色の長襦袢にはもう一本細い紐が巻き付けられているので、まだ開かないが親分が前に来て「俺が緩めてやろうな!」嬉しそうに細い紐に手を持って行った。

切り裂かれた

  68-026

「もうそろそろ腕も疲れただろう?源さん降ろしてやるか?でもこの女は腕が立つから足を縛って置かないと危険だな!」

源吉が千代の足首を縛る為に縄を持って千代の傍に来た。

屈みこんで右足首に縄を巻き付け始める。

千代が本来なら蹴りの一発でも放つところだが、既に腕が伸びて力が出ない。

直ぐに左右の足首に縄が巻き付けられて、垂れ下がっているが縄の先はそのままだ。

源吉は千代の背中に回ると、腰まで伸びた髪を持って縄を結び付け始めた。

「腕の代わりに髪の毛で吊るしてやろう?沢山有るので多少抜けても大丈夫だろう?」

天井から垂れ下がった細い縄に、千代の髪の毛を束にして結びつける源吉。

そしてもう一つの滑車を回すと、千代の髪の毛が天井に引っ張られた。

加納親分はその光景に喜ぶと、千代の前に行って長襦袢の細い紐を解き始めた。

「や、め、ろーー」睨みつける千代。

源吉は青竹を持って来て後ろで待つが、竹の両端には既に縄を通す穴が開いている。

細い腰紐が一気に床に落ちると「どれどれ!千代姐さんの乳房はどんな感じだ!」長襦袢を広げる様に襟を持って右に広げる。

「お、おおー奇麗な乳房だな!驚く程形も大きさも良いぞ!」

床に足が着くと腕を上に上げた状態だが、ようやく腕に重みが無くなっていた。

目の前の加納親分を蹴り上げ様とした時、その足首が後ろに引っ張られてしまう千代。

竹に縄の先が通されて引っ張られたのだ。

「残念だったな!」笑いながら左右に長襦袢の前を広げて、両手で千代の乳房を下から揉み上げる様に掴む。

「うぅ、や、め、ろー」

叫ぶ様に言う千代だが嬉しそうに乳房を揉み上げる加納親分。

その時、子分の一人が地下室に走ってやって来て「東京の細田の親分から緊急の電話が入っています!」

「何!細田組の組長からか!良い処だったのに、、、、」

残念そうに千代の乳房から手を離した親分が、子分に続いて地下室から出て行った。

ようやく細田組長が自分の手紙を読んで連絡して来てくれたと安堵の表情に成った千代。

安堵の気分の時を見透かした様に、青竹に縄の先を通して準備を終わる源吉。

両手は依然として天井の縄に結ばれて、髪の毛も束ねて天井の縄に結ばれている。

いつでも吊り下げられてしまう状態だ。

青竹の縄を引っ張れば、自然と足首は青竹の広さに広がる様に成っている。



「待たせたな!」電話に出る加納親分に細田組長が「まだそこに千代さんは居るのか?」

「少し前に拳銃を持って殴り込んで来たので捕らえた処だ!」

「銃を持って殴り込んだのか?」

「そうだ!子分が一人怪我をした!」

「それはすまない事をした!見舞いは充分にさせて貰うので許してくれ!」

「簡単には許せないぞ!細田親分さんの頼みでもな!」

「実は彼女はこの春の花会を最後に渡世の足を洗って、秋には結婚する事に成っているのだ!私の顔で許して欲しい!」

「結婚?組長の知り合いか?」

「そうだが相手の名前はまだ言えないのだ!千代が足を洗ってから発表されるだろう?」

「大層な話だな!」

「勿論だ!相手の名前を聞けばお前もチジミ上がるお方のご子息だ!」

「大きな話だな!」

「今から若頭の大塚に千代を引き取りに行かせるから、良しなに頼むよ!充分な礼はさせて貰う!本郷のお姐さんと二代目も一緒に帰して貰いたい!組は解散させるので、加納親分の顔は立つだろう?」

「細田の親分にそこまで言われたら、嫌とは言えないだろう?まあ本人達に聞いてはみるがな!」

「明日の夜行列車で向かわせるので、明後日の昼には着くと思う!」

「判ったよ!それまでに準備をして置くよ!」

電話を終わると「何がチジミ上がるお方の息子だ!俺の息子は千代の身体を欲しがっているぞ!」独り言の様に言いながら、再び地下室に戻って行った。



「髪を伸ばしているのは、結婚式で文欽高島田を結う為だったのか?」

「は、なし、て!ほそだ、、のおやぶ、んとは、なした、でしょう?」

「おお!話はしたが、お前が渡世の足を洗って嫁に行く事は聞いたぞ!目の前に奇麗な身体を見せられてお預けは酷と言うものだぞ!旦那に抱かれる前に俺が味見をさせて貰う!」

「そ、ん、、なーーーほそ、だのおや、ぶ、んがこわく、、ない、、の」

「明後日の昼には大塚が迎えに来るらしい!土産は準備してやるがな!」

「へ、ん、たい!」

「絹子はもうくたばったのか?」

「はい!垂れ流して何度も逝きました!」

「もう連れて行って休ませろ!少し休んだら男の味を覚えさせる為に、五人程に遊ばせてやれ!」

ぐったりした絹子を抱え上げて、木馬から降ろすと木馬の鞍には愛液が沢山付着して光っていた。

「見えるか?絹子は喜んで垂れ流した!お前も同じ様に垂れ流すまで、仕込んで貰うのだな!」

細田親分の電話にも動じない加納親分に呆れながら、身の危険を感じ始めている千代。

「大塚が明後日迎えに来るらしいから、お土産を準備しなければ駄目だ!正子!何を差し上げようか?」正子の顔を見て微笑む。

「結婚式が有るのでしょう?喜ばれる物が、、、、、」

「そうだな!新郎が感激する物を準備するか?」

「親分!私に心たりが有ります!任せて下さい!取り敢えず長襦袢を脱がせましょうか?」

「道具の検査の邪魔に成るからな!」

「ハルさん!そこのハサミを貰える!」

ハサミを手渡されて「袖が邪魔なのよね!」刃先を長襦袢の袖に入れると一気に千代の伸びた手首の方に切り始めた。

「や、めてー」千代が睨みつけて言うが、問答無用でハサミが袖を切り裂いた。

花芸

 68-027

「よく切れるわね!」正子が嬉しそうに言って、千代の水色の長襦袢の右袖が切り裂かれた。

「や、めろーー」

直ぐに左袖に移動して刃先を入れると、同じ様に一気に切り裂き始めた。

袖を切り裂かれた長襦袢は殆ど千代の身体に乗っているだけだ。

「さあ、俺が脱がせてやろう」

僅かな布切れが少しの力で破れて、千代の身体から滑り落ちた。

「色が白いわね!渡世人なのに墨も入って無いのね!」

「本当だな!もち肌って感じで、背中が赤いのは俺の竹が原因か?」

裾除け一枚に白い足袋のみで、上半身裸で両手を上に縛られて同時に長い髪も天井に引っ張られている。

「ほそ、だ、く、みちょう、、、、」

「細田の親父は東京だ!助けては貰えんぞ!賭場での恥を数倍にして返してやる!」

夏木が嬉しそうに背中から声を浴びせた。

「今からお道具調べを始めるから、覚悟しなさい!」

正子が少し開いた千代の口に日本手拭いを丸めて詰め込む。

「うぅ、うう」

「正子達の調教で落ちない女はいないのだよ!先ずはお道具を調べて貰って、方法を考えるのだよ!」

「源さん足を開かせて!」

源吉が屈んで足首に巻き付けた縄の先を引っ張る。

「もう腰巻は必要ないでしょう?」

「うぅ、うう」

腰の紐に手を持って行くと、直ぐに緩め始める。

縄を引っ張られて徐々に千代の足が左右に開くが、裾除けが邪魔をして広がらない。

右足を源吉が左足をしずが縄を引っ張っている。

「これは大切にしないとね!」

裾除けの紐を丁寧に緩めると、一気に裾除けを千代の腰から外してしまった。

「おおー中々の茂みじゃないか?」

「うぅ、うぅー」

外した裾除けを丁寧に畳む正子。

色白の千代の股間に盛り上がる黒い茂みに嬉しそうな加納親分。

「お土産が喜ばれますね!」

「本当だ!亭主の顔が見ものだな!だが渡世人なのに,何処にも墨は入って無いのも珍しいな!」

「本当ですね!奇麗なもち肌ですね!」

そう言った時、一気に足首の縄が巻き取られて青竹の両端に千代結び付けられた。

当然千代の股間は開かれてしまって閉じる事が出来ない。

「正子!早速道具を調べてくれ!」

畳んだ裾除けをしずに渡して、千代の前に屈みこむ正子。

「見せて貰うよ!女郎に成れるか調べてあげるわ」

「うぅ、うぅうー」下を見て睨む千代。

「毛並みは良いけれど、女郎には必要無いのよ!後で奇麗にしてあげるわね」

「うぅ、うぅーー」

陰毛を掻き分けるようにして、女陰を広げて陰核を剥き出す様にする正子。

「うぅ、うぅうーーうぅ」大きく顔を振る千代。

「顔を出していますよ!感じ易いと思いますね!」

そのまま長い陰毛を左右に広げて、膣口を広げて中指をそのまま入れた。

「うぅ、うぅ」顔を振ると低く成ったので、髪の毛が引っ張られている。

「最近使ってないのか?」中指を動かす正子。

横からのぞき込んで親分が「毛が多くてよく見えないぞ!」と言う。

正子が指を抜き取って「必死で抵抗している様だわ!女郎に売られて来る女の中にも同じ様な娘が沢山居るのよ!その殆どの女は私達が調教をすれば従順な女郎に成るのよ!千代さんには特別な女郎に成って貰うわ!」

「正子!特別な女郎って?なんだ?」

親分が知っているのに態と尋ねる。

「花芸女郎ですよ!壺振りの千代が今度は自分の壺を使って、妙技をお客に披露するのですよ!」

花芸は女性が性器を使って色々な芸をする事で、昭和に成ってからはこの様な特殊な事が出来る女郎を花電女郎と呼び、通所花電車と言われる様に成った。

ではどの様な技が出来る

1.生花、女性器に花を生ける。

2.金庫、女性器にコインを入れたまま歩く。成功したらそのコインは女性が貰う。

3.鈴鳴らし、クリトリスに糸で鈴を結びつけて鳴らす。

4.習字、しゃがんだまま女性器に挿入した筆で字を書く。

5.台車引き、クリトリスから糸を結んで台車を引く。

6.産卵、卵を膣に挿入し、そして出す。出す様子を産卵に見立てる。

7.バナナ切り、女性器にバナナを挿入し、入り口の部分で切る。バナナを切れるように膣の筋肉を動かすには訓練が必要。上級者は鉛筆も折る。

8.吹き矢、筒を女性器に挿入し、合図とともに矢を飛ばして的に当てる。

9.ホタル、女性器に白熱電球を入れて光らせる。暗いところで行うとホタルのように見える。

10.タバコ、女性器で火をつけたタバコを吸って、煙を吐く。

11.ラッパ、女性器で玩具のラッパを演奏する。

上記の様な特殊な芸が出来る遊郭の女、ストリップ劇場等で流行した。

では何故花電車と呼ばれたか?

花電車は装飾をして走るだけで「客を乗せない」ものであったため、「客を乗せない」が「売春行為は行わない」と共通するとして、もっぱら見せるだけの風俗芸を花電車と呼ぶようになったという。



正子のこの言葉は千代を恐怖に落とし入れる為の脅しで、二人の掛け合い漫才の様な話だ。

聞かされる千代には、自分がその様な芸を仕込まれる恐怖に怯える。

「女には多くの口が有るのよ!物を食べる口、男根を咥える口、それにこの穴からも食べさせる事が出来るのよ!」千代の背中に廻り白い尻を撫でる。

最後の抵抗

 68-028

「貴女の様な女を女郎に仕上げる為の道具、薬は色々有るのよ!そこの台に並べて有るでしょう!」

千代の目に入る所に台を持って来るキヨ。

小型の浣腸器の様な物が二つ、小瓶に入れられた液体、もう一つ軟膏の小瓶を見せる。

目を台に移した千代に「これは全て外国製の高級品なのよ!よく効くって評判なのよ!貴女の様な言う事を聞かない女を素直にさせる薬なのよ!順番に使って見るわね!」

「うぅ、うぅーー」

「先ずこれは浣腸器の様に見えるけれど違うのよ!試してみましょうね!」

小さな浣腸器の様な物を持って千代の背中に廻る正子。

「肛門から特性の媚薬を入れてあげるから、体中が暑くなって女としての性感が上がるのよ!」

「うぅ、うぅうーー」お尻を振って拒否をするが、横から正代が臀裂を広げる為に抑えながら左右に引っ張る。

「いいわね、可愛い菊がひくひくしているのが見えるわ!」

「うぅぅーーうー」必死で拒否の態度をしようとするが、髪と両手が動かないので抵抗出来ない。

「美人壺振り師、千代の転職だな!」親分が覗き込むと千代の乳房を右手で脇腹から揉みだした。

「緊張すると痛いぞ!すぐ終わる!明後日大塚が来るまでに女郎として使える様にしなければならないからな!」

「うぅ、うぅうーーうぅーーーー」千代の肛門に突き刺さる浣腸器。

直ぐに注入が終わると「直ぐに効くわ!次はこれにしましょうか?これは貴女の豆に直接塗る軟膏で、直ぐにずきずきするのよ!あの母子にも使ったのよ!」

「うぅぅーーうー」

「ここのお毛毛を剃る時に特に効果が有るのよ!女郎は週に一二度剃らないとお客様が痛いからね!特に貴女のマン毛は硬くて多いから、週に三度は必要だわ!」

屈みこむと軟膏の蓋を開けて人指し指に付ける。

「俺が掻き分けてやろう」

同じ様に屈みこむと千代の陰毛を態と弄りながら、掻き分ける様にして陰核の部分を広げた。

「うぅ、うぅうーー」千代は既に身体が暑く成って来たと感じていた。

「普通でも豆を剝かれると感じちゃうでしょう?これを塗られるとこの周辺が敏感に成って我慢出来ないわよ!」

指に浸けた軟膏を豆に塗り込む正子。

その刺激に仰け反る千代だが、髪が縛られているので止まる。

塗り終わると「親分次の薬はそこの台に寝かせてから注入しましょう。この状態で注入しても零れてしまいます」

「そうだな!高い薬が零れると勿体ない!源吉!そこの台に移して貰えるか?」

直ぐ近くには革張りの寝台が準備されているのが、明かりが灯って初めて千代の目に入った。

一段尻の部分が高く作られているので、その寝台に寝かされると自動的に陰部を突き出した様に成ってしまうのが直ぐに判った。

源吉を中心に三人の女達が手伝って、千代を移動させる為に髪の縄を外す女。

手首の縄を外す源吉、そして青竹の縄を外すキヨとハル。

千代は逃げる最後の機会を狙っていた。

細田組長の言葉にも耳を貸さない目の前の親分、ハサミを手に持てば一気に加納親分の首筋を襲う判断をしていた。

今も身体が燃える様な気分と、陰部が疼く様な感覚が襲って来るのを必死で耐えている千代。

だが正子はその千代の行動に目を配っていたのだ。

まだ今の状態ならこの女博徒は自分の力で切り抜ける可能性が有るからだ。

手首が外れて髪が背中に垂れ下がった時、間髪を入れずに右の足が外れるのを待って、左足を外しているハルに全神経を向けている。

疲れた様子でぐったりした姿勢で力が抜けた様に装う千代。

一瞬の隙にハルを床に投げ飛ばすと、一目散に台のハサミに向かった。

しかし正子が持っていた竹でハサミを遠くに飛ばした。

「残念だったね!」口に入っている日本手拭いを抜き取って、投げつけたが銃口が夏木の腕に握られていた。

「ここまでだな!諦めな!往生際が悪いで千代!」

「ち、くしょーー」

投げつけられてようやく起き上がったハルが、腰をさすって「油断したわ!」照れくさそうに言った。

「借りは身体で返して貰えばいいよ!」正子がハルを慰めた。

源吉が再び千代の両手に縄を結びつける。

同時に正代とキヨが同時に千代の膝に柔らかい革のベルトを巻き付けた。

「これで暴れる事は出来ないわね!」

「油断も隙も無いあまだ!だがもう諦める事だ!まな板に載せろ!」

膝に巻き付けられた革のベルトには、小さな輪っかが付けられているが、千代はそこまで見ていない。

源吉が千代の肩を抱え上げて、両足と身体を三人の女が持ち上げて革の寝台に寝かせる。

素早く両手を上に伸ばして、寝台の上部の金具に結んで引っ張る源吉。

両手を上に伸ばされて動けない様にすると、千代の腋毛が黒光りして電球の光に輝いている。

口は少し開いた状態で噛む事は出来ない。

「どうだ!まな板の鯉の気分は!」加納親分が顔の傍で尋ねた。

「さ、い、あくー」

天井から垂れ下がつた縄を素早く膝の革ベルトに結び付けた。

それで一安心の正子が「もう直ぐ気分が良くなる様にしてあげるわ!」

「ひ、つ、よう、ないーー」

「本郷母子と一緒に遊郭で働きたいと、懇願するかも知れないわよ!」

「ば、か、なー」

「いつまで頑張れるか、見ものだわ!壺振り千代さんが腰を振るのが楽しみだわ!」

寝台で足を閉じて仰向けに寝ているが、腰は既に少し高い位置に有り、両足は寝台から垂れ下がって白い足袋先が寝台から落ちている。

雌に成る!

 68-029

「既にマンコが疼いているのに大したものだな!まだ一発逆転を考えていたとはな!お前を嫁に貰う変わり者は何処の誰だ!」

「何処かの大臣か?博士なの?」そう言って笑う正子。

「そ、そう、よ!」

「大臣の息子と結婚するのか?俺がチジミ上がるのは軍隊を持った陸軍大臣位だ!やくざと軍隊なら勝負に成らんわ!」

「わ、たし、のかれ、、は、た、なか!」

「判ったぞ!俺が怖いと言ったから田中陸軍大臣の息子か?中々賢いな!その様な嘘には騙されんぞ!女郎に仕立てて開店祝いにしてやろう!覚悟するんだな!」

「ほ、ん、とうよ!」

「さあ、はじめましょう!」

源吉が滑車を廻すと両足の膝に付いている縄が巻き取られて、徐々に上がり始めると同時に左右に広がってしまう。

「や、め、ろーーて、つ、たろさ、ん!た、すけ、てーー」

「旦那の名前を呼んでも手遅れだ!旦那に抱かれるより我々に抱かれて、良い声を聴かせてくれ!明日までに女郎に成れる様にしてやるよ!(極楽寺)の女郎にな!極楽寺は尼寺だ!お前に結婚式は既に無い!だからこの長い黒髪も必要無いって事だ!」千代の長い髪を鷲掴みにして言う加納親分。

「や、め、てーーおね、がいーー」

「おおー珍しく頼み事を言うのか?強気の千代も観念したか?」

「かみ、、だけ、は、、ゆるしてーーー」

「泣きを入れたか!珍しいで!親分!千代が女に見えて来ましたよ!」夏木が笑いながら言う。

滑車がぐるぐる廻って千代の膝が一杯に広げられて、ようやく固定された。

「電球の光が照らすと益々黒光りしているわね!」

「正子!薬は効いているのか?」

「もう充分効いていますよ!先程はまだ充分な時間が経過していなかったので、暴れましたがもう身体中に肛門から注入した薬が廻っていますよ!豆に塗った薬もこの女の陰部を敏感にさせています!試しに陰毛を触って見たら判りますよ!」

「そうなのか?俺は女の陰毛とか髪が好きでな!ここも奇麗にしてやれ!」

頭から移動の時に腋毛を触る親分に「うぅーーーー」と反応をしてしまった千代。

「ほら、腋も既に感じていますよ!」

「本当だな!声が出たな!」

「身体が敏感に成っているのですよ!これをついでに注入しますから、広げて貰えますか?」

小さな浣腸器の様な注射器を持って言う正子。

「そし、よし」股間に入って着物の袖を捲り上げる親分。

「この薬は高価だから、零すと勿体ないのよ!でも抜群に効くのよ!生娘には強いから希釈した物を注入してあげたけれど、貴女には原液をたっぷり飲ませてあげるわ!狂う程感じて女に成りきるのよ1」

「さあさあ!濃い毛並みだな!」

親分が両手で千代の陰毛を触ると、身体を痙攣の様に動かして「いゃー、や、あっ」声が出てしまう千代。

「ほら、親分充分感じているでしょう?

