見ないで

暁烏さん。

見ないで

うねる明朝体に全身を這われる気色悪さ。ナイトクローラー。どうして単語で構成されてしまったのか。言語に浸食されてしまえば、気がくるって、やだよね。星にきらめかれて夜、消失を拒めばきみも星になる。星に、なったって思いこめばいい。死にたい低音。首がもげたきみは、とっとと夜明けに消されちまえ。
暁はメシアで満たされて。
それでも地球は回る回る。ほどけた指ばっかり擦り付けてくるんじゃないよまったく。眠れるきみに消しゴムを。やがて凡庸が焼きついて、アスタリスクで満開の冬。おてて合わせてしのんでも、上辺ばっかり削っても底辺ばかり媚び諂っても、むかつく衝動が国語をけなさない。見ないで。弱いから。

見ないで

見ないで

ナイトクローラー。

  • 小説
  • 掌編
  • 青春
  • 全年齢対象
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