【超短編小説】スリッパ

六井 象

 一人暮らしなのに、気づくとトイレのスリッパの位置が変わっている。ドアの前につま先を向こうに向けて脱いだはずが、便器のすぐ傍でつま先がこちらを向いている。まるで誰かが便器から出てくるのを待っているみたいだ。

【超短編小説】スリッパ

【超短編小説】スリッパ

  • 小説
  • 掌編
  • 全年齢対象
更新日
登録日 2021-01-13

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