「本当だな!博徒の千代とは思えない声を出したな!」

「でしょう?この薬で先ず気が狂う程敏感に成りますよ!親分の物を喜んで受け入れますよ!」

「楽しみだな!ほら見えて来たぞ!大きく広げてやろうな!」

ピンクの肉片を剥き出されて「あぅーーいゃーーー」と長い髪を寝台から垂れ下がらせる千代。

小さな注射器が肉片に挿入されて、容赦なく注入されてしまう千代。

「これで雌に成りきれるわよ!」

注入が終わって注射器を抜き取ると、薬が残っていないか確かめる様に電球の明かりに照らして確かめる正子。

「直ぐに効くからね!この薬で素直にならなければ麻薬を吸わせてあげるからね!生娘を失う時麻薬を使ったのよ!貴女は必要無いと思うけれどね!」

親分が広げていた陰部から手を放して「千代!もう効いてきたか?と言っても既に燃えているがな!」

「うぅぅーーうー」身体が暑くて、陰部が完璧に疼きだしている千代。

理性が徐々に失われているのが自分でも判る。

「暑いだろう?これを飲ませてあげるわ!」

最後に残った小瓶を開けて正子が千代の口の処に持って来た。

少し口が開いているので直ぐに流し込める。

「これはね!より理性を失わせる薬なのよ!これから女郎に成る為に色々訓練をしなければ駄目だからね!俗世を忘れてね!」

「そうだよ!旦那の事も博徒の世界も忘れて女郎に成るのよ!花芸も出来そうな気がするから、特別な客だけ取れば良いのよ!私達が仕込んであげるからね!先ずはこの薬を飲んで一杯生えてる下の毛から奇麗にしようね!女郎の嗜みよ!」

少し開いた千代の口に小瓶を傾けて注ぎ込み始めた。

「うっ、うぅ」

「少しだから直ぐに飲み込めるでしょう?」

千代は必至で止め様としているが、開いた口に流れ込んでいく。

「飲めたね!美味しいかい?」

「な、に、を、のませたー」睨みつける千代。

まだ抵抗の態度を見せるが、身体は暑く成って陰部は益々燃える様な感覚が有る。

息を吹きかけられても声が出てしまうのは確実だと、思っているが今飲まされた薬はその様な事を考える事を遮断してしまう薬だった。

「腋毛から始めましょうか?キヨさん!頼みます」

キヨがシャボンを容器で泡立てて、早速千代の右の腋毛に刷毛で塗り始めた。

「あっ、あっ、いゃー」口走る千代は、既に敏感な身体に成っている。

「気持ちが良いのか?」

「違いますよ!感じ易くなっているので、くすぐったいのですよ!」

「まだ目が鋭いな!」夏木が千代の目を見て言った。

「もう直ぐ薬が効いて、雌に成ってきますよ!剃毛が終わる頃には二人のマラを咥えて喜ぶと思いますよ!」正子が解説するが、千代の目は加納親分を見ている様に見えた。

ハッカ液

   68-030

「ジョリ、ジョリ」正代が千代の腋毛を剃り始める。

「気分はどう?」正子が尋ねると「ち、く、し、ょー」と睨みながら言う。

「腋毛の次は貴女のマン毛をつるつるにしてあげるわね!その頃に成ると男根が欲しく成っているわよ!」

「ば、か、、な、、」

「まだ強気だな!乳首が立ってきた様だぞ!」覗き込んで千代の白い肌が紅色に染まり始めているのを確認した。

「ほら、右側は奇麗に成ったわよ!腋毛を剃られても感じているでしょう?」

そう言った時、左側の腋毛に刷毛がシャボンを塗り始めると「いゃー、やめー」身体を多少くねらせて発した。

明らかに左の方が、感じ方が大きく成ったと全員が思った。

千代は徐々に頭がぼんやりとして、逆に身体が極めて敏感に変わっているのを感じていた。

このままではこの連中に凌辱されて、自分から声を出してしまうのでは?と思い始めている。

「ジョリ、ジョリ」の音が異常に大きく聞こえて、腋毛を剃られているのに敏感に感じている。

「正子!お土産にするから、バリカンは使えないだろう?」

「そうですね!千代のマン毛をそのままの状態で、半紙に載せて額に入れて土産に差し上げる計画です」

「それは面白い!それで腰巻を奇麗に畳んだのか?」

「そうですが、意外と多いのでどの様に剃り落とすか思案しています」

「大塚の顔が目に浮かぶな!千代の婿に差し上げて下さい!千代は今(極楽寺)のお抱え女郎として働いています!面白い発案だ!正子の頓知に脱帽だ!」

「女郎の心得として下の毛は有りませんからね!」

千代の腋毛が剃り落とされるのを見ながら、楽しそうに話す二人だ。

「奇麗に成ったら鏡で見せてやれ!子供の様にして貰った感想は?」

「へ、ん、たいや、ろう!」

「まだ元気が残っている様ね!軟膏をもう一度塗ってやりましょうか?」

「そうだな!豆にも薬が必要だろう?俺が剥き出してやろう!」

腋を剃り終わると、鏡を持って来て千代に見せる正代達。

「奇麗に成ったでしょう?」

頭を鏡の方向に向けて無理やり見せる。

半紙を数枚重ねて薄い板の上に載せて、千代の腰の後ろに置くハル。

剃り上げた陰毛を奇麗に並べる準備をしている。

「意識がまだ有る間に教えてやろう!細田組に強気に成れるのは、対立している乾と通じているからだよ!細田が我々の処に乗り込むと同時に、乾組が背後を襲うのだよ!大塚が来たら挑発して細田を呼ぶ手筈だ!判ったか!」

「ひ、き、ような!、、な、わばりを、、うば、、う、け、いかく!」

「だからお前が女郎に成ってももう!細田には助ける力は残ってないのだよ!まあ安心して女の喜びを味和える様に、この女達がお前の身体を改造してくれるよ!」

「ち、く、し、ょー」

「親分!先に蒸した方が奇麗に剃れますよ!その後剃り上げる前に豆に軟膏を塗りましょう」

「そうだな!蒸す時に軟膏がとれるな!」

正子が女達に変更を伝えて、シャボンを泡立てる量を二つの入れ物で始めた。

「沢山使うのだな!」

「もう充分身体が疼いていますから、刷毛でシャボンを塗るだけで俗世を忘れますよ!」

「確かに目が少し勢いを無くしてきたな!」

「飲み薬が効く時間ですよ!」

「千代観念したか?俺の太い物をぶち込んでやるからな!楽しみに待っていろよ!」

千代の顔の近くに行くと額を触って、長い黒髪を指で持って嬉しそうに触って「遊郭で働ける様にしてやるからな!」

「や、め、てーーおね、がいーー」

「結婚式は無いから、この髪も必要無いだろう?旦那には今から額に入れたお前のお毛毛をプレゼントしてやる!泣いて喜んで剃って貰った物だから喜ばれるぞ!」

「け、っ、こん」

ぼんやりとした様に言い始める千代を見て「親分の話を少ししか理解していないかも知れませんね!」

「効いてきたか?」

「準備が出来ましたよ!始めましょうか?」

「そうか?気持ち良いぞ!」千代の耳元に顔を持って行く親分。

しずが泡立てた容器を持って千代の股間に入る。

早速刷毛にシャボンを浸けて、千代の下腹部の白い肌と陰毛の堺目に刷毛を落とした。

「うぅ、うぅ」声を発した千代を見て、そのまま刷毛を渦巻状に移動させて黒い陰毛が白く変わっていく。

「や、め、てー」「うぅ、うぅ」と異なる表情に変わる千代。

「まだ葛藤が続いていますね!夏木さん揉んであげて下さい!」

右横からのぞき込んでいる夏木を挑発する正子。

「そうか?」夏木が目の前の千代の乳房を右手で包み込む様に掴むと直ぐに揉み始めた。

「あっ、うぅ」千代は声を出さない様に必死だが、乳房を揉まれて止められない。

「感じては駄目だと必死なのよ!でもどんどん感じてしまうのよね!」

「あぅ、あぅ、、うぅ、、うぅーーー」

刷毛が徐々に下に移動して密集地帯を白く染め始めると、既に千代の思考回路は狂い始めて声を発して、目が完全に変わっている。

「吸ってあげたらもう我慢出来なく成りますよ!」

夏木が勃起している千代の乳首に口を近づける。

「ああーーああーーーゆ、る、してーーーし、みる」

はっか液が混入されているので、女陰に流れ込むと一気に刺激が千代の脳天を責める。

「ああーああーーだめーーだめーー」

「ハッカの刺激と何とも言えない気分が完全に支配したわ!しずさん!一気に塗り込んで頂戴!」

刷毛に再びシャボンを浸けて、千代の大陰唇を塗り陰部が真っ白に変わる。

「ああーーああーーーゆ、る、してーーーし、み、だめーー」

身体を大きく動かしているが、両方の足は膝で吊り上げられて、白い足袋の両足先だけを異常に動かす千代。

剃毛遊戯

  68-031

横から正代が大陰唇を左右に両手で広げると千代のピンクの肉片を剥き出す。

完全な責めに入る正子の指示で、小陰唇、尿道口、膣口まで広げられて丸見えに成っている。

そこへシャボンを浸けた刷毛がしずの手で塗り込まれると「ぎ、ゃーーあぅ、あぅ、あう」

白い足袋先を伸ばして身体を大きく動かして刺激に一気に力が抜ける千代。

「もう良いわ!蒸して頂戴!」正子が言うと、キヨが真鍮の洗面器の中からタオルを熱そうに取り出す。

正子は千代を責め抜いて、マゾ女にする事にしている。

元々勝気な女はマゾの資質を持っているので、逆に責められるともろいし過去にもその様な女の仕込みをした事が有った。



熱そうにタオルを洗面器から取り出して、絞るキヨは笑みを浮かべて「少し熱い様ですが?」

「手で持てるなら大丈夫よ!そのまま蒸らして頂戴!シャボンが残らない様に隅々まで拭き取ってね!」

キヨがタオルを軽く絞ると、千代の股間に入って来た。

絞ったタオルを広げて、白く盛り上がったシャボンの大きさに合わせる様に今度は畳んだ。

一気に陰部を覆うと「あぅーーあ、あ、ついーーー」

大きく両足をばたばたさせて身体を揺する千代。

「熱いの?直ぐに気持ち良く成るわよ!」

タオルの上から押さえるキヨは、今度は千代の割れ目に沿って指を動かして擦り付ける様に動かす。

「あっ、あっ、あっ」

「ほら、気持ちが良く成って来たでしょう?」指が女陰から陰核を動くと今度は千代の腰が浮く程感じ始める。

「ああーああーーだめーーだめーー」

「もう博徒ではないな!」その様子を見て親分が言うと「雌ですよ!これから何度も逝かせて腰を軽くしてやります!痛み、恥ずかしさ、そして気持ち良いを交互に繰り返す異によって女郎に仕上がっていくのです!」

