烙印 渡逢 遥 淡々とからだに流しこまれるそれの味をもう感じられなくなったすべてを信じるということは何一つ信じていないのと同じだおまえは鋳型失格だそう囁かれた時私は幸福だったこの穿たれた器を使いこなせるのは私だけだ 烙印