「気丈な女も薬の力には勝てないのだな!」

「でもこの女!博徒には珍しい程初心かも知れませんね!これだけの器量で博徒の男がいないのも珍しいですね!」

「それは細田が可愛がっていたからだろう?堅気の男と結婚出来るのも墨が入って無いのと、身持ちが堅かったのだろう?」

「女ざかりの身体で、丁度仕込むには良い感じです!生娘とは違うので道具も使えますから楽しみですわ」

二人が傍で話していても既に千代には全く聞こえていない。

キヨの蒸らしで完全に気持ちが逝ってしまっていた。

「もうこれ位でよろしいでしょうか?」

「いいわ、軟膏を塗りこんであげるからタオルを外して!」

タオルを取り除くと、白い肌にワカメが付着した様に陰毛が伸びている。

陰核も少し指で広げれば見える様だ。

それでも親分が広げる気持ち一杯で、身を乗り出して両手を出した。

「どれどれ、大きく成っているだろう?」

両手で広げて陰核を露出させると「あぅ、いゃー、だ、め」電気が走った様に仰け反る千代。

指で小瓶から軟膏を掬い取って、ピンクの豆と陰核に塗り込む正子。

「ああーーああーーだめーーーだっめーーー」大きく口で息をしながら言葉を発して一層両足のつま先を伸ばしている。

「完全に感じているわ!もう何も考えられないと思うわ!あの道具で逝かせてみるのも面白いですよ!」

「あの変な形の道具か?外国から入った細い天狗の鼻か?」

「曲がっていて細いから、逝かないと思うでしょう?数人の女郎で試したのですが、効果は凄いのですよ!丁度陰核の裏辺りに届く様です!」

「それも面白そうだな!この女を女郎に仕込むのに必要なら全て使え!従順な女にしなければ客が怯えるからな!」



「もう直ぐ陰核が疼いてきますので、始めましょうか?」

「正代!いつもの様に剃れば良いのではないぞ!額に入れて婿に差し上げるのだからな!見ただけで千代の陰部を思い出させる様にするのだぞ!」

「はい!判っています。でも女陰の横は剃り難いので手伝って貰わないと駄目かも知れませんね!」

「そうか?どの様にすれば剃り易いのだ!」

「男の人の頬を剃る時に、膨らませるでしょう?それと同じ様にして頂ければ剃れると思います!」

「それは俺がしてやろう!引っ張って膨らますのだな!」嬉しそうな親分。

「女陰から尻に向かっても多少生えていますね!これはどうしますか?」

「立体には成らないから、その部分は必要ないので剃り落として良い!」

「明日は浣腸で心も砕いてしまいますので、肛門の周りも奇麗に剃って下さい!」

「産毛だけですね!」正代が千代の肛門を覗き込んで言った。

腰が少し上がっているので、千代の肛門まで丸見え状態に成っている。

「先に余分な部分を剃りますわ!」

正代がしずに刷毛で尻から女陰を塗る様に言った。

刷毛にシャボンを浸けると、直ぐに千代の肛門に持って行く。

「あっ、いゃ、そ、こ、、、、いゃー」

「どうしたの?感じたの?」

しずは刷毛の先を千代の肛門に少し先があたる様にしてくるくると廻した。

「あ、ああーだめーいゃーー」

「お尻が好きかも知れませんよ!」

しずが微笑みながら言うと、正子が「明日の浣腸が楽しみだわ!前も後ろも使える女に仕込めるかも知れないわね!」

白く塗られた部分を正代が剃り始める。

肛門の近くの襞の部分に剃刀が触れると「ああーああーーだめーーだめーー」と口走る。

「女壺振り師で有名な千代がお尻で良い声を出すのか?面白いな?」

しばらくして奇麗に産毛と短い毛が剃られて、奇麗に成って拭き取られた。

口走る名前

 68-032

「次からは慎重に剃り落として頂戴!お土産が崩れると台無しだからね!」

「はい!」

「明後日の大塚の顔が見ものだな!」

「この女の亭主に成る男の顔も面白いが、紹介した細田の顔は丸つぶれですね!」

夏木が嬉しそうに言う。

「下の毛だけでは無いぞ!あの奇麗な髪も一緒に土産に持たせてやる!お前の嫁は神戸の遊郭で働いているので諦めて下さい!だな!」親分が微笑みながら言う。

「それで私の屈辱も晴れ晴れします!」

「そうだろう?夏木と俺が受けた恨みは晴らせるだろう?」

しずが泡立てたシャボンを刷毛に浸けて、千代の白い下腹に落とした。

このシャボンにはハッカ液は混入されていない。

敏感に成っているので、大きく動くと剃り損じが発生して魚拓の様な女陰拓を造るのに支障が起こると大変だからだ。

「取り敢えず剃り取った毛を形通りにそこの半紙に並べて、乾かして女陰拓に張り合わせて完璧に作るのよ!」

「はい!判りました!慎重に剃ります!」

しずは少しだけ刷毛で塗ると、直ぐに正代に場所を代わった。

「さあ!始めるわよ!気分はどう?」

「き、ぶ、、、、ん」ぼんやりと答えるが目の焦点が定まっていない。

二度塗りされた軟膏が千代の陰部を燃えさせて、理性の箍が外れているので一層雌に成っていた。

「飲んだ薬が完璧に効いていますね!思考能力は既に有りません!」

「ドイツの薬はよく効くな!」

「ジョリ、ジョリ」正代の剃刀が千代の白い下腹から刃先が入って、白いシャボンと一緒に剃り始めた。

少し剃ると刃先に載せて横の半紙に上手に置いた。

一気に沢山剃ると落ちてしまって、形を損なうので慎重に刃先に乗るだけにしている。

「俺が一発入れた直後に女陰を写すのだろう?」

「勿論です!この女が剥き出されて、逝った姿をそのまま素早く刷りますよ!」

「胸も一緒に送れば面白いだろう?どうだ!」

「乳首が立っているのが判りますかね?」

「一度やる価値は有るかも知れないぞ!」

「じゃあ、一度施行しますかね!」

正子は親分が言うと何事でも一度は試す様だ。

三回剃刀を入れると、白く染まった部分は全て剃り取って半紙の上に移動した。

それを見て親分が「青く成っている部分と一致しているぞ!流石に慣れているな!」

正代を褒めるが、ほんの少しだけ剃り落としただけだ。

しずが再びシャボンを浸けて、千代の陰毛に塗るが殆ど何も感じていないのか、反応がなく成ってぼんやりと電球を見つめている千代。

塗り終わると「ジョリ、ジョリ」と正代が剃り上げて半紙に順番に載せて行く。

パズルの様に千代の青く剃られた部分と同じ形で半紙に載せられて、親分が嬉しそうに眺めている。

五回程同じ事が繰り返されて、千代の下腹部はすっかり青白く変わってしまった。

「これから剃り難い密集地帯と、女陰の周りに成ります、先に女陰の淵を剃りますので、親分さん皮膚を引っ張って伸ばして貰えますか?」

「そ、そうか?俺の出番か?右か?」

正代が頷くと左側に廻って「着物の袖が邪魔だな!紐で結んでくれ!」正子に頼む親分。

正子が千代の腰紐を拾い上げて親分の袖を引っ張って、たすきにして結んだ。

「よし、準備が出来たぞ!」

しずが股間に入って千代の右側の大陰唇に刷毛でシャボンを塗る体勢に成ると「親分頼みます皮膚を伸ばして下さい!」正代が頼んだ。

「判った!」

親分がいきなり千代の女陰を押し広げて「あっ、いゃ、そ、こ、、、、いゃー」千代が意外と甘い声を発した。

「喜んでいるぞ!」

「親分!膣口を広げたら反対に剃れませんよ!逆ですよ!」

「そうか、すまん、すまん!いつもの癖でな!」

今度は両手で大陰唇を広げる親分だが、指は千代の女陰を刺激している。

しずが広げられた大陰唇に丁寧に刷毛を動かしシャボンを塗っている。

「あっ、あっ、あ、い、い」上ずる千代の声と顔はもう博徒の女から、完全に雌の顔に変わって乳首は勃起して尖っている。

「夏木!舐めてやれ!待っているぞ!」

夏木が直ぐにその隆起した乳首に唇を持って行くと、咥えて舌で乳首を刺激した。

「ああーーああーーだめーーーだっめーーー」直ぐに仰け反る千代。

「普通の会話は困難でも嗚咽は普通に出るのね!」正子が微笑みながら言う。

「もう女に成っているから、布団で彼氏に抱かれている気分だろう?」

「彼氏より刺激的で良い気分なのですよ!」

「もう口の物を外しても大丈夫だろう?」

「そうですね!もう舌を噛む心配は有りませんね!」

正子がハルに口の金具を外す様に指示をした。

長い髪の頭を持ち上げて、後頭部のバルトを緩めると外す。

外された千代は大きく息を吸い込む仕草をしているが、しずの刷毛が陰核に触れて「ああーああーーだめーーだめーー」と大きく声を出して仰け反った。

ハルが仰け反る頭を持って枕を差し込む。

「まだ始まったばかりなのに、この様子では気が狂うのでは?」

「気が狂う程でなければ博徒の女を女郎に変えられませんよ!明日の今頃には見る影も無くなっていますよ!」

「本当の極楽寺行か?楽しみだ!」

シャボンを塗り終わると、夏木も乳首から離れて様子を見る。

刺激をして身体が動いて傷でも付けたら駄目に成るからだ。

「親分千代の身体は本当に敏感で早く犯したく成りましたよ!」

「もう少し待て!ここがつるつるに成れば抱ける!」

正代が剃刀を持って「ジョリ、ジョリ」と長い陰毛を剃り落とし始めた。

「あっ、あっ、ゆ、るしてーー鉄太郎さん!」男の名前を口走る千代。

千代の女陰

 68-033

「男の名前を口走っているぞ!」

「鉄太郎か?」

「ジョリ、ジョリ」と剃刀の上に陰毛を載せると、上手に半紙の上に載せて形を整える。

下腹部の陰毛の山と空間を開けて、測った様に並べる正代。

再び剃刀は千代の大陰唇の右側を「ジョリ、ジョリ」と剃り始める。

「あっ、あっ、いゃ、そ、こ、、、、いゃー」皮膚を引っ張る為に指を動かした親分に反応している。

目は既に閉じて反応している千代は、完全に感じる事の楽しさの中にいる様だ。

「ジョリ、ジョリ」

「あっ、だめ、いゃー、やめー」

「ジョリ、ジョリ」

「ああーいゃーだめ、だめー」

五回ほど繰り返して正代は右側の大陰唇の陰毛を完全に剃り終わった。

青白く成った千代の陰部は不気味な形を残している。

「面白い姿だな!少し休むか!」

流石に親分も同じ姿勢で居たので、少し疲れたのか身体を動かしている。

正代も疲れた様子で背伸びをして休憩をしている。

「千代さんは退屈にはさせないわ!」

正子が股間に入ると、異なる小瓶を取り出して右手の中指にクリームを塗り始める。

そして直ぐに左手で陰毛の残っている部分を引っ張って、女陰を広げるといきなりクリームの付いた中指を千代の膣口に挿入した。

「うぅ、あぅーー」いきなり指を入れられても身体が直ぐに反応する。

正子は指をゆっくりと動かしてピストン運動を始めた。

「ああーーああーーだめーーーだっめーーーああーいゃーだめ、だめー」直ぐに大きな声が出てしまう千代。

「ハルさん!揉んでやって!男に揉まれるのと私達が揉むのでは感じ方が違うのよ!」

ハルが両手で千代の両方の乳房を揉みだした。

「ああーああーだめーーーい、い、、、、」

「どうしたの?逝きそうなの?何度でも逝けるけれど!お預け!」

そう言うと指の動きを止める正子。

同時にハルも揉むのを止めると、今度は口を乳首に近づけて長い舌を出した。

千代の乳首を長い舌を巻き付ける様にして吸い始めるハル。

「ハルは女を舐めるのが得意で、同性愛者なのですよ!男は嫌いで女をいたぶるのが好きな変態ですよ!」

夏木が驚きながら聞いているが、確かに女独特の粘り気の有る舐め方に千代も口を小さく開いて吐息を吐く。

それを見ていたのかハルが胸から千代の口に責めを変えて、女同士の口づけに成って求めるのは千代の方に見えた。

「どうです?上手でしょう?千代が自分から求めているでしょう?」

そう言うと親分が「俺が舐めてやろうか?毛が半分無く成って舐め易く成った!」

疲れていた筈の親分が思い出した様に千代の女陰を舐め始める為に、両手で陰毛の残った左側と青白く成った右側を左右に大きく広げて、息を吹きかけてから長い舌を出して小陰唇を舐め始めた。

薬が付いているので、陰核は舐めない親分。

声が出そうに成る千代だが口が塞がれて出せない。

上下の口を攻撃されて、もう身体は蕩けてしまいそうに成っていた。

この様にして徐々に女を目覚めさせて,性の虜に仕立て上げられてゆく千代。

声は出せないが身体は正直で、白い足袋先が大きく伸びて痙攣の様に成ったのは直ぐの事だった。



しばらくして再び残りの陰毛の処理が始まり、親分の代わりに正子が膣に指を入れたり伸ばしたりして左側を広げて、シャボンが塗られて正子が「ジョリ、ジョリ」と剃り始めた。

「ああーああーだめーーーい、い、いいわーー」

「ジョリ、ジョリ」

「いい、、、ーああーーだめーーかんじるーーー」

口走る言葉も大きく変わって、剃られる事に快感を覚えてしまった身体を、思考力の無くなった千代の頭は雌に成っていた。

数回繰り返して反り上げると、奇麗に左側も青白い地肌を露呈した。

残るは密集地帯のみで、本当は短く切り揃えてから剃るのだが、今回は変わった趣向の為伸びて密集した状態で剃り落とすのだ。

しずが再びシャボンを刷毛に浸けて、密集地帯に落とすと円を描く様に広げていく。

「あっ、あっ、あっ」

「千代、これでお前の下の毛は二度と伸びる事は無いのだ!週に二度から三度は剃って貰えるぞ!嬉しいか?」

「、、、、き、も、ち、、よ、、鉄太郎さん!ゆるしてーー」そう言うと今度は涙ぐむ。

「急にどうしたのだ?」

「彼氏の事を思い出したのでしょう?自分が女郎に成って彼氏から去るからでしょうか?」

「これから毎日男に抱かれるのだぞ!嬉しいだろう?」

「、、、、、、、、ゆるしてーー」

白く盛り上がった恥丘に正代の剃刀が入る。

左手で皮膚を伸ばして少し「ジョリ、ジョリ」と剃ると剃刀の刃に載せて半紙の上に並べる。

その様子を見ながら親分が着物を脱ぎ始めて、たすきに使った腰紐を外して着物を脱ぎ棄てて褌一枚に成った。

「夏木も準備をしておけ!俺の後直ぐに使ってぐったり口を開いた時に女陰拓を写すからな!」

「はい!いよいよですね!」

「まだまだ!これは序の口だ!今日はここまでだが、明日の趣向は千代を極楽寺で使える様にする。

「坊主にしてしまうのでしょう?」

「それだけでは無い!賭場の恨みは賭場で返す!」

「えっ、どう言う事ですか?」

「まあ、楽しみに今夜はこの女を逝かせて楽しめ!兄弟!」

その間も「ジョリ、ジョリ」と剃っては隣の半紙に並べて、後少し残すのみに成っている。

「もう少しね!白い布と墨の準備は出来た?」

「はい!」

「胸も同時にするわよ!墨は沢山必要だわ!」

「は、はい!布は五枚準備していますので、大丈夫だと思いますが?」

「最初が肝心よ!次々遅れると戻ってしまって面白く無いでしょう?」

その間も堅い密集した陰毛を「ジョリ、ジョリ」と大きな音を立てて反り上げる正代。

千代の恥丘にはもう殆ど陰毛は残っていない。

「ジョリ、ジョリ」最後の音が消えると完全に青白い肌が露呈して、子供の様な陰部が電球の光に晒された。

連続逝き地獄

  68-034

濡れたタオルで剃り跡を拭き取られて、正代は千代の股間を離れた。

加納親分が褌を外して嬉しそうに千代の顔の近くに行って、勃起した男根を顔の直ぐ傍に持つと「舐めろ!」と要求する。

何の反応も示さない千代。

それを見て正子が「無理ですよ!身体は反応しても頭は反応していませんから生尺を期待しても無理ですよ!」そう言って微笑む。

渋々千代の股間に戻って「軟膏を指に浸けて豆を刺激してやる!舐められないからな!」

正子に要求した。

「もう充分ですよ!」微笑みながら軟膏の小瓶の蓋を開けて差し出した。

親分が右手の人差し指に軟膏を少し載せると「壺振りの千代が初めての女郎としての客だ!」手を伸ばして無毛の陰核に右手を持って行く。

「よく見えるぞ!」直ぐに塗り込み始めると「ああーああーだめーーーい、い」声を発して腰を動かした千代。

「むずむずしているのね!親分!既に流れ出ているのでは?」

「本当だ!マン汁が溢れ出しているぞ!」

塗り終わると自分の男根を左手で持って、右手の指で千代の女陰を押し広げる。

「あぅーーあ、あ、ついーーー」

「どこが暑いのだ!中か?」そう尋ねると二本の指で小陰唇を広げた。

「ああーーああーーだめーーーだっめーーー」

「おおー充分潤っているな!」

そう言うと自分で大きく勃起した男根を擦り付ける親分。

「だめーーやめてーーー」

「ここでやめるのか?」

「鉄太郎さんーーーたすけてーーー」

「助ける?入れてーの間違いだろう?」

擦り付けて男根を動かしながら、先をゆっくりと膣口に入れてみる親分。

「ああーーゆるしてーーー」

「何を許すのだ!」そう言って少し入れた男根を抜き取る。

「だめーーいれてーーーー」口走る千代。

うっすらと笑みを浮かべて、男根を手に持って今度は狙いを定めて一気に押し込む。

「ああーーーーうぇーゆるしてーーー」大きく仰け反る千代。

枕が大きく床に飛んで、長い髪が寝台から垂れ下がる。

一気に奥まで親分の男根が突き刺さり嗚咽が止まらない千代。

「ああーーああーーだめーーーだっめーーー」

「鉄太郎さん!ゆるしてーーーああーああーああー」

「子宮まで一気に届いただろう?」

そう言うと腰を動かし始める親分。

「ああーああーーだめーーだめーー」嗚咽が腰の動きに連動して出る。

見る見る般若の刺青の背中に汗が噴き出す親分。

千代の嗚咽に益々腰の動きを早くする親分。

「中出しは駄目ですよ!妊娠すると商売に成りませんよ!」正子が興奮しながら言う。

「ああーああーーだめーーだめーーい、いくーー」

「ああーああーーだめーーだめーー」

しばらくして千代が自分から逝くと口走り始めた。

「そうか、我慢が出来なく成って来たか?これでどうだ!」

腰に力を入れて大きく一気に突き込む親分。

「ああーああーーーだめーーーいくーーーーいっちゃうーーーー」

千代の足袋のつま先が大きく伸びて、縛られている両手が何かを掴む仕草で大きく肩を落としてしまった。

「逝っちゃった様だわ!流石は親分!」

その親分は素早く男根を抜き取り、千代の下腹部に射精をして疲れた様子に成った。

既に横では夏木が洋服を脱ぎ捨て、今まさに褌を外し始めた。

「親分と義兄弟の盃ならぬ、マン汁を使う仲ですね!光栄です!」

親分が股間を離れるのを待つ夏木は、少し苛々し始めていた。

早く千代の穴を使いたい気分で興奮の極致に達していたのだ。

ゆっくり加納親分が股間を離れると、急いで自分の男根を持って緩んだ千代の膣口に容赦なく差し込む。

疲れて放心状態の千代が再び侵入した若い男根に驚く反応を示した。

「うぅ、あぅ」の声と同時に大きく突き込まれる夏木の男根。

若さと動きは親分に比べて激しい。

今まで横で我慢をしていたので、既にはち切れる状態で挿入された。

「ああーーーーうぇーゆるしてーーー」

激しい腰の動きは千代を再び目覚めさせて、再び嗚咽が始まってしまった。

「ああーああーーーだめーーーいくーーーーいっちゃうーーーー」

「だめーーいくーーーいっちゃうーーーー」

ぐいぐいと押し込まれる男根に口は大きく開き、完全に息を口でしている千代。

女達はその様子を他所に、持って来たのは哺乳瓶二本に牛乳をいれて千代の直ぐ傍に置いた。

既に近くには墨と筆が数本準備されている。

夏木が終わると直ぐに身体を拭いて、墨を塗り込む為に二つの墨入れが準備されている。

夏木が射精を変な場所にすると、困ってしまうので正子は神経を尖らせている。

白い布は五枚程準備しているので、一番写りの良いのを使う予定だ。

「ああーああーーーだめーーーいくーーーーいっちゃうーーーー」

「壺振りの千代も腰を振る女郎に変身か?」

「ああーああーーーだめーーーいくーーーーい、い、いくーーーー」

大きく仰け反る千代は汗で身体が光っている。

「逝ってしまえ!」

腰に力を入れて動きを早くする夏木の動きに、身体を痙攣させて仰け反り大きく口で息を吸う。

「だめ、だめーーーーいくーーいっ、ああーーーー」の声を残して、目を剥く様に仰け反ると動かなくなった。

「逝っちゃったわ!」

夏木は慌てて男根を抜き取ると親分が射精した上に飛ばして、疲れた様子で股間を離れた。

薬の影響で異常に感じているので、気絶したのか動かない千代の身体を濡れたタオルが拭き取る汗。

額縁の陰部

 68-035

胸をタオルで拭かれると、目を開けて放心状態の千代。

キヨは下腹部に放たれた二人の精子を素早く拭き取る。

直ぐに正代が筆で墨を塗り始めるが、千代が再び感じてしまう。

「汗をかいて暑いでしょう?貴女には牛乳を飲ませてあげるわ」

哺乳瓶を咥えさせると、暑いので直ぐに飲み始める千代。

喉がからからで、水分補給が必要だった様で牛乳を一生懸命飲み始めた。

女陰、陰核に筆が進むと、流石に感じてしまうのか飲むのを止めて不思議な顔に成った。

「また飲み始めたわ!相当喉が渇いていた様ね」

一枚目の布を陰部に合わせて、上から押さえて写し取る正子達。

「まずまずの出来だわ!」写し取った布を見ながら正子が言うと、キヨが再び筆で塗り始めて「もう閉じてしまいますね!」大きく剥き出されていた小陰唇が閉じてしまう。

「駄目だわ!筒を挿入して形を整えましょう」

竹の筒を持ち出して来てクリームを塗り込む。

「もう一回男根が入る気分に成るか?」微笑みながら先を削って有る細い部分を千代の膣口に挿入する為に広げる正子。

「うぅ、あぅ」千代が再び陰部を広げられて反応をして、哺乳瓶を口から放した。

既に殆ど残っていないので、次の哺乳瓶の用意をするハル。

竹の筒を挿入する正子に、何か変な物が入って「な、なに、、や、、め、、てーー」

「男の物では無いのが判ったのね!少しの辛抱よ!別嬪さんに写すためよ!」

微笑みながら押し込むと、筆で墨を塗り始めるキヨ。

「うぅ、うぅ」

「少し待ってね!貴女の娘が別嬪さんに写る為なのよ!」

「もう直ぐ眠たく成って来るわよ!哺乳瓶の中には睡眠薬がたっぷり入っているのよ!」

直ぐに墨で真っ黒に成った千代の女陰。

再び白い布を載せて指で丁寧に写し取ってゆく正子。

直ぐに布を外して「これは良いは!男根が突き刺さっている感じが上手に写ったわ」

喜んだ時、親分が風呂から上がって戻って来て見た。

「おおー写りが良いな!まるで今俺の物を咥えている感じだ!」

「でしょう?竹の筒を入れてみたのよ!中々良いでしょう?」

「もう一枚俺の観賞用に作ってくれ!」

「はい、はい!任せて下さい!」

再び千代の女陰と下腹部に墨が塗られて同じ様に写し取られて終わった。

再び哺乳瓶を咥えて牛乳を飲まされる千代は、既に睡眠薬が効果を徐々に表していた。

それでも喉が渇いていたのか、殆ど竹を抜き取られてから乳網にも墨を浸けられて布に乳房の姿を三枚写された。

合計五枚布に墨で陰部と乳房の千代の身体が写し取られた。

既に千代は深い眠りの中に落ちて、源吉達に抱きかかえられて風呂場に連れて行かれた。



「今夜中に完成させて、額に入れられる様にしますわ」

「この二枚目が一番良いな!上手に陰毛を貼り付ければ最高の贈り物に成る」

「受け取った大塚の顔が目に浮かぶな!大勢で細田がやって来るだろう?乾に連絡をすれば完全に挟み撃ちで関東の細田組も終わりだ!後は明日千代の長い髪も剃り上げて腰巻と一緒に風呂敷に包んで大塚に持たせ様!」

「今日の感じなら、女郎に仕立てられますよ!」

「お前の感触は確かだからな!」

「親分が乾組と手を組んで、吉原の遊郭に進出の夢が達成出来ますね!」

「神戸と東京では遊ぶ人数も違うからな!外人客も尼の遊郭には驚愕するだろう?」

「早い時期に叶うと私も東京に行かなければなりませんね!」

「正子には東京の店を仕切って貰わねばな!」

「来年ですか?」

「早ければ来年中には極楽寺の二店舗目が吉原にお目見えだ!」

「三人の内、若い二人は看板女郎で吉原に連れて行きましょう!」

「その為にも二人を完璧に仕込んで、普通の女郎には出来ない花芸も仕込むのだ!」

「魅せる美尼芸ですか?」

「それより最後の千代の髪を奇麗に洗って、進呈出来る美しさにして置く様に言ったか?」

「はい!勿論ですよ!貰った細田組長も旦那の鉄太郎とか云う男も感激の涙を流す嗜好に手抜かりは有りませんよ!」

「流石に吉原の女郎屋の店主だ!」

そう煽てられて喜ぶ正子は、その後布に剃り取った陰毛を丁寧に貼り付ける作業を始めた。

夏木と加納親分は酒盛りに入り、今後の夢を語り合って深夜まで楽しんでいた。

もっぱら話の内容は千代の身体の話が中心で、今後細田組を誘き出して背後を乾組に襲撃させる材料には千代の額と腰巻、髪の毛は充分過ぎる土産だと笑いが絶えなかった。



一方千代は睡眠薬入りの牛乳を食事代わりに飲まされて、眠った状態で風呂場で三人の女に身体を洗われた。

勿論長い黒髪も奇麗に洗って明日に備える準備が終わると、一番上等の座敷牢で布団を敷いて熟睡に落ちていた。

明日の昼頃まで目が覚める事は無いので安心だが、もしもの場合を考えて座敷牢に入れていた。



深夜までかけて正子は奇麗に布に張り付けた陰毛の女陰拓を額に入れて完成させていた。

「我ながら上手に出来たわ!」独り言を言うと、ようやく作業を終わっていた。



二人の男も深夜まで飲んで目が覚めたのは翌朝九時過ぎに成っていた。

「正子!例の物は完成したのか?」

「はい!床の間に飾って有りますよ!撮影でもするかと思いまして!」

「カメラを持って来て、千代の写真も撮影させろ!そうすれば尚更良い!写真屋を連れて来い!」

そう言いながら床の間に向かう加納親分と正子。



「正子!これは見事だ!まるで俺の物が入っている感じが表れているぞ!」

「はい、結構苦労しましたが、これを見ると細田親分が乗り込んで来るでしょうね!」

「それが狙いだ!千代の写真を付けて大塚に渡そう!」

上機嫌の加納親分は、千代が目覚めてから更なる責めに興奮を覚えていた。



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撮影

  68-036

しばらくして子分が写真屋の親父が一時間程で準備して来ると帰って来た。

源吉を呼んで来て「あの女を縛り上げて欲しい!」と言った。

「まだ寝ていますが?」

源吉は今日の段取りには入っていないし、昼頃まで起きない事は知っていたので驚いた。

「額が出来上がったので、千代の写真を一緒に添えるのだよ!マン毛だけ貰っても誰か判らないだろう?」

「確かに!細田組の連中には誰のマン毛か判りませんね!」

「そうだろう?顔が判ればそれで充分だ!長い髪の写真も必要だから同時に撮影を頼む!一時間で写真屋の親父が来るらしい!」

「判りました!何処で撮影しますか?」

「座敷牢の部屋が良いだろう?天井に滑車が有るから面白い写真が撮影出来るだろう?」

「大丈夫な写真屋ですか?」

「商店街の親父だ!千代の裸を拝めば感激するだろう?」

「口止めは必要でしょうね!」

「源さんがそう言うならそうして置こう!」



「おおー安眠しているじゃないか?遊んでやって疲れたから熟睡だろう?男二人を相手に頑張ったのだからな!」

座敷牢に行くと檻を覗き込んで言った。

天井の板を外して滑車が使える様にする源吉。

座敷牢の鍵を開けても起きる気配は全く無い千代。

いきなり布団を捲り上げる加納親分だが、それでも千代は身体を丸くしている。

「おい!起きろ!」

「、、、、、、、、、、、、、」薄目を開いた様に見えるが直ぐに眠る。

寝巻を一枚着ているが昨日の姿と異なって、色っぽい寝姿に興奮を感じる親分。

いきなり背中から抱きつくと、長い髪の匂いを嗅ぐ様に自分の顔に持って行く。

乱れない様に枕の外に伸ばして寝かせているので、ストレートの艶やかな髪が親分の気分を胸熱状態に成っている。

「昨日は気持ちが良くて良い声を出していたぞ!」

尻を撫でて肩を抱きしめる加納親分に「ま、、た?」と尋ねる千代だが眠気の方が強くて起き上がれない。

源吉が入って来て「親分!遊んでいる時間は有りませんよ!写真屋が来るのでしょう?」

「そうだった!」我に返ると二人で千代を抱えて座敷牢から運び出す。

「寝巻の上から縄を?」

「そうだな!その方が色っぽいだろう?股間が少し見える様に縛って髪が目立つ様にしよう!」

直ぐに倒れ込んでしまうので、親分が千代の身体を支えて源吉が縄で縛る。

浴衣の様な寝巻に腕を後ろ手にして巻き付けられる縄。

天井からの縄に結び付けて、ようやく親分が手を離しても良い状態に成った。

寝巻の上から乳房の下に巻き付けると、胸の上に巻き付けた縄に結び付けて引っ張ると、千代の乳房が大きく張って飛び出した。

親分が直ぐに寝巻の前を広げて、左の乳房を寝巻から取り出す。

「乳首が見えるのは片方だけにしよう、右は膨らみを見せて乳首は隠そう!それの方が色っぽい!」自分で勝手に決める親分。

「い、た、い、、、」目を開いて言う千代だが、半分寝ている様な目だ。

源吉がもう一本の縄を滑車から引っ張り、今度は千代の寝巻の前を左右に開き赤い腰巻の中に手を入れる。

「腰巻このままで?それとも外しますか?」

「赤い腰巻は良い!」

「写真では黒く写りますよ!」

「構わない!見えるか?と思う方が気に成るだろう?」

「ではこのままにして置きます!」

千代の右の膝に縄を結びつけると、滑車を引っ張って膝を引っ張り出すと、寝巻、腰巻を広げて右膝が衣服の外へ出る。

「い、た、い、、、」千代が再び目を開いて言う。

眠気と身体の痛みで徐々に体が起きて来た様だ。

「な、なにをしているのよ!」急に我に返ると千代が叫ぶ様に言った。

「目が開いてしまったか?お前の姿を撮影してやろうと思ってな!」

「えー、そんな事止めて下さい!昨日充分遊んだでしょう?」

「喜んでいたのはお前の方だ!」

そこへ子分の一人はやって来て「写真屋の親父が来ました!」

「早かったな!ここに案内しろ!」

千代は写真を撮影される恥ずかしさと同時に、何かを訴えて助けを呼んで貰えないか考え始めた。

依然頭はぼんやりとして眠気が強いが、必死で何かを本郷組に伝えれば?その時憲兵を呼んで貰う事を思いついた。

だが、次の瞬間千代は希望を失ってしまった。

いきなり鼻を摘ままれて、口を開くと布切れをねじ込まれてその上から木の棒を咥えさせられてしまった。

「何か喋られると困りますので!」

「そうだな!写真屋は商店街の人間だから、変な事が本郷の耳に入ると面倒だ!」

そこに写真屋の親父がベレー帽を触りながら、子分に案内されて入って来た。

三脚のカメラを持って入って来て「親分さん!お世話に成っています!」とお辞儀をして、目の前の千代を見て生唾を飲み込んだ。

「あ、あの、あの女性を撮影するのですか?」

「そうだ!出来ないのか?」

「女性の裸は、、、、、」躊躇うと「ここに来て被写体を見たら辞められないのだよ!」

「そうではなくて、女性の裸を撮影した経験が無いので、、、、、」

「構わん!動物だと思えば良いのだ!」

「それと照明が必要です!店に帰って持ってきます!」

「それなら子分も一緒に手伝わそう!三人で良いか!」

頷く店主は子分三人と一緒に店に戻って、撮影用の照明電球を取に帰った。

その間に千代の長い黒髪を正子が来て整えると、胸の方に流れる様に見せて右の乳房を髪で少し隠して左の乳房を乳首まで丸出しに変更した。

緊縛写真

 68-037

しばらくして照明器具を持って写真屋の親父が戻ってきたが、一人の助手を連れて来たのだ。

親父は六十代で助手も殆ど年齢が変わらない。

「照明を調整して貰うのに連れてきました!一人ですると時間が沢山かかるので、モデルの人が風邪をひかれたら困りますのでね!」

変な言い訳をしているが、美人の女性の裸が見られると言って連れて来た様だ。

「お前達ここで見た話は他所でするなよ!この女性は近日開店する遊郭の女なのだ!」

「えっ、あの噂の尼さん女郎屋(極楽寺)ですか?」

「そうだ!この女はその店の遊女で看板の千代だ!」

「えー通りで美人さんだ!」

「でも尼さんでは無いけれどね!」もう一人が言った。

「よく見てみろ!下の毛は既に遊女に成っているだろう?これから坊主にするので記念に撮影をしているのだよ!」

「うぅ、うぅーーー」大きく首を振る千代だが、二人は千代の股間に目を移して「本当だ!無い!」「無い!」声を揃えて言った。

「これが昨日剃った下の毛だよ!」大きな額を持って入って来た正子。

「おおーーこ、これは、、、剛毛だったのですね!」

額を真剣に見る二人は「しているのですか?」陰部の空洞を見て言う。

「その様に見えるだろう?この額を横に置いて記念写真を撮影して欲しいのだ!」

「は、はい!でもこの様な撮影は初めてだな!」

「でももの凄く奇麗で長い髪ですね!剃り上げてしまうのですか?」

「勿体ない!」

「だから記念に撮影しておくのだ!」

「でも、、、、、」

「つべこべ言わずに早く準備をするのだ!女も疲れるのだ!」

「本当だ!疲れますね!ご苦労様です!」両手を合わせてお辞儀をする親父。



照明器具を設置しながら、電球を点けて様子を見ながら「奇麗な肌ですね!もう少し左から照らせ!」と指示をする。

千代に近づくと「うぅ、ううぅうーー」千代が何かを喋っているが「すみません!痛いでしょうもう直ぐ撮影を始めますよ!」

照明が奇麗に千代の身体を明るく浮き上がらせたのは直ぐだった。

「はい!親分さん!お待たせしました!撮影始めます!女性が動くと駄目ですので、背中で押さえて貰えませんか?」

千代が身体を絶えず動かしているので、親父が苦情を言った。

千代は撮影されない様に必死で身体を動かしていたのだ。

背中に隠れる様に源吉が回り込んで、縄をしっかりと持つと動けなく成る千代。

「では撮影を始めます!失敗も有りますので三枚撮影します!」

ゆっくりシャッターが切られて、撮影が始まるが三枚撮影するのに時間がかかった。



「こんな良い女を抱けるのですか?」撮影が終わると親父が尋ねた。

「他にも若い生娘の様な女も居るぞ!十日程で開店だ!宣伝をして遊びに来てくれよ!」

「本当にこの奇麗な髪を剃って尼に成るのですか?」

「今からですか?」

「そうだ!昼から始める予定だ!」

そう言うと千代の近くに行って髪の毛を触る写真屋の親父。

もう一人の親父は股間を押さえて「私でも立ちました!」と笑顔に成った。

写真は明日の朝には出来上がるので、持って来ると話すと「額に入れて持って来い!あの額と一緒に渡す人がいるのだ!」

「はい!判りました!でもあの下の毛の額も素晴らしい出来栄えですね!」

そう言うと近づいて見ると、千代の股間と見比べる親父。

「同じだ!」感心した様に言った。



しばらくして縄を解かれて檻に戻される千代に食事が与えられる。

でも食べる様子を見せない千代に「まだ逃げる気が有るのなら、食べた方が良いよ!」としばらくしてから片付けに来たキヨが話した。

その言葉に我慢出来なく成って食べ始めた千代。

だが食事の中には強い媚薬が混入されて、この後の調教に役立つ準備がされていた。

千代は体力を回復して隙あれば一先ず脱出して、細田の親分に加納の企みを伝えたいのだ。

あの額と写真が贈られると、細田の親分は我慢の限界が切れて抗争に成るのが確実だからだ。

罠を仕掛けている事を伝えて、対策を考えなければ自分も細田組も潰される。

その思いは一気に食事を食べる力に成っていた。

だが食事が終わると再び睡魔が襲って来た。

まだ睡眠薬の効果が残っていて、満腹から眠ってしまう千代。



自分が連れ出される時が絶好の機会だと考えていたが、源吉が牢を開けて道具を持って入って来て「起きろ!」の声に飛び起きた千代。

源吉が手に持っているのは罪人が捕らわれた時に使われていた道具で、江戸時代とか明治時代には使われていた物だ。

首と両手を固定する木の道具で、この様な物を付けたら座敷牢の扉から出る事が出来ない大きさだ。

「お前は腕が立つので、外に出す時はこの道具を付けて貰おう」

「そんな大きな物を付けたら、そこの出口から出られないわ!」

「俺には判らん!兎に角この道具を付けるのだ!」

首と両手が入る場所には布が巻き付けられて傷が付かない様に成っている。

「本当に女郎に成ると思っているの?」

「、、、、、、」無言の源吉。

「こんな物付けたら牢から出られないわよ!外で付けたらいいじゃないの?」

その時が絶好の機会だと考えている千代は源吉が知らないのだろか?どう見ても出口の大きさよりもこの道具の方が大きい。

「俺は言われた通りにしているだけだ!」そう言いながら髪を後ろに、首に器具を取り付けた源吉。

すんなり首と両手を板に挟まれた千代は、出られないので直ぐに外すと考えている。

新たな試練

     68-038

「千代!良い物をはめて貰ったな!罪人の様だ!それでは得意の柔術も使えないだろう?」

親分と正子が見計らってやって来た。

「こんな物を付けて、この牢からどの様に出るの?出口の大きさ忘れたの?また最初からやり直しだわよ!」

「本当だな!気が付かなかったのか?源吉!」

笑いながら言う加納親分が正子に「天井を見せてやれ!」と言うと正子が柱の横に有る紐を引っ張った。

「ギーギー」と音がして天井が左右に開くと滑車が数個見えて、縄が垂れ下がって来た。

「千代!心配しなくてもこの座敷牢は仮設で、二階に巻き上げる事が出来るのだよ!この家は色々仕掛けがして有るのだよ!お前が落ちた部屋は地下と連動、この部屋は二階と連動しているのだよ!残念だったな!」

「ちくしょー」

「源吉地下に連れて行こう!みんなが待っている!」

「はい!」

「今日は久々に源吉の腕の見せ所だ!」

「はい!楽しみにしています!」

引きずられる様に階段を降ろされる千代は、足で蹴ってもこの首輪が外れなければ逃げる事が出来ないので、機会を伺っているのだが地下に降ろされると昨日の場所が蘇る。

「今日は女郎に成る為の第二段階よ!その髪を丸めて貰うわ!」

「それだけは許して!普通の女郎なら素直に成っても良いけれど!尼さんには成りたくない!それに坊主に成るのなら絶対に従いません!」

「それは困りものね!親分!この女は腕がたつので客を投げ飛ばしても困りますね!」

「そうだな!それは困るな!」

「それにこれだけの美髪を剃ってしまうのは勿体ない様な気分です!」

「だが今日はこの女を後ろから責めたいのだ!女郎に成るなら色々な組手を学ばないと使えないからな!」

「尼に成らなくても良いのなら我慢するわ!」

「素直に女郎の調教を受けるのか?」

「既に親分に抱かれた身体だ!諦めたわ!女郎に成って働くわ!その変わり細川の親分との戦いは止めて欲しいの!」

「恩義が有ると言うのか?」

「そうです!既に結婚も諦めました!こんな身体に成って嫁げません!」

「そうだろう、そうだろう!下の毛を剃られた女を嫁に貰う男は居ないわな!」微笑む加納親分。

「お前が素直に女郎の訓練を受けて働くと言うなら、細川の親分と抗争する事も無いか!お互い被害は出るからな!」

「そうですよ!細川組も関東一と云われていますから、お互い無傷では終わりません!」

「判った!明日お前に手紙を書いて貰って大塚に渡そう!それならお互い面子がたつだろう?」

「あの額と写真は渡さないで貰えますか?」

「勿論だ!あれは俺が楽しむ為に置いて置こう!」

「判って頂けましたか?」

「今からのお前の態度次第だが、素直な感じに成った様だな!」

「もう既に諦めました!今は抗争を止めて頂きたい一心です!」

「始めろ!」

天井から縄が降りて来ると「俺は女を責めるのが好きなのだ!博徒の女の前なら耐えられるだろう?」親分は千代の前に行って尋ねる様に言う。

「約束を守って貰えるなら坊主にする以外なら好きにすれば!」

「流石に度胸が座っているな!寝巻を剥ぎ取れ!」

「手が塞がっていますので、ハサミで切るしか仕方が無いですね!」

「逃げないわよ!」

千代は器具が外されるのを期待していたが、腰紐を解くキヨとハサミを持っている正代は直ぐに寝巻の袖に刃先を入れた。

寝巻の前が少し開いて、千代の美しい白い乳房が垣間見られた。

「外さなくても良いわ!邪魔くさいでしょう!」正子が言うと正代のハサミが寝巻の袖を切り裂く。

千代の少し前には木の柱が二本対に立っていて、何に使うのかよく判らない。

その柱の横には一段高い台の様な物が同じ様に置かれている。

「千代!このベルトを巻いて貰おうか!」

源吉が手に持って親分が言った。

「天井から吊るすの?」

「まあ、そうだな!」

「好きにすれば!もう逆らわないからね!」

「素直に成ったな!俺も約束は守る男だ!安心しろ!だがな!女郎で働くにはお前はまだ半人前だ!男と情けを交わすだけでは商売には成らんのだ!色々な男も居るし、芸のひとつも出来なければ駄目だからな!」

話している間に両方の袖が切り裂かれて、正子が寝巻を背後から毟り取る様に脱がせた。

「いつ見ても奇麗な身体だな!胸も美しいな!」

そう言いながら横から乳房を揉む様に触り始める親分。

「うぅ」思わず声が出る千代は既に身体の火照りを感じていた。

朝食に強烈な媚薬が混入されて、効果を表し始める時間に成っていた。

時間を計算されて地下に連れて来られたとは考えてもいない千代。

昨日の余韻で直ぐに火照る身体に成っていると理解している。

赤い腰巻が異様に白い肌に輝いて見える。

「腰巻も外してやれ!必要無いだろう?」

「そうですね!調教を受けるのに邪魔ですよね!」

「おい!素直に成ったのなら、腰巻を外して下さいと自分から言え!」

「、、、、、、」躊躇う千代。

「言えないのか?」

「こ、腰巻を外して下さい!」躊躇いながら言った千代。

「おおー素直に言ったな!」

長い黒髪が白い背中を遥かに超えて、腰巻の紐の辺りまで下がっている。

正子が腰巻の紐を緩め始めると、顔を横に向けて目を閉じる千代。

「恥ずかしいのかい?今から昨日以上に良い声を出させてあげるわ!」

直ぐに赤い腰巻は取り払われて千代は全裸で、首に木の枠を付けられて両手も一緒に動かせない。

浣腸遊戯

 68-039

「このベルトを付けて貰おうか?」源吉は幅が三十センチ程有るベルトを千代の腰に巻き付け始めた。

ベルトには数か所縄を引っ掛ける爪が付いているので、千代には直ぐに天井の縄に結び付けられると判ったが既に覚悟は出来ていた。

細田組を守る為には自分の身を犠牲にしても致し方無いと覚悟をしている。

ベルトを巻き付けると、今度は足首に足枷を巻き付ける事を強要される千代。

「そろそろお前との会話は終わろうか!」親分が言うと、革のマスクを正子が手に持って千代の目の前に立った。

「えっ」驚く千代に「声が五月蠅いのでマスクを着けて貰うのよ!」

「騒ぎません!覚悟は出来ています!」

「この地下には他の捕らわれ人もいるのでね!」

「お前の声に怯えるだろう?嫌なら約束は反故だ!」親分も一緒に言う。

「、、、、、いいえ!従うわ!」

昨日の様に竹で叩くので声が出ると考える千代、勿論背後から昨日の様に犯されるのも間違い無いだろうと思う。

夏木が遅れて地下に降りて来て「千代!素晴らしい恰好だな!今日も俺が突いてやるからな!」

「変態野郎!好きにすればいいわ!」

「さあ!口を開きなさい!」革の小さなマスクを左手に持って、右手には小さな布を持っている。

革のマスクは口だけを覆う物で、鼻は普通に出る仕組みに成っているので、声が出せない様に成っているだけの様だ。

ゆっくり口を開く千代に、笑みを浮かべながら布を口にねじ込む正子。

「咥えているのよ!今マスクを着けるからね!」

千代の耳にマスクの紐を引っ掛けると、口を覆う革のマスク。

「これでどんなに騒いでも声が出せないでしょう?」

源吉が腰のベルトに天井からの縄をフックで留めた。

「前に歩いて貰おうか?」

足枷の付けられた足でゆっくり前に進む千代の目に、台に並べられた物が目に入った。

今まで布が被せられているのと、明かりが照らされていなかったので見えなかったが、それは大きな浣腸器が二本と真鍮の洗面器だった。

「うぅ、ううぅうーー」

「どうしたの?貴女はこれから浣腸をされるのよ!だって昨日から便所に行ってないでしょう?」

「うぅ、ううぅうーー」後ずさりをする千代。

「何でも責めて下さいって言ったよね!子供でもするのよ!それが無理なら親分との約束も無理ね!」

「うぅ、ううぅうーー」そう言いながら前に進む千代。

「流石は壺振りの千代だ!」親分が小さく手を叩く。

「ここに木枠を挟むから前に屈め!」源吉に言われて前屈みに成る千代の木枠を持って柱に沿って置くと金具で固定する源吉。

長い髪が前に垂れ下がって千代の顔が見えなくなった。

前屈みに成ると直ぐに腰の縄が巻き上げられて腰が固定された。

足枷に縄が巻き付けられて引っ張られると、足を少し開いた状態で固定された。

「千代!気分はどうだ!と聞いても喋られないし、顔も見えないぞ!楽しみ半減だ!」

「ハルさん!親分に千代の顔が見える様に、長い髪を結んで頂戴!多いから四つ位に分けてね!」

ハルが踏み台に上がると横の台の上に被せて有った布を取り払った。

そこには櫛、バリカン、剃刀、タオル、洗面器が並べられていた。

角度的に千代の視界には入っていないが、剃髪の道具が並んでいるのだ。

ハルが櫛を持って千代の髪を掻き分けながら梳かし始めて地肌で分け始める。

千代の気を逸らす様に、正代が指にクリームを浸けて準備を始める。

キヨが横から白い千代の尻を両手で持って、臀裂を左右に開いて肛門を剥き出しにした。

「まるで呼吸をしている様だわ!」

肛門が動いて何かを喋っている様に見える。

正代が指に浸けたクリームをその動いている部分に塗り込む様に動かした。

「ひぃーー」千代がマスクの中で悲鳴の様に叫んだ。

だが身体は完全に固定されて、全く動く事が出来ない。

その間に髪の毛を四等分にして紐で結ぶと、顔を覆っていた長い髪が横にやられて千代の顔が見えた。

「おお!奇麗な顔が見えたぞ!浣腸をされる気分はどうだ!」

「うう、うぅうーー」

「最悪の気分か?便秘は美人には禁物だと書いて有ったぞ!」

「うぅうぅぅー」

「早くぶち込んで欲しいそうだ!美人の糞は匂うのか?」

そう言って笑う親分と正子。

夏木は後ろに構えて、千代の尻を眺めて昨夜の事を思い出していた。

これから浣腸から始まり、あの長い髪を全て剃り上げられるのかと思うと勿体ない気分に成っている。

加納親分の趣味とは言え本当に変態だと思う夏木だ。

だが、今回の罠が成功すれば自分にも東京の縄張りが与えられて、親分と呼ばれる地位が約束されていると考えれば嬉しく成っている。

この生意気な女博徒を完璧に辱めて、先ずは幸先よく事が進む事を期待している。

太い浣腸器のひとつを持って正子が千代の顔の前に持って来た。

「こんなに太いのよ!これを今から貴女のお尻にぶち込んでやるのよ!苦しいのよ!」

そう解説した時、正代が千代の肛門に太い浣腸器の先を差し込んだ。

「うぅ、ううぅうーー」顔を歪める千代。

「どう?今この先が貴女の肛門に突き刺さったのよ!」

「うぅ、ううぅうーー」

押し込み始めると益々顔が歪む千代。

「奇麗な顔が台無しだな!」そう言いながら目でハルに合図を送る親分。

ハルはバリカンを手に持って、千代の頭の後頭部に刃先を持って行く。

丁度四つに分けたひとつの髪の束を左手で持って「ギーギー」「ギーギー」と動かし始めた。

千代の神経は殆どが尻に向いているので、バリカンの動きに向いていない。

糞射

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ポンプを押し込まれてどんどん入って行くと、膨満感がもの凄い勢いで千代の神経はお腹に集中している。

四っに分けた髪のひとつを刈られているのに千代は全く気が付いていない。

顔の横には髪の束が床に垂れ下がっているので、

「うぅ、ううぅうーー」徐々に苦しく成る千代。

「もう終わった様だわ!これもお願い!」正子は自分が持った浣腸器を正代に渡して、二本目の注入を指示した。

一本目の浣腸器の注入が終わり正子から受け取ると、緩んだ千代の肛門に勢い良く差し込んだ。

「うぅ、ううぅうーー」

益々苦しく成る千代だが、四っの髪の束のひとつが既に半分程刈り取られてぶらぶらしている。

俯せの間に後頭部の髪を全て刈り取ってしまう予定に成っている。

流石に次の束が刈り取られると千代も判るだろうが、その時は腹痛と糞射状態でもう髪に構っていられない状態だ。

「ギーギー」「ギー、ギー」バリカンが後頭部を動いてひとつの髪の束が千代の頭から離れた。

「うぅ、ううぅうーー」

「お腹が痛いの?」と正子が尋ねると、その頭の上で長い髪の束を左手に持って見せるハル。

その様子に笑みを漏らす加納親分は、次を刈り取れと目で指示をした。

初めての浣腸にポンプは二本目に成ると中々入らない。

必死で我慢をしている千代も徐々に限界が近づき、お腹がぐるぐると音を出し始めた。

背中に汗が噴き出して、初めての浣腸の辛さが身体から滲み出ている。

それでも正代は必至で押し込むので、二本目が半分程度注入された時、千代がバリカンの音に気が付いた。

「うぅ、ううぅうーー」急に頭を動かそうとする。

「どうしたの?バリカンに気が付いたの?残念だったわね!」

「お前は騙されたのだよ!調教を受けて極楽寺で働け!」親分が笑いながら言った。

「うぅ、ううぅうーー」お腹の苦しさと頭髪を刈り取られた苦しさがマスクの中で唸った。

だが容赦は無しで「ギーギー」とバリカンが動いて刈り取って行くと、もう一つの髪の束が頭から離れて後頭部が涼しく成ってしまった。

浣腸器は肛門に刺さった状態で、もう一滴も入らないが栓をしている状態に成っている為押し込んでいる。

「うぅ、ううぅうーー」全身から汗が吹き出し、便所に行かせてと訴えている千代だが正子も親分も完全に無視して「お腹が痛いの?」

「便所に行きたいのか?」

二人がまるで知らない様な素振りで、親分は煙草に火を点け始めた。

夏木は肛門に突き刺さった浣腸器から、漏れ出した液体が既に千代の糞だと思った。

もう切迫して糞射寸前なのは直ぐに判る。

キヨが大きな盥を千代のお尻の位置に運んで来て置く。

それを待っていた様に正代が肛門から浣腸器を一気に外した。

「ブーーーッ」の音と同時に「ドバーー」と大きな音を立てて肛門から糞が飛び出す。

「あぅ、あぅ、、うぅ、、うぅーーー」糞射と同時に千代の目から涙が噴き出した。

気の強い女程浣腸をされると一気に精神的に落ち込む事をこの連中は知っていた。

その筋書き通り千代は完全に落ち込んでうなだれて居るのがよく判る。

一度出てしまった糞は途中で止める事が出来なくて、最後の一滴まで出し尽くしてようやく終わった。

「まあ、沢山出したのね!匂うわ!早く蓋をして捨てなさい!」

「本当に臭いな!美人の糞は特別臭い!」

既に頭は頭頂部から後ろは刈られて無残な少年の様な頭に成っている。

直ぐに糞は蓋をされて子分たちが来て運び出して行った。

地下室は糞の匂いが充満して耐えられる匂いでは無かったが、親分達は楽しんでいる様子だ。

この場所には排気管が付けられていて、匂いが外に抜ける様に成っているので、徐々に消えていくのだ。

ここで浣腸プレーを時々するので、工夫が充分されていた。

放心状態で濡れたタオルで陰部を拭かれる千代は、屈辱で憔悴している。

「元気がなく成ったわね!」

「本当だ!壺振り師の千代の名が泣くぞ!」

「博徒の女なのに墨が無いのが弱音の原因でしょうか?親分!」

「それも可能性は有るな!この際だから墨を入れるか?博徒として一人前に成れるぞ!」

「でも今更遊女に成るのに墨は入っていると客が怯えますよ!」

「そうだった!女郎に成るのだから既に博徒は終わっていたか!ははは!」

「正代!次の準備を始めて頂戴!」

「奇麗に成ったので気持ちが良い物を入れてあげるわ!」

正代が昨日も使った特性媚薬の小さな注射器を直ぐに千代の肛門に突き刺した。

「うぅ、ううぅうーー」

「浣腸ではないからね!」そう言いながら直ぐに注入を終わる。

「今も少し身体が火照るでしょう?食事の中に入れていたのよ!お尻からもう一度注入されたから、直ぐに効くわよ!」

「夏木!今日も行けるか?」

親分が夏木に「後ろから入れて喜ばせてやれ!」と言った。

夏木は先程の浣腸に興奮して既に勃起状態で、それを見破られたと照れながらズボンを脱ぎ捨てて、上半身は着た状態で褌を外した。

「夏木さん!中出しは駄目ですよ!」正子が笑顔で言う。

「やはり夏木は若い!俺の息子は元気が無いのにな!」

夏木は天井から垂れ下がった縄を左手で持って、右手で自分の男根を持つと直ぐに千代の無毛の女陰に擦り付ける。

「うぅ、ううぅうーー」直ぐに反応する千代。

横から正代が「これを肛門に入れて下さい!興奮しますよ!」

筆程の太さの梁型を手渡す。

木には数か所に窪みと突起が有り、千代の肛門から挿入すると夏木の男根と擦れて大きな刺激を与える。

夏木は自分の男根を持つのを止めて、梁型を早速千代の肛門に挿入した。

意外と簡単に挿入すると、今度は自分の男根を膣口に滑り込ませる。

刈り取られる髪

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「うぅ、ううぅうーー」

「おお!何かが、、いいぞ!刺激が強い!」挿入すると同時に叫ぶ様に言う夏木。

自分の男根が動く度に肛門から入った物が刺激に成って快感に成っている。

大きく腰を動かし始めると快感はお互いに同じ?千代の方が圧倒的に感じていた。

薬の影響は肛門から入った異物で一層飛躍的に高く成って、過去にない性的興奮に導いていた。

「声の出ないのに!凄いわね!」

「あぅ、あぅ、、うぅ、、うぅーーー」束ねた二つの長い髪が獅子舞の様に動く。

殆ど頭が動かないのにと、驚く加納親分と正子。

しばらくして夏木はベルトの上に射精して、背中に倒れ込んだ。

同じ様に千代も意識を失ったのか、項垂れてしまった。

「刺激が強すぎた様だな!源吉!反対向けて貰えるか?仕上げだ!」

「はい!」

縄を緩めてベルトのフックの位置を変える。

足枷の縄も緩めて高い位置に場所を移動させると、今度は木枠の固定を外して持ち上げる。

その時目が覚める千代が抵抗の様な事をするが、両手と首が動かせないのでどうする事も出来ずに仰向けにされて固定された。

長い髪の束が床まで伸びて、後頭部が少年の様に成っている姿は見えない。

身体を反転させると緩んでいたベルトを結んでいる滑車を動かして、吊り上げると腰が浮き上がる。

同時に足枷の縄も引っ張って、大きく開かせると先程夏木の男根に突かれた女陰が愛液で濡れて光っている。

「気分はどうだ!今度は外国から買った道具を使って充分逝かせてやるからな!」親分が言う。

正子が細い道具を持って千代に見せる。

「前にも教えてあげたわよね!これは貴女の好きな太い物では無いけれど陰核の裏側を責める道具なのよ!殆どの女はこれで責められると理性が消えて判らなく成る程燃えるのよ!貴女にも味合わせてあげるわ!その間に残りの髪も奇麗に散髪して貰いなさい!」

「うぅ、ううぅうーー」急に我に返ったのか何かを訴える千代。

「どうせ気を失うから、その間に奇麗につるつるに剃ってあげるわ!今度気が付いたら奇麗な尼さんに成っているわよ!」

「うぅ、ううぅうーー」

「気絶しないと思っているのでしょう?そうね!先程も気絶はしてなかったわね!放心状態だっただけね!」

「だがな!今回は気絶するぞ!博徒のお前を女郎にする為に諦めて貰わなければ成らないからな!坊主にされた位で素直に女郎に成る女では無いだろう?そこにいる源吉は縄師以外の本職が有るのだよ!」

「うぅうぅぅー」

「本職は博徒がお世話に成る彫り師なのだよ!夏木の墨も源吉が彫ったのだよ!見事な獅子だっただろう?」

「うぅうぅぅー」

「見てないか?入れて貰って気持ちが良くて見られなかったか?」

「うぅうぅぅー」

「だがお前は女郎だ!その奇麗な白い肌を墨で汚すのは商売に影響する!だから毎日よく見える場所に小さな桜の花びらを入れてやろうと思ってな!」

「うぅうぅぅー」

「そうだよ!ここに入れて貰うのよ!」股間に入った正子が右手で千代の恥丘から陰核を指で撫でた。

「ひぃーー」

「感じるわよね!土人の女の子はこれをちょん切るらしいわ、墨を入れる位ましだわ!この豆が絶えず出る様にして貰えるのよ!良いでしょう?」

「うぅうぅぅー」

恐ろしい事を聞かされて恐怖に成る千代。

「その前に充分気持ち良くさせてあげるわよ!髪もさっぱりしなくてはね!」

大きく開かれた股間は、昨日まで黒々としていた部分は青白く光り別の物に見える。

「奇麗につるつるのここに桜の花びらを彫って貰えば、貴女が燃えると赤く輝くかも知れないわ!」

「うぅ、ううぅうーー」

「昨日も塗ってあげた軟膏を塗って置きましょうか?源吉さんに沢山触って貰うから感じる方が面白いでしょう?」

軟膏を取り出すと横から正代が「剝いてあげるわ」無毛で丸見えの陰核を指で触って剥き出し始めた。

「あぅ、あぅ、、うぅ、、うぅーーー」

大きく足を動かそうとするが、伸びた両足で動くのは足の指先位だ。

その指先が痙攣する程伸び切って大きな声がマスクの中で発せられた。

「奇麗な豆が剥き出せたわ!」

正子が指に浸けた軟膏をその豆に塗り込むと「あぅうぅ、あぅぅうぅうーー」

狂った様に動かない身体を動かして、頭を動かすと長い髪を束ねているが大きく揺れた。

「ハル!始めろ!奇麗にしてやれ!」

ハルがバリカンを持って千代の額に近づいた。

気が付いて必死に成る千代に「もう後ろは坊主に成っているのよ!諦めなさい!」

それでも頭を動かす千代。

「俺が押さえてやろう!」嬉しそうな顔で千代の頭を押さえる親分。

豆を剥かれて軟膏を塗られて、燃える様な陰部に変わってきた千代に、今度は変な道具を持った正子が「さあ、燃えて来たでしょう?これを入れてあげるわ!細いけれど良く効くらしいわ!」

正代が両手で女陰を押し広げると、小陰唇、膣口にピンクの肉片が大きく口を開いた。

その中に曲がった細い道具を挿入する正子。

「ほら、簡単に入ったわ!でも場所を探すのが大変なのよ!女性個々で少し違うのよ!」そう言いながら細い道具を動かして、膣の中を移動させる。

「あぅぅぅーうぅーーー」急に大きく反応を始める千代。

「ここなのね!さあもっと強く動くわよ!」

「ああーーううぅうぅーーーああーー」

仰け反る様に成る頭にバリカンの刃先が入って「ギーギー」「ギーギー」と刈り取りを始める。

「おお!大人しいな!頭が硬直して刈り取り易いぞ!」刈り取られる長い髪に興奮する加納親分。

刻まれた刻印

  68-042

筒の先が開いて小さなブラシの様な物が出る仕掛けが有る。

千代は自分の急所(Gスポット)を責められて、完全に我を忘れて逝き続ける。

「ああーうぅうぅーーー」もう仰け反った状態で、感じているが他の事が考えられない様だ。

バリカンがひとつ目の髪の毛の束を刈り取ったのは直ぐの事だった。

「ほら、長い髪が刈り取れたぞ!涼しいだろう?」

長い髪の束を持って嬉しそうだが、千代は全く反応せずにマスクの中で絶えず喘ぎ声を発していた。

細い道具を抜き取ると今度は指を入れて、動かし始めると愛液が溢れ出して「チャプ、チャプ」と音を出して洪水状態に成ってしまう千代の膣。

「凄いは!音が聞こえるでしょう?」

「ああーうぅーーううぅうーー」

「残りも刈り取ってしまえ!」

ハルが再び千代の頭にバリカンを入れると「ギーギー」「ギー、ギー」と音を立てて残りの髪を刈り始める。

沢山有って長い美しい髪は千代の頭から消えて、少年の様な坊主頭に成った頃、完全に逝き切ってぐったりと放心状態に成っている。



正子が股間から退くと、源吉が刺青の道具を持って股間に入った。

「麻酔を注射して先に剥き出しましょうか?」

「気絶しなく成るだろう?」

「面白く無いぞ!墨を入れ終わって最後に剥き出すのは駄目なのか?」

「麻酔の注射を陰核に打てば同じですよ!」

「それはそうだな!」覗き込んで笑う親分。

「濡れたタオルで拭いて下さい!べたべたです!」陰核を見て言う。

感度の悪い女郎の陰核を過去にも剥き出して、感度を上げた事も有る源吉。

陰核包皮切除と云われる簡単な手術に成る。

医者に習ってこの方法を女郎に取り入れて、喜ばれる様に成ったので自信を持っていた。

千代の場合は感度が悪いのではなくて、墨を入れてその中心にする為だ。

陰核を開くと花びらが開く様な細工の為、感じる部分に墨が入れられる事に成る。

初めて源吉が千代の陰部を見た時に閃いた様だ。

加納親分に話すと、墨が入って無い事に驚いたと言うと、面白い嗜好だと絶賛したのだ。

生意気な女壺振り師千代を完璧に破滅させるには最高の趣向。

「下絵を描いてみますのでご覧下さい!」

「おお!面白そうだ!」

「正代さん手伝って貰えますか?」

正代が左側から手を伸ばして、千代の陰部を広げる。

「うぅ、ううぅうーー」女陰を左右に広げられて再び感じているのか、墨を入れられる恐怖に唸っているのか判らない。



「動かない様に出来ませんか?」源吉が言う。

それは陰部に絵を描き始めて、千代が微妙に動いて押さえていても奇麗に描く事が出来ないのだ。

その間に頭を剃る準備も出来上がって「身体を起こすと剃るのに都合が良いのですが?」

ハルが言う。

千代の一番感じる部分に絵を描く為に広げられて、筆を動かすので耐えられない千代。

「あぅ、ぅぅうーー」少年の様な頭を大きく動かしている千代。

「親分!先に豆を剥くのはどうでしょう?」

「そうだな!そうするか?頭も剃る準備が出来たしな!」

「墨は完全に剝いてからゆっくり入れましょう!」

千代を起こして頭を剃り上げる準備をする為、源吉が股間から出ると木枠を外して天井からの縄に木枠の両端を結びつける。

引っ張ると斜め位の位置に引っ張られて、丁度頭を剃り易い高さと角度で固定された。

「ほら、お前の長い髪を見てみろ!」

親分が手に持って見せると「うぅ、ううぅうーー」と千代は涙を滲ませた。

「泣いているのか?尼さんにしてやるから、仕事は出来ぞ!壺振り師は出来ないが腰振りは出来るだろう?」そう言って笑う。

少年の様な頭に刷毛でシャボンを塗り始めるハル。

「今から、貴女が素直に女郎に成れる様に陰核を剥いてあげるからね!痛くないわよ!この注射を打って貰うからね!」正子が注射器を見せた。

「うぅ、うぅうー」

動かない首を動かそうとする千代。

「大丈夫よ!気持ち良く成って、男に抱かれるのが好きに成るから、女郎としては良いのよ!」

正子が源吉に注射器を手渡して股間に戻ると、キヨが千代の女陰を押し広げる。

「一番感じる場所に注射を打って貰え!」

「ひぃーーうぅーー」怯える千代。

押し広げられた女陰を指で調べる様に抑える源吉。

注射針を打つ場所を探すと躊躇わずに突き刺した。

「ぎゃーーーーーーーーー」の声がマスクを超えてその場の全員に聞こえた。

声が消えると同時に千代は意識を失って項垂れた。

「強烈な痛みが走ったのね!感じ易いから特別強く感じたのね!」

意識を失うと近い場所にもう一度注射をする源吉。

そして今度は別の少し太い注射を千代の腕にして、そのまま眠らせてしまった。

「三時間程以上は起きませんので、頭も奇麗に剃れるでしょう」

シャボンが塗られた頭は蒸しタオルを巻き付けられて、再びシャボンを塗りつけると「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」と音を立てて剃り始めた。

キヨに女陰を広げさせると、源吉は話していた事と異なる行動を始めた。

下絵を描かずにいきなり墨を彫り始めたのだ。

「どうしたのだ?」親分が尋ねる様に言った。

「眠らせたので、急に彫りたく成りました!彫り師は気分が乗っている時にしか良い物は彫れませんからね!」そう言いながら千代の陰核の近くに突き刺す。

小さな花びらを彫る予定に成っているので、時間はそれ程必要無いのだ。

陰核切除

 68-043

「源吉!女のその様な場所に墨を入れた事は有るのか?」

「いえ!今日が初めてです!」

「この様な場所に墨を入れられた女はどの様に成る?」

「中々面白い趣向ですよ!女が股を開くだけでは墨は殆ど見えません!もしも陰毛が生えたら全く見えないでしょう!」

「面白い趣向だ!」

「女陰を開くと花びら開いて雌蕊がピンクの顔を出すのです!」

「誰でも出来るのか?」

「この女の女陰が丁度この墨に適した身体だったのです!女陰も十人十色の色と形ですからね!この女は色が白くて肌が奇麗ですから映えるし、形が良いからです!」

「そうなのか?」覗き込む加納親分。

「豆は興奮すると出る様に剥きますので、普段は見えません!」

「面白いな!いつ見せて貰えるのだ!」

「十日は必要でしょうね!馴染む時間が必要ですからね!」

「そうか!十日もかかったら、抗争が終わっているぞ!」

「店の開店にはぎりぎりでしょうね!」

「間に合わなくても良いから、完璧な女郎に仕上げよう!評判に成れば遠くからでも客が来る‼上客がな!」

上機嫌の親分だが、キヨは手で広げているだけで痛いだろうと、変わりゆく千代に陰部に目が凍り付いていた。

しばらく見ていたが飽きたのか、親分と正子はその場を去って地下室から出て行った。

頭はその後奇麗に剃り上げられて、青光りのつるつるの頭に成った。

「本当に細かい作業ですね!」正代が自分達の仕事が終わって覗き込む。

「普通に見えたら面白く無いでしょう?大きく股を開いて交わろうとした時に現れる!それが面白いのです!」

「でも痛いでしょうね!舐められたら気持ち良いけれど針を突き刺されたら気絶するわ!」

「麻酔が無ければ狂いますね!気絶の繰り返しに成るでしょうね!」

徐々に彫られる桜の花びらに、驚きの表情に成るのは手伝っているキヨだった。

陰核にも彫られるので、自分の事を考えると耐えられない痛みに思える。

陰核鬼頭以外には全て彫り進められて、陰核包皮は全て墨が入っている。

小陰唇の表面の一部にも墨が入ると、確かに千代が普通に立っているだけでは何も見えない。

大きく股を開いて初めて墨の存在に気が付くが何か判らない。

女陰を大きく広げて陰核を剥き出して初めて桜の花びらが判明するのだ。

しばらくして、源吉が「墨はこれで完成です!次は陰核鬼頭を剥き出します!」

麻酔で眠る千代を見て女達は剃髪も終わったので、革のマスクを取り外して口の中から布を引っ張り出した。

すると無意識の中で大きく息をする千代。

「苦しかったのね!木枠も外してもよろしいですか?」源吉に尋ねる。

「必要無いでしょう?後ろ手に縛って下さい」

木枠を外すと青く光った頭を後ろに項垂れて、再び大きく呼吸をした千代。

「う、う、いゃーーだめ、あっ、あっ」急に声を出し始める千代。

「夢を見ている様ですね!今陰核を剥かれていますから、感じるのでしょう!」

「感じ易いので?」

「そうかも知れませんが、今皮を伸ばして少し切除しますから、もっと声を出すかも知れませんね!」

源吉が引っ張った皮膚を、非常に少しだけ切除する。

「ああーーううぅうぅーーーああーー」大きな声を発して天井を見る千代。

「これで完成です!興奮すれば絶えず豆が露出して、桜の雌蕊の様に見えるでしょう?」

「でも奇麗な女陰ですから、この様な墨が入るのですね!」

「本当にその通りです!こんなに奇麗な女陰の女性は少ないです!形が良くても色が黒くて墨が映えません!この女は形も色も最高です!この様な墨を入れる事が出来る女には多分巡り合えませんな!」

話をしている最中に親分が正子と一緒に戻って来た。

「墨が入ったらしいな!」

「おお!これは見事だな!傷が治れば完璧に成るな!」

「はい!本当はこの乳房にも墨を入れたいのですが、商売に影響しますので諦めます!」

「そうだな!この白い肌に牡丹の墨でも入れたら奇麗だろうな!」

そう言いながら千代の乳房を揉み始める親分。

「うぅ、あっ、あっ」

「おい、気が付いているのか?」

「多分夢を見ているのだと思いますよ!」

「それなら、身体を降ろせ!生尺をして貰おう!」

「親分!今元気に成ってもこの女は使えませんよ!」

「それならあの若い女を連れて来い!千代に生尺をさせて、あの絹子の娘を犯してやる!」

縄が緩められてようやく床に降ろされる千代。

後ろ手に縛られて両足は大きく広げた状態で、切除された部分に薬を付けたガーゼを貼り付ける源吉。

「このつるつるの頭が動くと堪らんぞ!」

床に座らせると千代の頭を持っている正子。

着物の前を開いて腰に引っ掛けて、下半身を露出させて褌を解き始める親分。

「準備出来たぞ!口を開かせろ!」

正子が千代の口を開かせると、親分は躊躇わずに自分の男根を千代の口にねじ込む。

「うぅ、ううぅうーー」苦しく成る千代。

つるつるの頭を親分が持って動かし始める。

「うぅぅううぇー」奥に入ってえずく千代だが、構わず頭を大きく動かす。

その時、小夜がハル達に連れられてやって来た。

「千代さん!」哀れな姿を見て驚きの声を発する小夜。

「早く着物を脱ぐのよ!」浴衣の様な着物を毟り取る様に脱がせるキヨ。

「布団の上に横に成るのよ!親分が抱いて下さるのだよ!嬉しいだろう?生娘を女にして頂いたお礼に修行の成果を見せるのよ!」

無理矢理布団に仰向けに寝る様に言われて渋々横に成る小夜だが、あの美しくて強い千代の姿を見てこの親分には誰も逆らえないと観念していた。

諦めと決断

  68-044

「いいぞ!いいぞ!壺振り師の千代は口を振るのも上手だ!」

しばらく動かしていたが、大きく勃起した男根を千代の口から抜き取ると、小夜の身体に抱きつこうとする。

着物が邪魔をするので、急いで帯を解くと着物を着た状態で小夜の足を持って勢いよく広げた。

「あっ、いゃー」と声を出すが、構わず勃起した男根を小夜の股間に挿入した。

「あっ、いた、いたいー」乱暴な挿入に痛みを感じる小夜だが、親分は無理矢理奥まで挿入して、腰を動かし始める。

小夜も直ぐに馴染んで「ああーーううぅうぅーーーああーー」と声を発して反応をしてしまう。

毎日日課の様に使われているので、直ぐに感じてしまう身体に変わっていた。

生娘から女郎への階段を着実に登っているのがよく判る。

しばらく続くと大きな小夜の声が地下に広がって、親分の腰の動きが早く成り果てた。

「中々反応が良く成ったぞ!もう少し調教を積めば開店には万全で出られるな!」

ぐったりとして、股を閉じる気配もない小夜は無残な姿をさらしている。

しばらくして「こうして見れば千代も中々良い女郎に成るかも知れないな!」

そう言い残して地下室を出て行く親分。



夜に成ってようやく目覚める千代。

座敷牢に後ろ手でおむつを付けられて、眠らされていた。

陰部を見る事が出来ないので、どの様にされたのかも確認出来ない。

キヨとハルがおにぎりを持って牢にやって来たが、何を聞いても喋らないで「食事をしなければ力は出ないよ!」それだけ言うと、直ぐに牢から出て行った。

坊主にされた事は直ぐに判るが、おしめの中がどの様に成っているのかが心配だった。



翌朝「気分はどう?」正子が様子を見に来て尋ねた。

「最悪!」吐き捨てる様に言う千代。

「先程大塚から、大阪に着いたので午前中には迎えに行くと電話が有ったわ!」

「会いたいかい?」

「、、、、、、、」

「貴女の姿を見れば感激の涙を流すでしょうね!」

「けだもの!」

「何!けだものだと!良い声を出して喜んでいたのに、まだ元気が残っているのね!貴女の陰部には奇麗な花を入れてあげたのよ!楽しめる様にもしてあげたのよ!女郎としてこれから生きていくのね!」

「貴女はそれでも女なの!」

そこに食事を運んで来たキヨが「大塚さんとご対面するから食事を食べて元気を出して!」

「縄を解いてよ!」

「ここに背中を持って来なさい!」

牢の間から手を入れて縄を解くキヨ。

千代には最後の機会だと思った。

大塚さんと会えるなら、その時に罠を伝えて抗争を止めさせる事が出来るからだ。



その後千代は食事を終えると、尼僧の様な着物を与えられて着替える。

だがおむつの中を見る事は厳禁だと言われて、監視がされているので触れる事は無かった。

正子が尼層の着物を着るのを見計らった様にやって来た。

「大塚が来たら、この紙に書いて有る事を伝えて帰らせるのよ!」

そう言って便箋を差し出す正子。

千代が便箋を受け取ると「貴女がそこに書いて有る事以外の事を大塚に言えば、その場で貴女も大塚も、そして本郷の親子も死ぬ事に成るのよ!」

便箋には

横田千代はこの度、縁有って加納組が開店させる新しい遊郭(極楽寺)のお抱え女郎に成って働く事に成りました。

女郎の基本である下の毛も剃り、(極楽寺)と云う尼寺遊郭で働く為に長い髪を剃り決意致しました。

ここに私は、壺振り千代を捨てる意味でこの品を細田の親分にお渡し下さい!そして私の事は今後お忘れ下さる様お伝えお願い申し上げます。

本日は私の為、遠路お越し頂きましてありがとうございました。

「こんな、、、、、」絶句する千代。

「それを言えば細田組長が激怒して、神戸に乗り込んで来るわ!」

嬉しそうに言った時、加納親分がやって来て「全員殺されるか?お前の態度に委ねられているのだ!まあ全員殺されたら絶対に細田組は乗り込んで来るから、飛んで火にいる夏の虫だ!」

「悪知恵が働くのね!」

「どちらにせよ抗争は避けられないだろう?ははは!」

「とにかく、皆殺しからの抗争は避けたいでしょう?その文面を覚えて大塚に伝えるのが最善だと思うわよ!」

「大塚が来るまでに暗記して置く事だ!それから土産は額とこの髪の束だ!」

キヨが陰毛の額と髪の毛を束にして持ってやって来た。

「忘れていた!この写真も一緒に渡して貰わないと、千代の下の毛だと判らないからな!」

正子が差し出した写真を見せる。

「こんな、、、、、」

「嫌なら直ぐに全員あの世行だ!」

そう言うと座敷牢の前に額と髪の毛の束、そして緊縛写真を置いて出て行った。



千代は全員の命を助けて、抗争に成らない様にするにはどの様にして大塚さんに伝えるか?その事だけを必死で考えていた。

抗争さえ起らなければ細田組が乾組に負ける心配は無い。

自分の身を犠牲にしてでも恩義有る細田親分をお守りしたいと思う千代。

剃り落とされた長い髪の束が一つに纏められて、目の前に置いて在るが無念の気持ちと結婚の二文字が遠くに行ったと思う。

鉄太郎さんは自分の今の姿を見て、どの様に言うのだろう?

細田の親分が告げに向かうだろうが、驚く顔が目に浮かぶ千代。

時間は容赦なく過ぎて、大塚哲雄の来る時間が刻々と近づいていた。

暗黙の伝言

   68-045

「大塚がやって来たわ!行きましょうか?」

正子が座敷牢に迎えに来て言った。

一緒に源吉が付いて来て座敷牢の鍵を開くと「暴れるとか変な動きをすれば、大塚をはじめとして全員殺すのでお忘れなく!」牢を出る時に念を押した。

キヨがやって来て「これは私が運びます!」そう言って長い髪の毛の束を持ち易い様に丸めて額の上に置いた。

「あっ」それを見た千代が咄嗟に閃いた。

今まで伝える方法が無かったが、キヨの仕草が千代に閃きを呼んだ。

食事の膳の上に残ったほうれん草のお浸しをさりげなく拾う千代。

「私の髪をそのまま渡すの?」

「風呂敷に包んで持たせるわよ!」

「せめて白い紙にでも包んで下さいよ!」

「そうだわね!貴女が大事に伸ばしていた髪だものね!」正子は納得したのか、キヨに白い紙を準備する様に言った。

正子はこの時、白い紙の上に千代の黒髪を置くと一層映えるので、大きな衝撃に成ると喜んでいた。



客間に通された大塚に加納親分が「千代が帰りたくないと言っているのだが?どうしたものかな?」

「それはどう言う意味でしょう?」

「今度開店する店で働きたいと言うのだがな?」

「今度開店する店?」

「そうだよ!遊郭の店だ!」

「えー、そんな馬鹿な事が、彼女は秋には結婚するのですよ!」

「信じるか信じないかは本人から話をさせるから、聞きなよ!」

「私も餓鬼の使いでは無いのですよ!そうですか?では帰れないのですよ!きちんと礼も持って来たのだ!」

「だが本人が帰らないと言うので、お礼も受け取る事は出来ない!」

「本人に聞いてみます!合わせて下さい!」

「今、連れて来るが驚くなよ!本人は遊郭で働く気持ちで一杯だ!」

その時正子が「千代さんを連れて来ました!」と襖の向こうで言った。

「入れ!」

「お邪魔します!」正子が入って来て大塚に会釈をして「本人から説明しますが、驚かれない様にお願いします!」

「千代‼入れ!」加納親分の声で千代が部屋に入って来た。

「、、、、、、な、なんですか!!」大塚が千代の姿を見て驚いて立ち上がった。

「若頭!驚かれたでしょう?」

「当たり前だ!その姿は何だ!」

「横田千代はこの度縁有って加納組が開店させる新しい遊郭(極楽寺)のお抱え女郎に成って働きます。

女郎の基本である下の毛も剃り、(極楽寺)と云う尼寺遊郭で働く為に長い髪を剃り決意致しました。

ここに私、壺振り千代を捨てる意味でこの品を細田の親分にお渡し下さい!そして私の事は今後お忘れ下さる様お伝えお願い申し上げます。

本日は私の為、遠路お越し頂きましてありがとうございました」

そう言うとキヨが横から、長い黒髪、額、写真を一緒に千代の横に置いた。

「先ずこれは女郎に成る為に下の毛を剃った証の品です!」

額を座敷机に並べて写真を添えた。

「、、、、、、、」驚いて言葉を失う大塚。

「それからこれは鉄太郎さんに、結婚は出来ませんと言ってお渡し下さい!」と言うと白い紙を置いて長い黒髪を上に置くが、長くて座敷机からはみ出した。

「すみません!」そう言いながら長い髪の束を丸くして白い紙の上に置くと、隠し持ったほうれん草の小さな葉を中央に落とした。

「遠路お越し頂いて、本当に若頭には申し訳有りませんでした!細田の親分さんにはお詫びの言葉もございません!」深々とお辞儀をした千代。

その姿に違和感を持ちながら、黒髪の束の中央に落ちた葉を見て頷く大塚は「細田の親分に報告しますが、黙ってはおられませんよ!」

大塚は黒髪の束を白い紙で包む様にして自分の方に引き寄せると、持って来た風呂敷に包み込むと唇を噛み「お元気で!」と言って風呂敷を自分の足元に置いた。

「額と写真を包む物を持って来い!千代はもう用事は無い引き取れ!」加納親分は千代が何かを言うと困るので、直ぐに部屋を連れ出した。

「加納親分!貴方は怖い物知らずの様ですね!この様な事をすると必ず後悔しますよ!」

「そうか!東京からわざわざご苦労だったな!親分にはいつでも相手に成ってやると伝えてくれ!」

「枕は高くは出来ませんで!」と捨て台詞を残して大塚は加納組を後にした。

「とんでもない男だ!千代さんを遊女にするとは!」一緒に来た子分に呟く様に言った。

「抗争に成るのですか?」

子分が問うと「いや!成らない!千代さんの必死の訴えで判った!これは罠だ!もう少し我慢してくれ!千代さん!」そう言うと二人は本郷組に行って事情を話した。

その後夕方の夜行列車で東京に帰って行った。



加納親分は乾組に今日の経緯を話して、三日以内に東京から神戸に組員が来るから、もぬけの殻に成るので仕掛けて欲しいと依頼した。

そして組員達には一週間以内に抗争が勃発するので準備を整える様に指示をした。

遊郭(極楽寺)の開店は正子達の手に委ねられて、その日も本郷母娘は調教を受けて、生尺の特訓をさせられていた。

「明日はあの女にも生尺の運連を始める予定です!」

「そうだな!素直に成るのは抗争が終わってからだろう?細田組が破れて、後ろ盾を失えば諦めるだろう?」

「開店には万全を尽くしますが、細田組が開店に合わせて神戸に来る事は無いでしょうね?」

「大丈夫だ!背後を乾の兄弟が襲うから、慌てて戻る筈だ!だがその時は遅いだろう!細田組は挟み撃ちに成る!開店までに決着する!」

「加納組が東京に乗り込むのですか?」

「乾の弟分北口組が邪魔をする事に成っている!東京を出れば兎に角細田は終わりだ!」

嬉しそうに言う加納親分。

すごい技

  68-046

だが予想に反して細田組は全く動く気配が無い。

翌日乾から情報を貰って加納親分は「動きが無い様だ!昨日の夜行で東京に帰ったので、既に細田の耳には入っている筈だ!」

「電話で連絡をしているので、今日には動きが有ると思っていたのですがね!」

夏木も親分に話を聞いて心配に成った。

「神戸に乗り込むには準備も必要だろう?二日程待ってみよう!」

「来ないと見せかけて襲うのでは?」

「乾は既に準備をしているらしいからな!北口も狙っている!」



翌日千代にも生尺の練習をさせると張り切る正子。

だが腕が立つので手には縄を結び、行動を制限している。

「この様な事をしていたら、商売に成りませんよ!私も遊女に成ると覚悟は出来たのよ!」

「何故覚悟が出来たの?」

「細田の親分に見捨てられたからよ!」

「何故見捨てられたと思うの?」

「だって助けに来る気配が無いのでしょう?」

「そ、それは、、、、、」

千代は自分の作戦が成功して、若頭の大塚さんが気づいてくれたのかが心配だった。

今の正子の反応を見て安心したのだ。

もう自分はどの様に成っても良い、細田の親分への義理を果たせたと心は安ど感に包まれた。

若頭の大塚さんは頭の良い人で、細田の親分が一番信頼を置く人物だと話したのを聞いた事が有る。

「親分の物を舐めれば良いの?」

「素直だね!驚いたよ!誰か親分を呼んで来て!」



しばらくして加納親分が「千代が俺の物を舐めたいだと!」

「そうなのですよ!自分は細田の親分に見捨てられたので、遊女で働く覚悟が出来たと言うのですよ!」

「そうなのか?確かに細田はお前を助けに来る気が無いのかも知れないな!乾の兄弟からの連絡では既に大塚も戻ったと思われるのに動きが無いらしい!まあ、それなら(極楽寺)の開店を期待するしかない!また別の方法を考えるしかないな!」

「親分はどの様にしてでも細田組と一戦するのですね!」

「関東進出の足掛かりにするのだよ!その為には神戸の新店の成功は絶対だ!お前のやる気を見せて貰おうか?変な事をすれば本郷母娘は直ぐに殺す!」

「今更そんな野暮はしませんよ!」

「親分の褌を外して生尺をして見せて!」

千代が仁王立ちの親分の着物の前を弄ると、褌の上から手で男根を優しく撫でる。

「中々手つきが良いぞ!遊女に成る素地が有る!」

「褌を外してよろしいでしょうか?」

親分が着物を後ろに捲り上げて、褌を外し易い様にした。

千代は躊躇いもなく親分の褌を緩めて外し始める。

親分は毎日の様に性行為をしているので、中々勃起はしないので困るだろうと心の中で思っている。

正子も同じ様に親分を勃起させれば使い物に成ると思いながら見ている。

案の定元気の無い男根が褌から現れると「元気が有りませんね!」微笑みながら下から親分の顔を見る千代。

「連日頑張っているからな!女郎はこの様な男も立たせて出すのが仕事だ!」

「はい!判りました!頑張って見ます!」笑顔で親分の男根を右手で持って、左手で玉袋を軽く触る。

「中々心得ているな!お前の婚約者にしてやったのか?」と言った時、左手で少し強く握られて「うぅ」と声を発した親分。

「痛いですか?」

「いや!驚いただけだ!」

千代が股間に顔を近づけると、男根の先を少し手から出して鬼頭をぺろりと舐めた。

そして微笑みながら見上げる。

右手を動かしながら口を大きく開けると、親分の男根を口に入れる千代。

正子はその様子を見て、既に諦めて女郎で生きて行く決心が出来たのだと思った。

頭を動かして男根を舐める千代の姿に、親分も満足そうに見ているが中々力強い勃起に成らない。

すると千代が今度は手で男根をすごきながら、股間につるつるの頭を入れて親分の玉袋を舐め始める。

「お、お、うぅ、うぅーーこりゃ、たまらん!」親分が声を発した。

千代は毛むくじゃらの玉袋を一気に口に咥える。

「あ、おい、だ、だめだ!」

片方ずつ口に咥えて舌で転がされて、親分の男根が勃起していた。

「た、た、これはきつい!」

手の動きを早くされて、親分が手こきで逝かされる姿を、この後正子は目の当たりにしてしまった。

射精は少しだが、明らかに逝ってしまったのだ。

「俺が手で、、、、、」そう言って言葉を失ってしまった。

「親分さんも剃られたらどうですか?」

そう言いながら千代がちじれた陰毛を口から吐き出して紙に包んだ。



疲れた様子で正子と別の部屋に行くと「何だ!あの女は俺が手で逝かされるとは、、、、」

「親分あの女は女郎に成る為に生まれて来たのですね!親分をそれも三日目なのに、手で逝かせるとは、信じられません!」

「風呂に入って来る!」

意気消沈気味で風呂に向かう親分。



その頃細田組長は若頭の大塚と相談して、鉄太郎に事実を伝える決心をした。

電話で詳しく状況を説明すると驚いた鉄太郎だったが、後は自分が始末を付けますと言ってやくざ同士の争いに成らない様に諭した。

妻に成る筈の千代が身を挺して防いだのだから、決して無にしないで欲しいと最後は涙声で言った鉄太郎だった。

細田の親分も最後はもらい泣きをしてしまう程、鉄太郎の心の大きさに感動していた。

開店前

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「あの女は特別な客だけにしよう、まだ安心出来ないのとあの技は売りに成る」

「勿論三人は値段を上げて、上客だけの相手をさせますよ!」

親分と正子は食事をしながら話し合っていた。

「取り敢えず数日間は千代には客寄せとして、店の飾り部屋に置いて呼び込みをさせて、特別な客の指名が有れば付ける事にしよう!」

「値段は普通の女郎の倍を考えていますが?」

「極楽寺そのものが普通の遊郭の倍近い値段なのに、その倍か?」

「絹子と小夜で倍、千代は三倍と考えています!上客を最高二人程度で、千代は一人だけで予定しています。監視を当分しなければ何を企むか判りませんからね!」

「客と組んで脱出を図るかも知れないから、開店までにその様な事を考えない様に性奴隷に身体を育ててしまえ!」

「既に相当好き者に成っていますがね!唯豆を剥いたので仕込み方が限定に成りますね!」

「当分客は取らずに見世物に使うしか方法が無いな!」

二人は面白いので墨を入れて豆を剥きだしたが、逆にそれが障害に成って千代の扱いに苦慮していた。



翌日初めて自分の股間を見せられて驚きと失望の中で、尚一層この場所で生きるしか望みが無いと諦めて涙した千代。

本郷母娘は毎日の様に加納組の上層部の男を相手にして、女郎の訓練をさせられていた。



開店二日前に加納組に直接電話が有り、正子は驚いて声が飛び跳ねてしまう程だった。

内容は初日に遊びたいが、噂で聞いた初見せの女郎三人を貸し切りで呼んで欲しいと云う内容だった。

正子がまだ一人は客を取れる程には成っていないと言うと、隊長はその様な初心な女性が好みだ!心配するな!と言った。

正子は押し切られる様に一応店主に相談しますので、明日もう一度連絡を下さいと電話を切った。

正子は親分が戻るのを待って「親分!(極楽寺)の噂を聞いたと陸軍のお偉いさん三人が初日に予約して来ましたが、保留しました!どうしましょうか?」

「陸軍のお偉いさんが?指名をしてきたのか?」

「噂で初日、女郎が三人初見せだろう?その三人を準備して欲しいだって!」

「軍にまで噂が広がっているのか?俺の狙いは正しかったのだ!軍には沢山の客が来るから、今後接待に使うのだろう?これは繁盛が決まった様なものだな!」

「でも本郷の二人は大丈夫ですが、千代はまだ仕込みが足らないと思いますが?」

「だがこの機会を逃す手は無いぞ!例の薬で燃え上がらせれば勝手に客を喜ばせるだろう?それに例の薬も飲ませれば何も喋らずに雌に成るだけだろう?客には少し頭が変だとでも言えば良い!それでも危険だから覗き穴から監視すれば変な事をすれば、直ぐに判るだろう?」

「そうですね!あの薬を使えば色情の雌に成るでしょうね、前に比べれば豆も剥かれて初めての男だから大変な事に成るでしょうね!」

「軍人も女に燃えられて喜ぶだろう?上機嫌で帰れば大いに宣伝に成るし、今後も使って貰える事は間違いない!」

二人は開店までの段取りを相談して、千代の身体を万全に仕上げる様に計画を立てた。

性交そのものは一切せずに、客の扱いを教える事を熱心に教えた。



開店日の昼過ぎから、女郎の最終検査が始まって正代達は大忙しで、頭をつるつるに剃って陰部も奇麗に剃り上げる。

三人の女を除いて全ての女郎は同じ尼層の衣装に身を包み、準備が整って(極楽寺)に向かった。

送り出した後、絹子と小夜は別々の部屋で最後の仕上げが始まった。

捕らえられてから一度も二人は顔を合わせていない。

顔を見ると気持ちが変わるので敢えて合わせていないのだ。

「今夜の客は陸軍のお偉いさんだからね!今夜は貸し切りだから朝まで楽しみな!」

正代が絹子の頭を剃りながら教える。

「軍人さんの貸し切りですか?」

「軍人と言っても男だ!それもお偉いさんだから野蛮な事は無いから安心だわよ!」

しばらくして頭を剃り終えると「着物を捲り上げて貰える?下の毛も奇麗にしなければ客が痛いからね!」

「、、、、、」捕らえられてから二度目の剃毛に抵抗を見せる絹子。

「伸びて既に黒く成っていたでしょう?早くして忙しいのよ!」しずに急かされる。

横からキヨとハルも急かせる。

渋々着物を捲り上げて腰巻を見せる絹子に「着物も脱いで腰巻も取りなさい!着替えるからいらないわ!」

二人が着物の帯を解いて、素早く脱がせてしまう。

「歳の割には本当に奇麗な肌よね!」

直ぐに全裸にされて大きく足を広げられて、黒く短い毛が密集した股間を「ジョリ、ジョリ」と剃り上げられて頭も股間もつるつるの青光に仕上げられて、尼層の着物を着せられた絹子。

異なる部屋でも小夜が正代に剃り上げられて、尼層の着物に着替えさせられて、今夜の客の事を教えられていた。



千代の仕上げは時間を考えて最後に成っている。

全員が立ち合って仕上げに入ったのは、五時を既に過ぎていた。

それは予約が七時に成っていたので遅く成っていた。

遊郭は六時に開店するので、正子は店に既に向かっているが親分は見届ける為に残っている。

「千代!いよいよ初見せだな!奇麗に頭を剃って貰えよ!」

既に短い髪がごま塩の様に頭一面に生え始めている。

正代を筆頭にしず、キヨ、ハルの四人と源吉が残って準備に入った。

「千代の客は軍人のお偉いさんだ!お前の予想通り細田組は見捨てた様だな!」

「でしょう?だから私は諦めたのですよ!私の為に東京から大勢の子分が来る筈有りませんよ!」

「確かに!俺の読みは間違いだった!」

そう言って微笑むが「代わりに遊郭は繁盛間違いなしだ!」

「良かったですね!私も頑張りますわ!」と親分を喜ばせた。

最後の仕上げ

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千代の頭にシャボンが塗られて正代が「ジョリ、ジョリ」と短く生え始めた頭髪を剃り始めた。

しばらくして奇麗に剃り上げられて、美しい美尼が出来上がった。

「奇麗に剃れたわ!次は下の毛よ!着物も着替えるから全て脱いで頂戴!」

一瞬躊躇うが直ぐに帯を解き始める千代。

横では源吉が縄を隠し持っているが、千代には見えてない。

着物を脱ぐのを待っていた様に源吉が横から「縛らせて貰おうか?暴れられたら困るからな!」

驚きながら「暴れませんよ!」と言うが源吉は千代の腕を前にして手首を縛り始めた。

千代も暴れる事も無く身を任せて縛られるが、下の毛を剃る為に縛るのか?と思った時、しずが盆に小さな注射器を三本載せて持って来た。

それを見た千代が「その様な薬を使わなくても大丈夫ですよ!」

「そうだと思うが、お前は仕込み時間が少ないので普通では燃えないだろう?客に喜んで貰う為に打ってやろう!今日は飲み薬の代わりに確実な注射を選んだのだ!自分から求める程男は喜ぶからな!軍人の喜ぶ顔が目に浮かぶよ!」

「親分!それだけは許して下さい!何でも言う通りにしているじゃないですか?」

「それは充分判っているが、失敗が有ると今後に影響するからな!」

源吉が手首の縄を柱に縛って仰向けに寝かせると、素早く足首にも縄を結び付けた。

上から押さえ付ける様にハルが腰巻の紐を緩めると、素早く取り払う様に引っ張る。

「何故?親分!この様な事を!」

「別に信用してない訳ではないぞ!女郎として失敗しない様にする為だ!気持ちが良い様にしてやるのだ!喜べ!」

足首に結んだ縄を左右に大きく広げて、千代の股間を広げる。

既に短い陰毛が伸びて千代の刺青に陰りを与えている。

「奇麗な桜が良く見えないな!」親分が覗き込む。

縄の先を源吉が親分に右足を任せて、自分は左足を持つと盆に載せた注射器を持って股間に入る正代。

「何故?やめて下さい!」叫ぶ様に言う千代。

「うるさく言うと猿轡をするぞ!逆らっても無駄だ!お前が失敗しない為の用心だ!」

そう言うと二人が足を千代の頭の方に引っ張って持ち上げた。

千代の足が上に持ち上がって尻が天井向いてしまうと、正代が注射器を持って肛門を弄る。

「やめてーーーー」の声と同時に小さな注射器の先が肛門に突き刺さる。

「うぅ!」

「直ぐに終わるわ!」正代が注入を終わって抜き取る。

足を少し戻すと今度はもう一つの注射器を持って、今度は膣に注入する様だ。

「もう、やめてよ!」

「折角奇麗な墨を入れて貰っているのだ!客を喜ばせてやれ!」

左手で小陰唇を広げると直ぐに注射器の先を挿入して、一気に注入する正代。

「終わったわ!」

「必要無いのに!」怒る千代。

「今度はこの注射よ!この前は飲んだでしょう?今度はこれを打ってあげるわ!動かないでよ!」

「もういいわよ!」

「この薬は理性を失って雌に成れる成分が強いのよ!何も考えられずに唯燃えるわよ!初めての女郎の仕事だから変な事をして客を怒らせたら大変だからね!」

「そ、そんな薬は必要無いです!今の薬でも既に身体が暑く成ってきたわよ!」

「腕を押さえろ!」

「やめてーー」身体を押さえられて、伸び切った腕を押さえるとアルコールの綿で二の腕を消毒するキヨ。

直ぐに注射器の針が突き刺さると薬が注入されてしまった。

「さあ、大きく足を開いて奇麗に剃って貰って、桜の花びらを見せてね!」

「必要ないのに、、、、、」その言葉が力無く聞こえる。

足首の縄を横の柱に結び付けて、大きく開いた状態にすると千代の腰を持って浮かせると尻の下に座布団を丸めて放り込む。

「気分はどうだ?」覗き込んで尋ねる親分。

既に目に力が無くなっているのが直ぐに判った。

「、、、、、、、、」

「直ぐに効きますよ!もう我々の話も理解出来なく成って来たと思いますね!飲み薬より相当強いですからね!」

「それにしても見事な墨だ!これだけ足を開いても花びらが開かないからな!」

「交わる時に大きく開いて、雌蕊を出しますよ!興奮すると皮膚が広がりますからね!」

「確かに豆が大きく成れば陰核そのものが膨張するからな!今は本当に蕾に見える様だ!毛が邪魔で映えないがな!」

会話の最中にキヨがシャボンを泡立てて準備を始めていた。

蒸らす必要も無い程の陰毛だが、短い黒い毛がびっしりと生えている。

今交わるとちくちくと肌に突き刺さって、男は痛いだろうと思われる。

「奇麗に成ったら俺が一度その桜を拝ませて貰おうと思っているのだよ!だからこれから大いに燃えて貰う為に薬を使ったのだよ!明日からはもう俺はお前を抱かないからな!売り物に手を出すと良くないだろう?」

「、、、、、、だ、く」言葉が既に途切れる千代。

「薬が効いて来ましたね!始めましょうか?」

キヨが股間に入って刷毛にシャボンを浸けて、短い黒い陰毛に塗り始めた。

ハルが真鍮の洗面器にタオルを入れて、蒸す準備をしている。

必要無いがどれ程感じ易く成っているのか、確かめる為にする事にしているのだ。

下腹部を塗り込む時は殆ど反応が無かった千代が、恥丘から大陰唇に成ると狂った様に「ああーーだめーー感じる!」「あっ、あっ、あっいゃーだめー」と腰を浮かす様な仕草で声を次々発する。

シャボンの泡が肛門の方向には全く塗り込めない状況に変わった。

「マン汁を垂れ流して喜んでいるぞ!千代どうした?判らないのか?」そう言って勃起している乳首を指で摘まむ親分。

「ああー、いゃーーだめーー」

「親分蒸らしましょうか?」

「始めろ!終わりが無い程逝くと本番で使い物に成らんぞ!客がしらける!」

「正子さんの話では何度でも逝くらしいですよ!五時間以上効果が続く様です」

「男では考えられない事だな!」笑う親分。

色情狂

   68-049

「あぅ、あぅ、、うぅ、、うぅーーー」千代が大きく声を出す。

蒸しタオルを陰部に被せられて、割れ目を指で責められて声が止まらない。

「もう雌に成った様だな!千代どうしたのだ?」

「ああー、いゃーーだめーーそこは、、、、いゃーーかんじるーーー」

足を動かして素足の指先が伸び切る千代。

「そろそろいいわ!」正代が言うとキヨがタオルを陰部から取り除いた。

「気持ち良かった様ね!」キヨが尋ねる様に言うと頷く様な仕草をした千代。

ハルがシャボンを塗る為に股間に入ると、短い陰毛が下腹部に密集して生えている部分に刷毛で塗り始める。

「この伸び方なら三日に一度は剃る必要が有るわね!伸びが早いですね!」

「淫乱女はマン毛が伸びるのが早いって云うからな!」親分が着物を脱ぎ捨てて、褌も外し始める。

「千代!口を開けろ!」そう言いながら身体の上に跨る様に全裸で顔の近くに持って行く。

「頭を持ち上げて貰えるか?」

「親分まだ剃り始めてないのに、まだ使えませんよ!」

正代が急いで裸に成った親分に言う。

キヨが千代の頭を持ち上げると、口を少し開いて舌を出していきなり親分の男根を舐めようとした。

「おお!好きに成った様だぞ!」嬉しそうに男根を突き出した。

直ぐに咥えると舐め始める千代。

「ジョリ、ジョリ」と剃り始めると、咥えた男根の舐め方がゆっくりに変わるが、丁寧に成った様に見える。

親分は満足そうな顔に成って喜んでいる。

しかし中腰では限界が有るので、直ぐに「疲れた!」と言うと千代の口から男根を抜き取って横に退いた。

着物を羽織ると「美味かったか?」と千代に尋ねると舌を出して唇を舐める。

「こりゃ、完全に色情魔に成ってしまったぞ!」そう言って笑う。

「あっ、うぅ、あぅ、あっ、あっ!」刷毛が小陰唇から刺青の近くを這うと声が一気に変わってしまう。

「もの凄く敏感に成ってしまった様だわ!」

「これで殆ど喋らずにいきなり抱きつくだろう?」

「親分さんが抜いてしまうと、意外と大人しいかも知れませんよ!」

「それは駄目だ!余計な事を喋らなくても抱きつかなければ客は何も楽しみが無いだろう?話が真面に出来ない状況の女郎では値打ちが無い!」

「親分さんが抜く事は控えた方が、いきなり抱きついて甘える方が喜ぶでしょう?」

「そうだな!俺は口と手でお願いするか?」

「それが良いと思いますよ!じらされて男の元に行かせれば発情期の雌ですからね!」

その話の最中に「ジョリ、ジョリ」としずが恥丘を剃り始めた。

「いい、、、―ああーーだめーーかんじるーーー」

直ぐに刺青近くに剃刀が運ばれると、声がもう止まらない千代。

「あっ、うぅ、あぅ、あっ、あっ!」

「あっ、うぅ、あぅ、あっ、あっ!」

大陰唇を剃刀が滑ると、指で押し広げるので一層大きな声を発して口から涎が流れている。

「涎が流れ出したわ!上も下も締まりが無くなってしまったわ!」

「ジョリ、ジョリ」「ジョリ、ジョリ」

短い陰毛がしばらくして全て剃り落とされて、鮮やかな桜の花びらが開いて雌蕊が顔を出していた。

「おお!満開に成ったぞ!」

「完全に勃起していますね!」

「起こせ!もう一度生尺をして貰おう!」

両手の縄を解くと座布団を尻から引き抜いて、身体を起こすと親分が千代の顔の前に立った。

「わぁ!」と言うのと同時に手で持つと、直ぐに口に咥えて舐め始める。

その動きは早く親分も直ぐに直立不動状態に成った。

その時千代は自分の股間に親分の男根を持って行こうとするが、足は開かれて縛られているので思う様に成らない。

「いゃーだめー」

「どうしたのだ?」

「欲しいの、早く入れてーーーお願いーー」

今度は子供の様に怒り始めて、親分の男根を持って離さない。

「はやくーーーーーいれてーーー」

「おい、おい、これは困ったぞ!強く握って離さないぞ!」

親分の勃起力が弱く成ると、直ぐに口に咥えて元に戻してしまうが、大きく硬く成ると「いれてーーーはやくーー」と言い始める。

「これは困ったぞ!色情魔だな!」

「千代さん!布団に行きましょう?一度離して貰える?」

正代の言葉にようやく親分の男根を離す千代。

親分は急いで風呂場に消えた。

「着物を着て準備をしましょうか?」

「着物を着るの?」

「そうよ!軍人さんが待っているのよ!」

「ぐ、ぐんじ、、ん!隊長、、、、、」

「そうよ!陸軍の軍人さんの隊長さんよ!嬉しいでしょう?」

「う、う、いゃーーだめ、恥ずかしいわ!でも会いたい!抱いて貰いたい!」

「でしょう?軍人さんに抱いて貰う為にはこの着物に着替えましょう?」

足首の縄を緩めて外す源吉。

「田中陸軍隊長様!だいてーーーー」

「こりゃ、相当重症だわ!田中陸軍大臣に抱いて貰えると思っているのね!」

キヨが尼層の着物を持って広げながら言った。

「お爺さんだから、無理なのにね!」

「頭の中では軍人の一番偉い人に抱かれると思っているのよ!」

「この様な色情魔を見てきっと驚くわね!」

千代を立たせると、真っ赤な腰巻を身体に巻き付けて準備が始まった。

意外と大人しく「軍人さんに抱いて貰う!軍人さんに抱いて貰う!」と念仏の様に言いながら長襦袢を身に纏い準備が進んだ。

顔見世

  68-050

「いらっしゃいませ!本日はご予約ありがとうございました!」

正子が二人の軍人を迎え入れたのは六時過ぎだった。

部屋に案内させると奥に戻って「今の軍人さん!中尉と大尉さんだったわ!するとこの後来られる方は少佐?」

「女将さん初日から軍隊のお偉い人が来られるって、この店有名なのですね!」

話していると部屋に案内した女中が戻って来た。

「何処の軍隊?」正子が尋ねた。

「言葉は関東の言葉だった様です!」

「お酒は注文されたの?」

「はい!女と二人で飲むから二合を二本と肴を持って来る様に聞きました!」

「二人とも?」

「全く同じです!」

「絹子はどちらが?中尉?」

「大尉の方が絹子さんを指名されました!」

「階級が上なのに譲ったのかい?覗き見をしているの?」

「はい、二人は既に定位置に付きました!」

「変な会話とか、行動が有れば直ぐに連絡するのよ!若い者が大勢待機しているからね!」

「はい!」

遊郭の近辺には加納組の組員が数十人ずつ、別れて三組待機して何か起これば急行する準備が整っていた。

加納組以外にも遊郭全体を監視する為に、数十人の人が常に監視して別世界の様相だ。

本郷組の人達もまさか姐さんと娘が遊女に成って(極楽寺)で客を取っているとは考えてもいない。

店先には出ていないので、本郷の人が気付く筈も無い。



しばらくして女中が戻って来て「何か変わった事は有るか?」と正子が尋ねた。

「世間話をして飲んでいらっしゃいます!飲み終わったら一緒に風呂に入る話をされていました!」

「あの二人は何も出来ないからね!」

その話をしている時、千代が裏口から運ばれて来た。

「女将さん!薬が良く効いているので少し変です!」付いて来た正代が告げた。

「部屋に連れて行きなさい!もう直ぐ来られるわ!」

大きな柱時計を見て時間を確かめる正子。

千代は相変わらず独り言の様に「軍人さんに抱いて貰える!」「軍人さんに抱いて貰える!」と同じ言葉を繰り返す様に時々喋る。

「薬が効きすぎた様ね!客には説明するわ!」

部屋に連れて行かれた千代。

この(極楽寺)の高級な部屋には全て風呂が備え付けられていて、一番高価な部屋には半露天風呂に成っている。



「女将さん!偉い軍人さんがいらっしゃいました!」驚いた様に迎えに来た。

「少佐?」

「もっと上の人です!」

「年寄りの人なの?」

「そんなに年寄りではないですよ!四十歳位だと思いますよ!襟の星の数から見ると少将様だと思いますが?」

「えー少将?」声が裏返る正子。

それも四十歳位に見えるなら、超の付く出世に違いないと思う。

四十歳位なら遊びも盛んだろう?上客中の上客だ!そう思いながら玄関に急いで向かった。

玄関横の特別な客の待合、客間に行くと「この度は世話に成るぞ!お前が女将か?」いきなり尋ねられる。

「はい、私が(極楽寺)の女将をしています野田正子と申します!よろしくお願いします」

お辞儀をしながら見ると女中が言った通り少将だ。

「変わった趣向の遊郭を開店させたな!今夜は今後の接待等に使える店か見学に来た!よろしくな!」

「接待!」

「そうだ!日本の方は勿論の事外人も沢山来るので、少し変わった遊郭の方が喜ぶと思っている!」

「それは有難いですわ!是非今夜を契機に接待にお使い下さい!」

「今夜の子は初の様だが?」

「はい!この様な仕事も今夜が初めてで、実は事情がございまして実地の訓練が出来ていないのです!」

「今夜が初めて?実地経験が無い?」

「本当はまだ客の取れる段階では無いのですが、隊長さんのご希望で急遽今夜連れてまいりました!」

「それは興味の有る事だな!」

「ただご無礼が有っては困りますので、薬を使っていますので多少異常な行動に成るかと思いますが、お客様には喜ばれると思いますのでお許し下さい!」

「それはどの様な薬だ!」

「男が好きに成る薬で、他の事は一切考えませんのでご奉仕に徹すると思います!」

「それは男には嬉しい事だが、元に戻るのか?」

「はい!朝には殆ど普通に戻ると思われます。それからこの女郎には墨が入れて有りますので驚かれない様に、、、、」

「何!刺青が有るのか?」怖い顔で話を遮って尋ねる。

「墨と申しましても、或る部分に小さな桜の花びらが入れて有ります!」

「な,何故その様な無茶な事をした!」

「元々女郎に成る様な女ではございませんので、諦めさせるのと感じ易くする為です!その為、ようやく女郎として働ける様に成ったのです!その影響で仕込みが出来ていないので、今夜は失敗が有るかも知れませんのでお許し下さい!顔と身体は私が保証します!本当に素晴らしい女です!」

「、、、、、、そ、そうか楽しみだな!」一瞬言葉を失った隊長。

「きっとお気に入りの子だと思いますよ!感じ易くて、顔も身体も一級品ですからね!今回はまだ修行が不足していますが、次回お越しに成る時には完璧な女郎にしておきますよ!」自信を持って言う正子に圧倒される。

隊長と千代

 68-051

正子自ら隊長を案内して、千代の待つ特別室に向かった。

部屋に入ると千代は尼層の着物に頭巾姿で、窓の外をぼんやりと見ていた。

千代の姿を見てから正子は隊長を案内する事にしていた。

変な行動だと危険だから、警戒の為に下見に入ったのだ。

「隊長様!大丈夫ですのでお入り下さい!」

その声に部屋の前に待機していた隊長は襖を開けて部屋に入った。

「千代さん!隊長さんがお着きだよ!」

その声に窓の外を見ていた千代が振り返って隊長を確認すると、急に立ち上がって「鉄太郎さん!抱いてーーー」小走りに駆け寄るといきなり隊長に抱きついて、いきなり唇を求めた。

「これは、大変だわ!」引き離そうとする正子を静止させて「本当に狂っている様ですね!でも楽しいかも知れません!」微笑みながら抱き寄せた。

「そうですか?」正子は驚いて二人の様子を見る。

抱きついた千代の唇を隊長が優しく受け止めて、接吻が始まってしまう。

正子はその光景を遠慮気味に「それではお楽しみ下さい!」と小声で言うと部屋を出て行った。

隊長は手で追っ払う様な仕草をしている。

部屋を出ると、隣の覗き部屋に入って小声で「監視して、何か変な事が有れば直ぐに連絡しなさい!」と指示をした。



他の部屋の二人は風呂に入って、酒を飲み始めた様で楽しそうだとの連絡が正子の元に届いていた。

長い接吻の後「頭巾を外して見せてくれ!」隊長に言われてゆっくりと頭巾を外した千代。

「鉄太郎さん!早く抱いてーー」

「良く効く薬だな!」千代の態度に驚く隊長。



その頃正子の元に親分が電話をかけて来て「どうだ!店は?」

「勿論満室ですよ!朝まで予約が入っていますよ!」

「三人は?特に千代の様子はどうなのだ?」

「あの隊長は少将様だわ!」

「年寄りか?」

「それがまだ四十歳過ぎだと思うわ!」

「えっ、それなら超の付く出世だな!」

「名前は?」

「遊郭に遊びに来られた方に名前は聞けませんよ!」

「千代は鉄太郎さんって呼んでいましたが、男はみんな鉄太郎さんだと思うわ!」

「成る程!その隊長は気に入ったのか?」

「いきなり千代が鉄太郎さん抱いてと言って抱きついて接吻を長い間していた様ですよ!」

「完全な色情狂だな!その隊長も何も言わずに付き合ったのか?」

「色っぽくて、美人だから良かったのでしょう?」

「その後どうなったかだな?」

「あの調子なら直ぐに風呂でしょうね!」

「また連絡をする!千代が変な事を喋らないか監視を頼む!」

「何か聞かれたら軍人さんを襲うの?」

「何か不利な事を聞かれたら、闇討ちにする準備も整っている!誰に撃たれたか?判らないだろう?」

「暗殺ね!」

二人の電話が終わった頃、千代が「ここが燃えるの?助けて!」隊長の手を持って自分の股間に持って行く。

「燃えるのか?判った!風呂に入ろうか?」隊長が尋ねると、直ぐに大きく頷いて隊長の軍服のボタンを外し始める。

「本当に美しい頭だな?黒髪も奇麗だろうが?」そう言って撫でる。

上着を脱がせると躊躇いも無く、ズボンを脱がし始めるが思わず股間を触って、笑みを浮かべて隊長の顔を見上げた。

覗き見をしている女中は生唾を飲みながら、これから起こる事に興奮をしている。

ズボンを脱がせると「私も脱がせてーー」甘える千代。

何も抵抗なく尼層の着物を脱がせ始める隊長。

正子に聞いた刺青が何処に入っているのか?が一番心配に成る。

長襦袢は白で腰巻が真赤なので、僧衣を脱ぐと千代の姿は異常に色っぽく見えた。

千代は隊長の右手を持って直ぐに自分の胸を触らせる様にした。

「あっ、うれしい!」

隊長の手に力が入ると、直ぐに興奮する千代。

薬の影響だと判っていても誘われる隊長の気分は悪くは無い様に見える。

覗き見の女中はこの状況を報告の為に、隠し部屋を出て正子の元に向かった。

「何も変な事は有りません!千代が軍人を求めて軍人もその行動を喜んでいる様です!今から風呂に入りますので報告に来ました!」

「風呂はあの部屋からは見えないからね!しばらくしてから戻って頂戴!千代の墨は普通では見えないからね!尼は気に入った様ですよ!黒髪も奇麗だろうが、坊主も素敵だとか言いました!」

「黒髪?千代を知っているの?」

「違います!黒髪も奇麗だっただろう?でした!」

「そうよね!千代を知っていたら大変よ!千代って呼んでいるの?」

「呼んでいません!」

「千代だけが鉄太郎さんって何度も呼んでいます!」

「千代には男は全員鉄太郎だからね!薬が効いているから見分けが出来ないのよ!」



その頃、二人は露天風呂に入って「奇麗に剃られたものだな!」股間を見て言う。

「鉄太郎さん!早く抱いて!」そう言って風呂の中で抱きつく千代。

「墨が入っていると聞いたのだが、何処に入っているのですか?」

すると千代が風呂の中で立ち上がって、風呂桶の中の自分の陰部を指さして「ここ!」と言った。

「えー」驚く隊長は千代の陰部に手を伸ばす。

「交わらないと見えないのか?」隊長が尋ねると小さく頷く。

そして湯船に浸かり、隊長の男根を掴んで「早く入れてーーー」とせがんだ。

宴の始まり

  68-052

この様な薬が存在している事に驚きながら「判ったぞ!風呂にもう少し居てからな!」

そう言うといきなり隊長の胸板に口を付ける千代。

ぼんやりとした頭で何かを訴え様としているのだが、千代の思考能力を阻害している。



しばらくして監視の女中が戻って来た時、二人が丁度風呂から上がって部屋に入って来た。

その光景に目を疑う女中。

隊長が千代を腕に抱っこして風呂から戻って来て、布団の上にゆっくりと降ろしたのだ。

(凄い!馴れ馴れしいわね!風呂で既にしたの?)女中がそう思って見ている。

「早く見てーー」

布団の上に降ろされると大きく足を広げる千代。

(わぁー大胆!)

「みてーーー」千代が挑発をすると、隊長は物珍しさも手伝って顔を近づけた。

「舐めて欲しいの?鉄太郎さん!」

(また鉄太郎だって!)

股間に顔を埋めると長い舌をだして、ぺろりと陰核を舐める隊長。

「いゃーん!もっと!」

両手で女陰を開く様にして「ちゅーちゅー」と音がすると「ああー、いゃーーだめーー」仰け反る青い頭。

一気に恍惚の表情に変わる千代。

(なによ!この二人の呼吸はぴったりだわ!安心して身を任せているわ?相性が良いの?違うわね!薬の影響で燃えてしまっているのね!)

女中は生唾を飲みながらも、喉が枯れる程興奮している。

「桜の花びら?雌蕊が、、、、これは素晴らしい!」隊長は舐めるのを止めて、剥き出されて来た鬼頭と墨の美しさに見とれた。

「この様な場所に、墨をいれるなんて、、、、、」驚きと同時に怒りも同時に沸いた。

「いれてーーーはやくーー」

千代が動きの止まった隊長に急かせる。

顔を上げると千代の腰を引き寄せると、既に勃起している男根を千代の墨にの部分に擦り付けた。

「ああーーううぅうぅーーーああーー」

「いれてーー」

「はやくーー」

求める千代の膣口から愛液が流れ出ているのを隊長は感じながら、男根を滑り込ませる。

「ああーーいいーーいいーーおくへーーついてーーー」

完全に薬の影響なのか、墨の影響なのか?判らないが、求める千代の言葉に乗って体重を腰に移動させると、奥に滑り込む男根。

その動きに合わせて大きく仰け反って、千代の首が弦の様に伸びている。

「いい、、、―ああーーだめーーかんじるーーー」

「いいわ、いいわ、、、鉄太郎さん!うれしいーーもっとついてーーー」

(完全に淫乱女だわ!でも初めて会ったと思えないわね!)

覗き見をしながら興奮している女中。



腰に力を入れて動かし始めると。千代は布団を握りしめて嗚咽の連続に成る。

「ああーーいいーーいいーーおくへーーもっと、ついてーー」

「ああーああーーいいーいいーーああーああーー」

自分から腰を動かし始めたのはその声が大きく成った時だった。

隊長と呼吸を合わせる様に動き始めた千代の腰。

「ああーああーーいいーいいーーああーああーー」

「ああー、い、いく、いきそうーーー」

しばらく同じ動きの後、千代の方が逝きそうに成った様で、仰け反る大きなが鋭く成った。

「ああーーーああーーーーだめーーーいくーーーーーーー」

「うぅ」隊長も一言口走ると千代の胸の顔を埋めた。

男根を抜いた気配が無いと、女中が感じていた。

(えっ、中出し!妊娠するわよ!そうか、薬でその様な事を考える力が無かったか?)

慌てて覗き部屋を出ると「女将さん!」と奥に走って行った。



「あの隊長さん!中出ししてしまったわ!」

「えっ、千代は考えられない身体だから、隊長さんに言うのを忘れていたわ!」

正子は自分の失敗だと思った。

少将の地位と上手に千代と合うか?の心配をしていて完全に忘れたと思った。

「もし、妊娠したら堕すしかないわね!今頃言うのも変だし!」

正子は諦める事にして、運任せだと考える事にした。

どうやら千代が気に入られて、今後も来て貰えるし接待に使われる事が決まったと思っていた。



その連絡はしばらくしてから直ぐに親分に電話で伝える。

「何事もなかった様だな!妊娠はどうにでも成る!千代を気に入ったか!」

「はい、今酒の注文が有りました!」

「千代はまだ何も話せないだろう?」

「少し休めばまた求めると思いますよ!」

「酒の相手には成らないだろう?」

「多分無理だと思いますよ!」



酒と肴が運ばれた時、千代は布団の中で眠っていた。

「酒の相手は無理の様だ!疲れて寝ている!」

隊長は女中にそう言って机に置いて、自分は手酌で飲むと言った。



別の部屋の二人は逆に、酒を飲んでから抱いていた。

二人の女は自分達の事は一切喋らずに、軍人に身体を任せていた。

既に二人は諦めて、遊郭で働く事に心が決まっていたのだ。

軍人達は覗き部屋から監視されている事を、既に知っているのだが口には出さない。



親分は今夜の(極楽寺)の開店が大成功に成ったと、大喜びで祝杯を挙げる為に幹部と酒盛りを始めていた。

新たな世界

  68-053

しばらくして目覚めた千代は再び隊長に身体を委ねて、二回目の絶頂を迎えると満足したのか、その後は安眠状態に成った。

隊長ももう一度湯船に浸かると、その後は眠り始めた。

覗き見の女中も今夜はこれで何事も無いだろうと、その場を離れて正子に報告に向かった。

正子は朝目覚めると薬の効果が切れるので、早朝から見張りを始める様に指示をした。

「あの二人の相性の良さに見ている私が疲れてしまいました!二度目は体位を変えて延々としていました!ふぅー」と溜息を吐いて自分の部屋に戻って行った。

その話を聞いて正子は最後の報告だと親分に電話をした。

親分は既に酔っ払って上機嫌で「大当たりだな!明日も満員御礼らしいな!」

「はい、千代以外は全て予約が入りました!」

正子も女将として素晴らしい初日が無事終わったと喜んだ。



「千代!千代!起きて!」千代の耳元で囁く様に起こす隊長。

「うぅ、どうしたの?」目むそうな顔で横に顔を向ける千代。

既に軍服を着て凛々しい姿の隊長を見た。

「鉄太郎さん!」

「正気に戻った様だな!ここから出るぞ!着物を着なさい!」

「ごめんなさい!この様な姿に成ってしまって、、、、、」

「話は後にしなさい!軍隊が遊郭の外に来ている!」

「は、はい!」千代は起き上がると自分が全裸だと、慌てて尼層の着物を身に着ける。

一方、加納親分の自宅にも憲兵隊が大勢集まって、時間を合わせる様に準備に入っていた。



時計を見ながら千代の着替えを待っていると、近くの部屋から中尉がやって来て「隊長!我々の準備は完了しました!」と告げた。

「もう直ぐに遊郭に突入の時間だ!三人を無事連れ出してくれ!客と遊女は一か所に集めて、予定通り店の関係者と輩は逮捕!」

「はい!」

話していると千代が尼層の着物に頭巾を着けて準備が終わった。

その時店の周りが明るく成って、騒がしく人の気配が大きく成って来た。

「憲兵だ!」「何事だ!」各所で驚きの声と寝巻姿の男が飛び出してきた。

「お客の方々は一階の広間に集まって下さい!」中尉が大きな声で誘導する。

「加納組の関係者は、拉致監禁、暴行、殺人等の罪で全員逮捕しろ!」

既に店の外の加納組の連中は殆どが憲兵に身柄を捕獲されていた。

「何?なの?私達が何をしたのよ!」寝起きを踏み込まれて次々と女達も捕獲される。

「田中隊長!遊郭の中、外の加納組は殆ど捕獲が終わりました!」

大きな声で報告をする憲兵の声に、正子が「たなか、、、、、」と驚きの言葉を発した時、憲兵が正子の部屋に踏み込み「野田正子だな!監禁罪で逮捕する!」と手錠を素早くされて、身柄を拘束された。

「客で来ていた人が憲兵隊の隊長なの?」

「そうだ!田中鉄太郎少将だ!」

「て、つ、た、ろう!」

「そうだ!田中陸軍大臣のご子息だ!直々の捕り物だ!」

「ほ、んもの、、、、、鉄太郎、、、」独り言の様に言って連行される正子。

他の女達も次々逮捕されて連行される。



一方の加納親分も子分の抵抗も戦車に竹槍状態で、早朝の影響も有り簡単に全員が逮捕された。

神戸の街が朝から、加納組逮捕の話一色に成った。

連行された場所には本郷組の今泉を筆頭に三人が事情聴取に来ていた。

東京からも細田組長と若頭の大塚が来て証言をしたが、持って来たのは千代の長い髪の毛だけだった。

誰も千代には事情を聞く事は無い。

本郷母娘には憲兵の取り調べが有り、詳しい経緯を話していた。

「千代さんは?」絹子が尋ねると「その様な女は居なかったが?」と惚ける。

加納親分は夏木達と一緒に逮捕されて、茫然として「何をした罪だ!」と元気なく言う。

だが憲兵の力は非常に強く、睨まれただけで生活出来ない時代だ。

「田中隊長はお前達を銃殺刑に処すると言われているが、何か申し開きが有るか?」

「田、田中隊長?」

「そうだ!今回の事件は田中鉄太郎少将自らが調査をされて、わざわざ出向かれたのだ!」

「えー、田中鉄太郎少将?」

この言葉でようやく加納親分は、細田組長の話した千代の結婚相手だと理解した。

項垂れて自分の命が終わりを告げる事を自覚した。

確かに雲の上の人の奥さんを凌辱して、墨まで入れてしまった現実は許される筈がない事は明白だった。



一方千代は正気に戻って鉄太郎に、結婚出来ない身体に成ってしまいましたと詫びていた。

薬の影響とは言え、破廉恥な行為をした事を恥じていた。

だが鉄太郎は「私も再婚の身だ!それに千代さんの様な人にはもう二度と会えないと思う!結婚して欲しい!」と改めて求婚していた。

「でも女郎まで身を落とし、頭は坊主で墨まで入っている身で無理です!」

強く断る千代。

「昨夜の千代さんに改めて私は惚れたのです!墨は美しく!過去に無い興奮を感じました!髪は伸びます!結婚して下さい!」

「そんな、、、、、、」

「ひとつお願いが有ります!」

「どの様な事ですか?」

「いつも桜の花びらを見たいので、私に剃らせて下さい!」

「えっ、鉄太郎さんが、、、、、、」

新しい世界に目覚めてしまった二人は、今までと異なる性生活を送る事に成った。



二週間後、東京に戻った千代は箱根の温泉に鉄太郎と向かった。

早速「桜の花びらが見たい」と口走る鉄太郎。

新しい二人の生活が始まる時に成った。

数か月後、千代はあの遊郭で身籠った女の子を産む事に成ったのだった。



                          完



                      2021,03,19

遊廓の宴

遊廓の宴

  • 小説
  • 長編
  • 時代・歴史
  • 成人向け
  • 強い性的表現
更新日
登録日
2021-01-24

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  1. 大恥
  2. 喪服の美女
  3. 捺印の謎
  4. 座敷牢
  5. 絹子の股間
  6. 絹子の剃毛!上
  7. 絹子の剃毛!下
  8. 極楽寺
  9. 小夜の剃髪①
  10. 小夜の剃髪②
  11. 小夜の剃髪③
  12. 喪服を脱がす!
  13. 仰け反る小夜
  14. 敏感肌
  15. 小夜の愛液
  16. 剃毛で逝く
  17. 小夜喪失
  18. 突き上げられて
  19. 浣腸へ
  20. 裏取引
  21. 空を切る
  22. 千代囚われる
  23. 吊るされた千代
  24. 騎馬に乗る7
  25. 切り裂かれた
  26. 花芸
  27. 最後の抵抗
  28. 雌に成る!
  29. ハッカ液
  30. 剃毛遊戯
  31. 口走る名前
  32. 千代の女陰
  33. 連続逝き地獄
  34. 額縁の陰部
  35. 撮影
  36. 緊縛写真
  37. 新たな試練
  38. 浣腸遊戯
  39. 糞射
  40. 刈り取られる髪
  41. 刻まれた刻印
  42. 陰核切除
  43. 諦めと決断
  44. 暗黙の伝言
  45. すごい技
  46. 開店前
  47. 最後の仕上げ
  48. 色情狂
  49. 顔見世
  50. 隊長と千代
  51. 宴の始まり
  52. 新たな世界